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InDesignのタブ機能をマスターしてより詳細な文字間設定を可能にしよう!

タブとは制御文字の一つであるタブ文字のことでInDesignにはタブ機能が備わっています。タブ文字を使うことでよりデザイン制作を効率よく進めることができます。今回はInDesignのタブ機能について解説します。

カテゴリ: InDesign

本稿では、InDesignのタブ機能の使い方について詳しく解説します。

InDesignのタブ機能における「タブ」の意味

IT用語で使われる「タブ」には2つの意味があります。

1つは、Webサイト、ブラウザ、ソフトウェアといったツールやサービスの操作画面でウィンドウなどの表示領域の端にある表示を切り替える見出し札です。これは書類のファイリングに用いられる見出しの札やつまみ(インデックスシールやインデックスファイルのようなもの)を意味する言葉が由来となっている用語です。

もう一つは、端末に対して命令文などのコマンドを記述する際に、通常のテキストと合わせて用いられる基本的には画面に表示されない制御文字の一つであるタブ文字(tabulator)のことを指します。

制御文字とは、もともとタイプライターによる文書作成で表を作る際に、文字位置調整のためにつかわれたスペースキーやバックスペースキーや、それらの調整をより簡単にするために開発されたタブキーなどの機構を、PC端末のプログラム上で実現されるために用いられいている記号文字です。

以下は主な制御文字です。制御文字は通常画面には表示されません。「書式」メニューから「制御文字を表示」を選択することで表示されます。

記号 説明
 ¶  段落の終わり(改行)
 ↲  ソフトリターン(強制改行)
 »  タブ
 ·  スペース

タブ文字とは、カーソルを次の区切りまで移動させる制御文字です。タブ文字を使うことで、文字と文字の間の横幅を一定の間隔で区切ることができます。この間隔のことを「タブ幅(tab width)」と呼びます。

InDesignのタブ機能における「タブ」とは、後者の「タブ文字」としての意味で用いられています。タブパネルを開くことで、Illustratorのタブルーラー機能に該当する文字間調整の設定が行えます。

タブパネルでは、タブ幅の設定だけでなくインデントの調整も可能です。テキストをテキストフレームの特定の位置に配置することができるので、表の作成はもちろん、目次の作成や箇条書きなど様々な場面で用いられる機能です。

2.タブパネルの各項目について

タブ機能の使い方を解説する前に、タブパネルの各項目について以下の画像と表で説明します。

上の画像は、タブパネルの各項目の名称を示しています。以下の表が各項目の簡単な説明です。

名称 説明
①左揃え タブを左揃えにするアイコン
②中央揃え タブを中央揃えにするアイコン
③右揃え タブを右揃えにするアイコン
④小数点(または指定文字)揃え タブを小数点(または指定文字)揃えにするアイコン
⑤タブの位置 タブの位置を数値で設定できる欄
⑥タブリーダーボックス ダブと次のテキストまでの間に表示させるドットやダッシュなどの繰り返しを設定するタブリーダーを入力する欄
⑦揃え文字 小数点や¥マーク、$マークなどの記号・文字など指定した文字を基準にしてテキストを整列することができる揃え文字を入力する欄
⑧フレームにスナップ タブルーラーをテキストフレームにスナップ(ピッタリと沿わせる)させるU型磁石マークのアイコン
⑨タブ定規 タブを設定する基準となる定規(ルーラー)

また、上の画像のように、縦書きのテキストフレームからタブパネルを表示する場合は、タブルーラーも縦書きに適応したスタイルになっています。配置が異なっていますが各設定項目の内容は横書きとのタブパネルと一緒です。

タブ機能の使い方

ここからはタブ機能の使い方について説明します。

1.メニューバーから「タブ」を選択

画面上部にあるメニューバーから書式をクリックし、表示されたメニュー項目の中から「タブ」を選択します。

上の画像のようにタブパネルが表示されます。タブパネルがフレームから離れている場合は、パネル右端にあるU字型磁石マークのアイコンをクリックするとパネルがフレームにスナップ(ぴったりに接する位置へ移動)します。

