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Instagramショッピング機能の導入方法・活用ガイド

Instagramには商品をタグ付けしたり、ユーザーがオンラインショップに簡単にアクセスできるショッピング機能があります。ショッピング機能は売上アップに直接影響する機能ですので、その導入・活用方法を解説します。

カテゴリ: Instagram

Instagramには、写真に掲載されている商品名のタグから商品購入画面に移動できたり、公式アカウントからオンラインショップへすぐにアクセスできる「ショッピング機能(Shop Now)」が備わっています。 商品の動線が設置

ユーザーが商品を欲しいと思った時、すぐに購入画面やオンラインショップにアクセスできるので、認知から購入までをシームレスに繋げられ、直接的に売り上げを伸ばせるというメリットがあります。

しかし、自社のInstagramにショッピング機能を追加するためには、ビジネスアカウントへの変更や、Facebookアカウントが必要になります。 手順が少し複雑なので、ショッピング機能導入方法をわかりやすく解説します。

Instagramのショッピング機能とは

ショッピング機能とは、各投稿からそこに写っている商品詳細を確認、購入できる仕組みです。

Instagramの投稿がお店のショーウィンドウのような扱いになるので、ユーザーは気に入った商品をすぐにその場で購入することができます。

商品の認知から購入まで一気に促すことが可能なので、直接的な売り上げに貢献するツールとして、様々な企業が導入しています。

一つの画像ごとに最大五つの商品、またはカルーセルごとに最大20個の商品をタグ付けすることができます。

さらに、タグにはフィルターやキャプションが追加可能です。 ショッピング機能は通常の写真・動画投稿だけでなく、ストーリーズでも使用できます。

Instagramにショッピング機能を導入するために必要な5つの要件

Instagramにショッピング機能を導入するためには、以下5つの要件があります。

①自社ビジネスがFacebookの提供者契約とコマースポリシーに準拠している ②Instagramのビジネスプロフィールがある ③Facebookページがリンクされている ④有形商品を販売している ⑤InstagramのビジネスプロフィールがFacebookカタログにリンクされている

上記のことは、Instagramのヘルプページに記載されています。 【Instagramショッピングのビジネス承認要件 | Instagramヘルプセンター】

5つの要件がクリアされると、ショッピング機能を追加できるかどうか審査されます。審査が通れば、インスタグラムからお知らせが届くので、順次設定します。

したがってまずは、以下のことが必要です。 ・Instagramのアカウントをビジネスアカウントに変更する ・自社のFacebookページを用意する ・InstagramのビジネスアカウントとFacebookページを紐付ける

Instagramのアカウントをビジネスアカウントに切り替える

ビジネスアカウントとは、企業などがビジネスのためにInstagramを運営するときに活用できるアカウントのことです。

ビジネスアカウントに切り替えると、自社の電話番号・メールアドレスや位置情報を掲載できる「ビジネスプロフィール」や、投稿のリーチ数やインプレッション数、保存数などのインサイトデータを取得できる「インサイト機能」を利用できます。

Instagramのアカウントをビジネスアカウントに切り替える方法

自社のアカウント管理画面を表示し、右上にある三本線をタップし、「設定」の画面を表示させます。

右上をクリック

「アカウント」をクリックし、「プロアカウントに切り替える」をタップ。

適切な「アカウントタイプ」をタップし、ビジネスのカテゴリを選択。 電話番号や住所を入力すれば完了です。

ビジネスアカウントの詳しい切り替え方法は以下の記事でも解説していますので、参考にして見てください。 【Instagramビジネスアカウントの機能と活用方法(基礎から実践まで)】

Facebookページを作成する

Facebookページとは、個人アカウントとは別に作成できるFacebook内のページです。複数人で管理できる、ビジネス向けの機能が揃っているなどの特徴があります。

FacebookページはInstagramビジネスアカウントやInstagram広告を利用する時に必要です。

Facebookページを作成する方法

まず、以下のページにアクセスします。 【ページを作成】 https://www.facebook.com/pages/creation/ ビジネスまたはブランド」あるいは「コミュニティまたは公人・著名人」のどちらかを選択し、「スタート」をクリック。

ページの名前、カテゴリを設定します。設定したらプロフィール写真をアップロードし、写真を選択します。 「カバー写真をアップロード」をクリックし、写真を選択し完了です。

facebookページに自社商品を登録する

Instagramにショッピング機能を導入するには、作成したFacebookページにショップセクションを追加してカタログを作成する必要があります。 カタログの作成手順は以下の通りです。

