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Instagramハッシュタグのビジネス活用方法(基本操作・キーワード選定・キャンペーン作成)

自社のInstagramアカウントへの流入を集めたり、アカウントをマーケティングに活用するにはハッシュタグの利用が必要不可欠です。Instagramで投稿を拡散したり、ユーザーへリーチしたりするにはどうハッシュタグをつければ良いのか。今回はその方法を解説します。

カテゴリ: Instagram

SNSには、ハッシュタグという「投稿をキーワードでカテゴライズして検索されやすくする」機能があります。投稿を拡散させ多くの人に見てもらうためには、ハッシュタグの使い方が非常に重要です。

FacebookやTwitterなど数あるSNSの中でもInstagramはハッシュタグの重要度が高いサービスです。

・商品やサービスを紹介した投稿を拡散させたい ・Instagramを使用しているユーザーへリーチしたい といった際、写真を投稿するだけでなく、ハッシュタグを効果的に活用していくことが欠かせません。

しかし、ハッシュタグをつけても効果が表れず悩んでいる方もいると思います。 実は、Instagram初心者やSNSマーケティングに関わった経験がない方がInstagramを運用している場合、ハッシュタグの付けた方がうまくいっていないケースが考えられます。

Instagramで投稿を拡散したり、ユーザーへリーチしたりするにはどうハッシュタグをつければ良いのか。今回はその方法を解説します。

ハッシュタグとは何か

そもそも、ハッシュタグとは、投稿をキーワードでカテゴライズするタグで、以下の画像のように半角のシャープ(#)と文字列のスタイルで表されます。

画像引用:https://www.instagram.com/p/B5Oi5uOozUy/ Instagramでは、写真をただ投稿するよりもハッシュタグを付けて投稿する方がより多くの人に投稿を見てもらいやすくなります。 その理由は、ユーザーの行動にあります。

ハッシュタグがあることでユーザーに投稿を知ってもらえる

投稿を見る側は以下のようにハッシュタグを使っています。

●知りたい情報や気になる投稿を探す際にハッシュタグで検索する Instagramでは投稿を探す際、ハッシュタグが使われます。 例えば、Instagramで新宿のカフェを探したいときユーザーは 「#新宿カフェ」 と検索窓に入れて投稿を探しています。

●ハッシュタグをフォローして定期的にそのタグのついた投稿を見ている Instagramでは、特定のユーザーだけでなくハッシュタグそのものをフォローすることができます。ハッシュタグをフォローすると、そのハッシュタグが付いた投稿が定期的にタイムラインに流れます。

このように、ユーザーは投稿を見たり、探したりするときにハッシュタグを使っています。したがって、投稿を拡散させたいならば、ハッシュタグをつけることは欠かせません。

【企業向け】効果的なハッシュタグの付け方

投稿にハッシュタグをつけるには

ハッシュタグは、写真を加工した後に出てくる「キャプションを書く」の部分で付けることができます。

「#」を入力しキーワードを入れるとキーワード候補が出てくるので、適切なものを選択します。 ハッシュタグをつける際の基本的な注意点としては、以下の3つがあります。

「#」は半角であること複数のハッシュタグを並べる際は前後にスペースをあけること記号や句読点、スペースは使用できないこと

効果的なハッシュタグをつけるときのポイント

ハッシュタグは10個以上つける

Instagramでは最大30個のハッシュタグをつけることができます。

投稿に付けるハッシュタグの数が多ければ、それだけ大勢のユーザーにリーチすることが可能になります。 より投稿を拡散させたいのならば、できるだけ多くハッシュタグを付けるのが望ましいです。

ただし、投稿と関係のないハッシュタグを付けても効果は見込めませんので、投稿内容や自社の商品・サービスと関係があるハッシュタグや、ユーザーが検索すると予想されるハッシュタグを付けましょう。

画像引用:https://www.instagram.com/p/B4USbFYhgoG/

例えば、上記の投稿であれば商品名やブランド名、会社名だけでなく、リップを買うと考えられる人が検索すると予想される「#敏感肌 #リップケア #唇ケア #リップ #肌荒れ #乾燥 #コスメ」といったハッシュタグが付けられています。

このように、リーチしたいユーザーがどのように検索するか考えて、ハッシュタグを付けると効果が高まります。

ビッグワード以外のハッシュタグも活用する

ハッシュタグは投稿数によってそれぞれ、「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」の3つに分類することができます。 明確な基準はありませんが、多くのユーザーに投稿されているものがビックワード、投稿数が少ないものをスモールワード、2つの中間くらいの投稿数のものがミドルワードとなっています。

ハッシュタグを設定する際、ビッグワードばかりを付けてしまうと、 ・投稿数が多いため、すぐに埋もれてしまう ・効果につながる可能性のあるユーザーにリーチしにくい といったことが生じてしまいます。

例えば、東京にあるレストランがお店の写真を投稿した際 「#ランチ」というハッシュタグを付けても、「ランチのお店を探している人」にリーチはできても「東京でランチのお店を探している人」にリーチはしにくくなります。

したがって、「#東京ランチ」や料理のジャンルといった、より具体的なハッシュタグであるミドルワードや、店名や料理名などをハッシュタグにしたスモールワードを同時に設定することで、より自社やサービス、商品への関心を持ってもらえる可能性があるユーザーにリーチすることができます。

ターゲットのコミュニティ・属性にアプローチできるハッシュタグを使う

ハッシュタグの中には、 「#〇〇部」 「#〇〇好きと繋がりたい」 といったコミュニティ力が高いハッシュタグがあります。 このようなハッシュタグをフォローしているユーザーはそのテーマや話題、トピックに一定の関心を持っています。コミュニティ力が高いハッシュタグを付けることで、サービスや商品に関心を持ちやすいユーザーにアプローチすることができます。