2.メニューバーから「制御文字を表示」を選択して文字間にタブ文字を挿入

タブの設定がわかりやすくなるように、制御文字を表示させておきましょう。制御文字を表示させるには画面上部にあるメニューバーから書式をクリックし、表示されたメニュー項目の中から「制御文字を表示」を選択します。

上の画像のように制御文字が表示されました。

3.文字間の制御文字をスペースからタブへ変換

制御文字が表示されたらテキストとテキストの間に入っているスペースを、タブに変換していきましょう。テキストをタブで区切ることで、この後の文字位置の調整をコントロールできるようになります。

上の画像のようにスペースの制御文字「·」を選択し、タブの制御文字「>>」へ変換します。必要な箇所は全て「>>」へ置き換えましょう。

4.左揃えのアイコンを選択してルーラーの上をクリック

パネル左上にある文字揃えのアイコン群の中から「左揃え」のアイコンを選択し、ルーラーの上をクリックします。クリックするとアイコンと同様の矢印が表示されます。ここでは左揃えを選択しましたが、中央揃えを選択するとインデントを調整した際も文字の中央で揃うようになります。

5.インデントマーカーを使ってインデントを調整

ルーラーの右端に、三角形の形をしたインデントマーカーがあります。インデントマーカーは、上下2つに分かれており、下の三角形のインデントマーカーが基準のマーカー、上のインデントマーカーが基準からもう一つインデントを指定できるマーカーになります。

上下のインデントを個別に設定することで細かく入り組んだインデントを設定することが可能になりますが、今回は基準となるインデントのみを設定します。基準となるインデントは、下の三角のインデントマーカーを選択した状態で、位置の欄に数値を入力するかマーカーをルーラ上で左右に移動させます。

インデントは、タブで区切られたテキスト一つ一つに反映させていきます。文字ツールでインデントを指定したい単語にカーソルを合わせてから、インデントの位置を設定しましょう。

上の画像のように、ドリンク名に対してインデントが設定できました。

6.右揃えのアイコンを選択してルーラーの上をクリック

ドリンク名にインデントを設定できたら、価格をフレームの右端に移動させてみましょう。

最初に、タブで調整したいテキストの位置にカーソルを合わせます。次に、右揃えのアイコンを選択し、ルーラーの上をクリックします。クリックすると右揃えのアイコンと同じ矢印が表示されます。この矢印が選択されている状態で、位置を設定します。

正確に右端を揃えたいので、ここでは位置の欄に130という数値を入れて右揃えタブの位置を設定します。位置を設定すると上の画像のように価格が指定の位置へ右揃えとなって移動します。

文字間入れるタブリーダーを設定する

ドリンク名と価格の位置を設定できたら、単語と単語の間にタブリーダーを設定してみましょう。タブリーダーとは、記号などで単語と単語の関係性を示す点線や波線などを設定できる機能です。

タブの制御文字部分をダブルクリックすると、文字間全体が選択できます。この状態で、タブパネルのリーダーという項目の欄に任意の記号を入力します。ここでは中黒点「・」を挿入してみましょう。

上の画像のように、ドリンク名と価格の間に中黒点「・」で作成されたタブリーダーの線が表示されます。

同様の方法で他のドリンク名と価格についてもタブリーダーを設定します。

上の画像のようにドリンク名の前にインデントが入り、価格が右揃えに設定されて、ドリンク名と価格の間にはタブリーダーによる点線が表示されました。最初のメニュー表に比べて、各項目の関係性が明確になり格段に見やすくなりました。

今回はメニュー表の作成で機能を紹介しましたが、このタブ機能を用いれば表のテキストの文字間調整なども簡単に行えます。

まとめ

文字をグループ分けして整列させることは、デザインの基本原則の中でも重要な要素です。そのグループ分けや整列において、大切な役割を果たすのがタブによる文字制御です。WordやGoogleドキュメントにも似たような機能がありますが、タブ機能を十分に理解し使いこなせている方はなかなか少ないでしょう。

プロのデザイナーとして活動していく上では、タブによる文字制御は非常に重要なスキルになります。本記事を参考にしてしっかりと使い方をマスターしておきましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございます。ご意見・ご要望などございましたら、
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