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InDesignの様々な画像配置方法を使いこなしてスキルアップを図ろう!

デザイン制作で使用されるInDesignでは、様々な方法で画像を配置することができます。今回は、画像を配置する方法について解説します。

カテゴリ: InDesign

本記事ではInDesignの様々な画像配置方法について紹介します。

基本編:基本の画像配置方法のおさらい

まず、基本の画像配置について簡単におさらいしておきましょう。

詳細な画像配置については以下の記事も参考にしてください。

▷InDesignの画像配置方法と画像埋め込み方法をマスターしよう!

1.長方形フレームツール(長方形ツール)でフレームを作成

画面左側にあるツールパネルから長方形フレームツールもしくは長方形ツールを選択し、フレームを作成します。

画像のフレームを作成可能な2つのツールがありますが、長方形ツールは基本的に長方形のオブジェクトを作成するツールです。ここでは画像を配置するだけなので画像のフレームを作成するツールである長方形フレームツールを選択してフレームを作成しておきましょう。

2.メニューから「配置…」を選択

画面上部にあるメニューバーからファイルクリックし、表示されたメニュー項目の中から「配置…」を選択します。

3.配置する画像を選択

「配置…」を選択すると配置のパネルが開きます。このパネルで配置したい画像を選択します。

上の画像のように画像が配置されました。

ここで配置した画像は、あらかじめPhotoshopでInDesignのページに合わせてサイズ調整してある画像です。ページに合わせたサイズ調整をしていない画像を配置する場合の調整方法は後述します。

配置した画像オブジェクトの調整方法のおさらい

配置した画像オブジェクトのサイズ調整方法の種類についても簡単におさらいしておきましょう。

フレームより大きい画像オブジェクトを配置する場合は画面上部にあるメニューバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニューの中から「オブジェクトサイズの調整」という項目を選択します。「オブジェクトサイズの調整」の中には以下に紹介するサイズ調整方法の種類があります。

フレームに均等に流し込む

画面上部にあるメニューバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「オブジェクトサイズの調整」にある「フレームに均等に流し込む」を選択します。

上の画像のように、配置された画像がフレームに均等に流し込まれました。

内容をを縦横比率に応じて合わせる

画面上部にあるメニューバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「オブジェクトサイズの調整」にある「内容を縦横比率に応じて合わせる」を選択します。

上の画像のように、配置された画像が縦横比率に応じてサイズ調整されました。

内容を自動調整に応じて合わせる

画面上部にあるメニューバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「オブジェクトサイズの調整」にある「内容を自動調整に応じて合わせる」を選択します。

上の画像のように、配置された画像が自動調整に応じてサイズ調整されました。

フレームを内容に合わせる

画面上部にあるメニューバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「オブジェクトサイズの調整」にある「フレームを内容に合わせる」を選択します。

上の画像のように、配置された画像がフレームを内容に合わせて配置されました。

内容をフレームに合わせる

画面上部にあるメニューバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「オブジェクトサイズの調整」にある「内容をフレームに合わせる」を選択します。

上の画像のように、配置された画像が内容をフレームに合わせて配置されました。

内容を中央に揃える

画面上部にあるメニューバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「オブジェクトサイズの調整」にある「内容を中央に揃える」を選択します。

上の画像のように、配置された画像が内容を中央に揃えて配置されました。

フレーム調整オプション

画面上部にあるメニューバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「オブジェクトサイズの調整」にある「フレーム調整オプション」を選択します。

「フレーム調整オプション」を選択すると、フレーム調整オプションの設定パネルが開きます。このパネルでより詳細なオブジェクトサイズの調整を設定できます。

パネルには「コンテンツのサイズ調整」と「トリミング量」という項目があります。ここでは、サイズ調整を「内容をフレームに合わせる」に設定し、トリミング量を上下左右それぞれ10mmに設定してみます。

上の画像のように、画像オブジェクトが上下左右に10mmトリミングされた状態で内容をフレームに合わせて配置されました。

フレーム調整オプションの設定をリセットする場合は、画面上部にあるメニューバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「オブジェクトサイズの調整」にある「フレーム調整オプションを消去」を選択します。

応用編1:画像配置の読み込みオプションを表示

ここからは、中・上級編の画像配置方法を紹介します。

画像を配置するパネルには「読み込みオプション表示」という項目があります。「読み込みオプション表示」では、さまざまなトリミング方法で画像を配置する設定を行えます。Illustratorで作成したイラストやロゴのデータが、Aiファイルの編集領域に影響されて上手く配置できない場合などに、この機能を使うと便利です。