Instagramのハッシュタグを活用したキャンペーン

ハッシュタグキャンペーンとは

ハッシュタグは投稿を拡散したり、検索からの流入数を増やしたりするためでなく、企業のキャンペーンにも活用されることがあります。 ハッシュタグを活用したキャンペーンをハッシュタグキャンペーンといい、SNSマーケティングの戦略としてさまざまな企業でおこなわれています。

ハッシュタグキャンペーンの流れ

Instagramのハッシュタグキャンペーンは、企業が指定したハッシュタグと写真に付けて投稿してもらうものがほとんどです。 ユーザーは企業が指定した写真にキャンペーンのハッシュタグを付けるだけで応募することができます。

ハッシュタグキャンペーンのメリット

認知拡大が期待できる

ハッシュタグキャンペーンがハガキやネットによる応募形式のキャンペーンと異なるのは「誰がどんなキャンペーンに応募したのか他のユーザーにわかること」。 したがって、キャンペーンのハッシュタグを付けた投稿してもらうことで、応募したユーザーをフォローしている他のユーザーにも、キャンペーンや自社のことを認知させることが期待できます。

ブランディング効果が期待できる

例えば、A社が「#国産野菜カレー」というハッシュタグでキャンペーンをおこなった際、キャンペーンに参加するユーザーは、企業が指定した「#国産野菜カレー」というハッシュタグでカレーやカレーに関係する写真を投稿します。

キャンペーンの参加者が多ければ多いほど、「#国産野菜カレー」の検索結果にはA社に関連する投稿が表示されるため、「国産野菜カレー=A社」というイメージを、A社を知らないユーザーに印象つけることができます。

したがって、キャンペーンをおこなうことで、ユーザーの投稿を活用したブランディング効果が期待できます。

キャンペーンをおこなうコツ

ハッシュタグは固有のものにする

ハッシュタグキャンペーンでは、指定したハッシュタグでの投稿の中から当選者を選びダイレクトメッセージで連絡するという流れになります。

したがって、キャンペーンに参加していない人が使ってしまうようなハッシュタグを設定すると、応募していないユーザーが抽選してしまう可能性もあります。 ハッシュタグを指定する際は、

キャンペーンやブランド固有のものを設定するようにしましょう。

ユーザーが投稿したいと思えるタグを設定する

ハッシュタグキャンペーンは、ユーザーが自分の投稿のハッシュタグの1つとしてキャンペーンのハッシュタグを付ける形になります。

そのため、ユーザーに付けたいと思ってもらえるようなハッシュタグであることが重要です。 ハッシュタグとして表記ゆれが起こりにくいか、投稿するときに付けにくいものではないかなどが重要になります。

ハッシュタグキャンペーンの成功事例

具体的にどのようなハッシュタグキャンペーンがおこなわれたのか、効果の高かった事例をご紹介します。

『ポカリ、のまなきゃ。』夏のおでかけは気をつけて!キャンペーン/大塚製薬

画像引用:https://www.instagram.com/p/BjyWbbqANun/

「ポカリスエット」を製造販売する大塚製薬がおこなったキャンペーン。

写真・動画のテーマを指定し(2018年度は「笑顔でおでかけ」)、その投稿に「#ポカリ、のまなきゃ」や「ポカリ、たべなきゃ」というハッシュタグをつけて投稿すると、抽選でオリジナルグッズがプレゼントされるという内容でした。

本キャンペーンでは、投稿数に応じて当選者も増えていくという面白い取り組みがなされ、最終的に「#ポカリ、のまなきゃ」や「ポカリ、たべなきゃ」というハッシュタグで3000以上の投稿がされました。

「当選者増加」という取り組みをおこなうことでより応募者を増やし、自社の商品が夏のお出かけや水分補給には欠かせないというブランディングにつなげた事例です。

#スターバックスチョコタイムキャンペーン/スターバックス

画像引用:https://www.instagram.com/p/BsuROAVnjiH/

大手コーヒーチェーン店スターバックスがおこなったキャンペーン

スターバックスで販売しているチョコレート系のフードやフードカスタマイズの写真を指定し、「#スターバックスチョコタイム」のハッシュタグをつけて投稿すると、300円分のフードチケットが抽選で214名にプレゼントされるという内容でした。

本キャンペーンでは、ハッシュタグだけでなく写真の内容を詳しく指定しています。自社で発売している商品が写っている写真でなければ応募できないようにすることで、より販売促進を促しているのではないかと思われます。

また、キャンペーンの季節性にもこだわっており、バレンタインの時期にチョコに関連した内容のキャンペーンをおこなうことで、多くの人に応募してもらうことを目指しているものと推測できます。

 

まとめ

ハッシュタグとは投稿をキーワードでカテゴライズするタグで、Instagramで多くのユーザーに投稿を見てもらいたければ、適切なハッシュタグを指定する必要があります。

ハッシュタグを付けるときは、以下のポイントを押さえることで効果的なハッシュタグを付けることができるでしょう。

●ハッシュタグは10個以上つける ●ビッグワード以外のハッシュタグも活用する ●ターゲットのコミュニティ・属性にアプローチできるハッシュタグを使う

また、Instagramをマーケティング戦略に取り入れている企業の場合、ハッシュタグを活用した「ハッシュタグキャンペーン」をおこなっているケースもあります。 ハッシュタグキャンペーンをおこなうことで、認知拡大やブランディング効果、販売促進効果が期待できます。

SNSをいずれマーケティングに活用したいとお考えの担当者はハッシュタグキャンペーンをおこなうのも方法の1つですので、検討してみるのも良いかと思います。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。ご意見・ご要望などございましたら、
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