Facebookページの左上をクリックし、「アセット」→「カタログ」をクリック。

最も近いビジネスのカテゴリーを選択し、「次へ」をクリック。

カタログの設定画面が表示されます。 「商品情報をアップロードする」でアイテムを追加することができます。 最後にカタログの名前を入力し、「作成」をクリックすれば完了です。

InstagramビジネスアカウントをFacebookページに紐付ける

Facebookの「カタログマネージャ」画面を表示させます。 カタログマネージャ画面から、Instagramビジネスアカウントにリンクさせるカタログを選択し、「利用方法」ページを開きます。

利用方法ページで「Instagramショッピング」→「プロフィールをリンク」→「新しいInstagramビジネスプロフィールを追加する」をクリック。 ビジネスアカウントにログインすることで紐つけることができます。

FacebookページとInstagramのビジネスアカウントを紐付けることができると、ショッピング機能を追加できるかどうかの審査が行われます。 審査には数日かかりますが、審査が通ると、Instagramのオプションのビジネスからショッピングができるようになります。

ショッピング機能を導入する方法

Instagramで自社商品の写真をアップし、キャプション編集画面まで進みます。 「製品をタグ付け」をタップし、タグ付けする製品を選択します。

その後、シェアするだけで画面に商品のタグが追加されます。 タグの位置はドラッグして変更することも可能です。 タグは通常の投稿だけでなく、ストーリーズにも設定することができます。

ショッピング機能を追加すると、アカウントのプロフィールページに「ショップ」ボタンが追加され、ショッピングタグを設定した投稿を確認できます。

ショッピング機能と併用して活用すべき「インサイト機能」

Instagramのビジネスアカウントには、インサイト機能があります。

インサイト機能とは、Instagramが公式に提供している分析ツールのことを指し、フォロワーの年齢、性別、地域などのデータや、それぞれの投稿に対してどのような時間帯でアクションが起きているかを知り、分析することができます。

人気投稿のデータを抽出して背景を分析すれば、エンゲージメントを高める方法が見えてきますので、商品戦略に活かすことが可能です。

インサイト機能で分かること

投稿のインサイト

投稿のプレビュー画面にある「インサイトを見る」をクリックすると、簡易的なインサイトが見られます。 簡易的なインサイトでは以下の項目が確認可能です。 ・いいねの数 ・コメントの数 ・投稿をしおり(保存済み)に登録したアカウント数

さらに、その表示を上にスライドすると、詳細なインサイトを見ることができます。 詳細なインサイトは、項目が「アクション」「発見」に分かれています。 「アクション」では以下の項目が確認できます。 ・プロフィールが閲覧された回数 ・投稿を見たユニークアカウント数

「発見」では以下のことが確認できます。 ・フォロワーではないアカウントの数 ・インプレッション数 ・ホームボタンを表示した時に表示されるフィード ・ハッシュタグを検索した時に表示される一覧 ・検索をタップした時に表示されるおすすめ一覧 ・プロフィールで表示される一覧 ・スポットで検索した時に表示される一覧 ・その他: ・ダイレクトメッセージでシェアされた投稿

ストーリーズのインサイト

ストーリーズの画面には既読人数だけが表示されますが、上にスライドすると、閲覧した人のプロフィール名が確認できます。 プロフィール名の「×」をおすと、そのユーザーにそれ以降のストーリーズ非表示になります。

また、閲覧者を確認できる画面のグラフのアイコンをおすと、 ・アカウント全般のインサイト ・ストーリーズが再生された回数 ・ストーリーズを見たユニークアカウント数 ・ストーリーズの[メッセージを送信]を使ってメッセージが送信された回数  などを確認できます。

インサイト機能を活用することでユーザー分析ができる

上記のようにインサイト機能を活用することで、投稿を見てどのくらいのユーザーが購買行動をおこなったのか効果測定をおこなうことができます。

また、どんな年代・性別・地域のユーザーにチェックされているのか調べることもできるので、マーケティングにも活かせます。

ぜひ、ショッピング機能を導入するだけでなく、インサイト機能も合わせて活用してみてください。

まとめ

Instagramのショッピング機能はユーザーが欲しいと思った瞬間に商品を購入できる仕組みを作れるので、売り上げにも直接的に関わる機能です。

Instagramのユーザー数はどんどん増えているので、商品を販売する場としてますますInstagramは欠かせないものとなるでしょう。

今回は、Instagramのシッピング機能の導入方法を詳しく解説したので、ぜひ、Instagramを使用している企業はショッピング機能を導入してみてください。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。ご意見・ご要望などございましたら、
以下のフォームよりお問い合わせを受けつけておりますので、よろしければご利用ください。

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