また、配置する画像のデータのレイヤー構造についての読み込み設定もできる機能です。

この読み込みオプションの設定方法について以下に説明します。

1.配置パネルで「読み込みオプションを表示」にチェックを入れる

配置パネル下部に、「読み込みオプションを表示」という項目がありますので、これにチェックを入れます。

2.読み込みオプションの一般タブでトリミングを設定

「読み込みオプションを表示」にチェックを入れて「開く」をクリックすると、上の画像のような読み込みオプションを設定するパネルが開きます。

ここでは、イラストレーターで作成したAiファイルのオブジェクトを開いていますが、AiファイルはPDFとして読み込まれています。

このパネルには、一般とレイヤーというタブがあります。一般タブにオプションという欄がありますので、その中のトリミングという項目をクリックするとプルダウンメニューで、トリミングの種類が表示されます。

表示されたトリミングの種類から、目的に合ったものを選択します。ここでは「裁ち落とし」というトリミングを選択します。

3.読み込みオプションのレイヤータブでリンクの更新オプションを設定

レイヤーには、リンクの更新オプションという欄がありますので、その中のリンクの更新時という項目をクリックして表示されるプルダウンメニューからレイヤーの設定を選択します。

4.配置されたオブジェクトを確認

上の画像のように、読み込みオプションで細かな設定が行われた画像が配置されました。

応用編2:コンテンツ配置ツール

InDesignには、 CS6というバージョンから「コンテンツ配置ツール」という機能が搭載されています。 このツールは同じオブジェクトや画像パーツを使いまわしたい場合に便利な配置ツールです。

「コンテンツ配置ツール」には、「コンテンツ収集ツール」と「コンテンツ配置ツール」があります。このツールを使うと、親となるオブジェクト(コピー元のオブジェクト)のリンク配置の設定を、そのまま流用して運用できるので一回ごとに同じリンク配置を設定する必要がないのです。

コンテンツ収集・配置ツールを使った画像の配置方法

以下にコンテンツ収集・配置ツールを使った画像配置の手順を説明します。

1.コンテンツ収集ツールを選択しコンテンツを収集する

画面左側にあるツールパネルから「コンテンツ収集ツール」を選択します。「コンテンツ収集ツール」を選択すると、上の画像のようにコンテンツを収集・配置するためのコンベヤウインドウが開きます。

このコンベヤウインドウに、コンテンツ収集ツールでコンテンツを収集し、次にコンベヤに搭載されたコンテンツをコンテンツ配置ツールで配置していくといった流れです。ここでは、盾のエンブレム型の枠に章番号が入ったコンテンツ(オブジェクト)を収集してみます。

2.コンテンツ配置ツールに切り替える

画面左側にあるツールパネル、もしくはこのコンベヤウインドウににあるコンテンツ配置ツールのアイコンをクリックして、ツールをコンテンツ配置ツールに切り替えます。

3.配置されたコンテンツを確認し調整する

コンテンツ配置ツールで配置したい箇所をクリックし、先ほどコンベヤウインドウに収集した盾のエンブレム型の枠に章番号が入ったコンテンツ(オブジェクト)を配置します。

上の画像のように、盾のエンブレム型の枠に章番号が入ったコンテンツ(オブジェクト)が配置されました。

コンテンツ収集・配置ツールを用いれば、このように同じコンテンツを使って、紙面・誌面を装飾することが簡単にできます。

同じコンテンツを要所要所に配置していくだけでなく、同じスタイルの装飾が施された見出しや章番号といった装飾オブジェクトを配置していくのにもコンテンツ収集・配置ツールは便利です。ここでは、章番号3から4に変更してみました。

コンテンツ収集・配置ツールは、写真・イラスト・ロゴといった画像オブジェクトだけでなく、テキストやテキストフレームといったコンテンツを収集・配置することが可能です。

まとめ

今回紹介した以外にも、InDesignでは、画像を配置する方法に関連して様々な機能が搭載されています。こうした、中・上級編の画像配置方法をマスターできるとデザインの表現の幅が広がり、作業効率も大幅にアップさせることができます。

本記事を参考にして、ハイレベルの画像配置方法もマスターしておきましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございます。ご意見・ご要望などございましたら、
以下のフォームよりお問い合わせを受けつけておりますので、よろしければご利用ください。

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