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記事タイトルIllustratorで表を作成する方法
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/illustrator_table/
記事タイトルIllustratorで表を作成する方法
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POINTこの記事をざっくり言うと
表は長方形にグリット線を引きテキストを入れる
細かい部分を調整する
本記事ではIllustratorで表を作成する方法について紹介します。
表を作成する方法
Illustratorで表を作成する方法を覚えると、印刷物、Web、プレゼンテーションなど様々なシーンで活用できます。さっそくその方法を解説します。
表の罫線を作成する
1.長方形を作成する
画面左側にあるツールバーから「長方形ツール」を選択して長方形を作成します。
2.「グリットに分割…」を選択
画面上部のメニューバーからオブジェクトをクリックし、「パス」から「グリッドに分割…」を選択します。
3.行と列の段数を設定する
「グリッドに分割…」を選択すると、グリッドに分割する設定を行うパネルが表示されます。ここで、行と列の段数を設定し「OK」をクリックします。
上の画像のように、表の罫線が作成できました。
4.行と列の段数を変更する
行と列の段数を変更したい場合は、再度画面上部のメニューバーからオブジェクトをクリックし、「パス」から「グリッドに分割…」を選択します。グリッドに分割する設定を行うパネルが表示されるので、行と列の段数を変更して「OK」をクリックします。
表に値とテキストを入れる
1.表計算ソフトで作成したデータをコピーする
Excel、Googleスプレッドシート、Numbersといった表計算ソフトで作成した表のデータをコピーします。今回はGoogleスプレッドシートで作成した表のデータをコピーしてみましょう。
2.表計算ソフトからコピーしたデータをIllustrator上にペーストする
表計算ソフトでコピーしたデータをIllustrator上のアートボードにペーストします。このとき、新規レイヤーを作成し、罫線と値・文字の文字のデータは別レイヤーにしておくと後の編集が楽になります。
また、PCの環境によっては値とテキストの配置が崩れ、ペーストがうまくいかないことがあるかもしれません。その場合は、一度テキストエディタやメモ帳などにデータをペーストし、そのデータをさらにコピーしたものをIllustrator上でペーストしてみましょう。
3.制御文字を表示させる
Illustratorの場合、表の罫線に合わせてテキストサイズ・文字間・行間を調整する必要があります。これには、いくつかの方法がありますが今回はタブパネルを使った方法を紹介します。まず、画面上部にあるメニューバーから書式をクリックし、「制御文字を表示」を選択します。
4.文字サイズを調整する
上の画像のように制御文字を表示されるようになりました。制御文字の種類については以下の表を参照してください。この制御文字を使いながら文字間隔などを調整していきます。
記号 |
説明 |
¶ |
段落の終わり(改行)
|
↲ |
ソフトリターン(強制改行)
|
» |
タブ
|
· |
スペース
|
5.セルの高さの値をコピーする
表から一つのセルを選択し、変形パネルで表示される高さ(H)の値をコピーします。
6.セルの高さを「行送り設定」にコピーする
文字や値が設置してあるレイヤーを選択し、テキストを選択した上で「文字」パネルを開きます。「文字」パネルにある「行送り設定」に先程コピーしたセルの高さの値をコピーします。ここではセルの高さの値の単位はpt、行送りの単位はmmなので数値が変わっていますが、同じ高さ設定がペーストされています。
文字の行間が表の罫線の行幅にあったものになりました。
今回は作成したデータの値そのままで作業を行っていますが、キリの良い数値で表やセルを設定し、単位も統一しておくと、よりプロらしいデータの作成になります。
7.メニューバーから「タブ」を選択
次に、画面上部にあるメニューバーからウィンドウをクリックし、「書式」から「タブ」を選択します。
8.タブパネル(タブルーラー)を表のサイズに合わせる。
「タブ」を選択すると、タブパネルが表示されます。このパネルはタブルーラーとも呼ばれます。このタブパネルを表のサイズに合わせて配置しましょう。
9.タブパネルを使って文字列を移動
タブパネルを使って文字列を移動していきます。「左揃え」「中央揃え」「右揃え」などいくつかの整列方法がありますが、今回は「左揃え」で整列してみます。
タブパネルの上部にあるアイコンから「左揃え」をクリックし、移動させたい文字列上の定規部分をクリックすると矢印が表示されるので、これをドロップして定規上をスライドさせることで、文字列ごと移動させることができます。
文字列はタブの制御文字が区分になっていますので、文字列と認識させたい部分にタブの制御文字が入っているかを確認しておきましょう。入っていない場合は、他のタブの制御文字をコピー&ペーストして挿入しておきます。
次の列も同様に文字列の位置を調整します。
さらに次の列も同様に文字列の位置を調整します。数値に関しては、しっかりと罫線に収まりました。
表題の店舗名だけ文字サイズが大きくはみ出しているので、文字パネルからサイズを調整しておきましょう。これで表の完成です。
表のデザインを変更する方法
表の作成方法が理解できたら、簡単なデザイン変更方法も覚えておきましょう。
罫線を変更する方法
まず罫線を変更する方法を説明します。ここでは罫線を消してみます。
1.「線幅」を選択する
表の罫線が配置してあるレイヤーを選択して、画面上部にあるメニューバーから選択をクリックし、「共通」から「線幅」をクリックします。
2.アピアランスパネルを表示される
「線幅」をクリックすると、表の罫線が選択されるので、その状態で画面上部のメニューバーからウィンドウをクリックし、「アピアランス」を選択します。
3.スウォッチパネルのカラー設定から「なし」を選択
「アピアランス」を選択すると、アピアランスパネルが表示されます。このパネルで線の項目をクリックして、スウォッチパネルを表示させます。スウォッチにある「なし」のカラー設定を選択すると、罫線が消えます。
上の画像のように、表の罫線が消えました。線幅を太くしたい場合、線の色を変えたい場合も、アピアランスパネルで設定できます。
この線幅を変えたり、消す方法を覚えると、いろいろなパターンの罫線を作成できます。例えば、横の罫線だけを残したグラフも、横の罫線を選択から外してから他の線のカラーを「なし」に設定することで作成できます。
表の背景に色をつける方法
次に、表の背景に色をつける方法を説明します。
1.アピアランスパネルで「塗り」のカラーを変更する
アピアランスパネルで塗りの項目を選択し、塗りのカラーを変更します。
2.グリットの間隔を調整する
このままだと表の罫線が見えないので、グリットの設定で罫線を表示させてみましょう。画面上部のメニューバーからオブジェクトをクリックし、「パス」から「グリッドに分割…」を選択します。
グリッドに分割するパネルが表示されたら、行と列の間隔を調整します。ここでは3mmに設定してみます。表のセル間に間隔ができて罫線のようになりました。
罫線の太さから白を選択し、線幅を変えることでも同じような表現はできます。ただ、印刷物では、紙の色や背景色をそのまま生かした設定の方が印刷ミスのトラブルを防げるので、この間隔を調整する方式も覚えておきましょう。
3.表題のカラーを変更する
次に、表題の行の部分だけカラーを変更してみましょう。表題のセルをすべて選択します。
表題のセルを選択した状態で、「塗り」のアイコンをクリックし、カラーを変更します。
表題のカラーが濃い色になったので、文字のカラーも変更してみました。
このように表のカラー設定が自由に変更できるようになると様々なバリエーションの表を作成することができます。
まとめ
今回はIllustratorを使った表の作成方法についてご紹介しました。Illustrator上で直接表を作成する機能はなく、イラストと同じように表を描いていくので、少し面倒だなと思った人もいるかもしれません。
表の作成は、同じAdobeのInDesignを使うと簡単に作成できるので、書籍や雑誌などの冊子ものでは、そちらの機能を使った方が便利です。
しかし、ポスターやチラシといった印刷物、Webで用いる画像などでは、Illustratorで作成した表を用いる機会も少なくありません。本記事を参考にして、表の作成方法をマスターしておきましょう!
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