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記事タイトルIllustratorのパターンスウォッチを使いこなそう!
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/illustrator_patterns/
記事タイトルIllustratorのパターンスウォッチを使いこなそう!
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POINTこの記事をざっくり言うと
パターンスウォッチで模様を適用できる
模様のサイズは拡大・縮小ツールで変更できる
作成したパターンを登録するとスウォッチとして活用できる
本記事では、イラストレーターに搭載されたパターンスウォッチを使いこなすテクニックについて解説します。
パターンスウォッチとは
パターンスウォッチとは
パターンスウォッチとは、オブジェクトの「塗り」や「線」に適用される繰り返しの柄や模様のパターンを作成・管理できる機能です。オリジナルのパターンを作成してスウォッチに登録りたり、外部からダウンロードしたスウォッチライブラリをインストールして利用することもできますが、Illustratorには以下の動画のように最初から数多くのパターンスウォッチが搭載されています。
本記事では、このデフォルトで搭載されているパターンスウォッチを活用方法を中心にパターンスウォッチを使いこなすテクニックを解説します。
パターンスウォッチの使い方
1.メニューバーからスウォッチを選択
画面上部にあるメニュバーからウィンドウをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「スウォッチ」を選択します。
2.スウォッチライブラリを選択
メニューからスウォッチを選択すると、上の画像のようにスウォッチパネルが開きます。スウォッチパネル右上にあるハンバーガーメニューのアイコンをクリックすると、オプション項目が表示されます。
このオプション項目の中から「スウォッチライブラリを開く」というメニューを選択すると、スウォッチライブラリの一覧が表示されますので、使いたいライブラリを選択します。ここでは「パターン」の中から「ベーシック」の「ベーシック_点」というライブラリを選択してみます。
上の画像のように「ベーシック_点」のライブラリが表示されました。
図形を変形せずにパターンのサイズを拡大・縮小する
1.拡大・縮小ツールをダブルクリック
オブジェクトを選択した状態で画面左側にあるツールバーにある拡大・縮小ツールをダブルクリックします。
2.「オブジェクトの変形」のチェックを外す
拡大・縮小ツールをダブルクリックすると、上の画像のように拡大・縮小の設定を行うパネルが開きます。このパネルのオプション項目のチェックボックスから「オブジェクトの変形」のチェックを外します。
3.縦横比を変更する
次にパネルにある拡大・縮小の項目で縦横比を変更します。元のパターンの形を崩さずに縮小したい場合は「縦横比を固定」という項目の欄でパーセンテージを設定しましょう。ここでは、元のサイズから20%のサイズに縮小してみました。上の画像のように、オブジェクトは変形せずに、パターンのみサイズが縮小されています。
図形を変形せずにパターンのみ回転させる
ここではパターンの変更がわかりやすいように、パターンスウォッチは「ベーシック_ライン」にあるパターンを使ってパターンを回転させてみましょう。
1.回転ツールをダブルクリック
オブジェクトを選択した状態で画面左側にあるツールバーにある回転ツールをダブルクリックします。
2.「オブジェクトの変形」のチェックを外す
回転ツールをダブルクリックすると、上の画像のように回転の角度設定を行うパネルが開きます。このパネルのオプションのチェックボックスから「オブジェクトの変形」のチェックを外します。
3.角度を変更する
次にパネルにある角度の項目で角度を変更します。ここでは、45°の角度に調整してみました。上の画像のように、オブジェクトは変形せずに、パターンのみ回転しています。
図形を変形せずにパターンのみを移動させる
1.回転ツールをダブルクリック
画面上部にあるメニュバーからオブジェクトをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「移動…」を選択します。
2.「オブジェクトの変形」のチェックを外す
「移動…」を選択すると、上の画像のように移動の設定を行うパネルが開きます。このパネルのオプションのチェックボックスから「オブジェクトの変形」のチェックを外します。
3.位置を変更する
次にパネルにある位置の項目で水平方向・垂直方向の位置の値を変更します。位置は移動距離に値を入れることでも変更可能です。またこのパネルでもパターンの角度を変更することができます。位置が変更できたらパネル下部にある「OK」ボタンをクリックします。
上の画像のように、2つのパターンの位置が変わったことがわかると思います。
パターンの色を変更する
1.メニューバーから「オブジェクトを再配色…」を選択
画面上部にあるメニュバーから編集をクリックし、表示されたメニュー項目の中から「オブジェクトを再配色…」を選択します。
2.表示されたパネルから「詳細オプション」をクリック
「オブジェクトを再配色…」を選択して表示されたパネル下部に「詳細オプション」という項目がありますので、これをクリックします。
3.「オブジェクトを再配色」のパネルから配色オプションのアイコンをクリック
「詳細オプション」をクリックすると上の画像のような「オブジェクトを再配色」のパネルが表示されます。このパネルにある配色オプションのアイコン(プリセットという項目とカラーという項目の間に表示さているアイコン)をクリックします。
4.配色オプションパネルの「保持」という項目の中から「ブラック」のチェックを外す
配色オプションパネルが表示されるので、このパネルにある「保持」という項目のチェックボックスの中から「ブラック」のチェックを外し、パネル下部にある「OK」をクリックします。
5.新規のカラーをダブルクリック
配色オプションパネルが閉じて「オブジェクトを再配色」のパネルに戻ったら、現在のカラーという項目から矢印が出ている新規という項目のカラーをダブルクリックします。
6.カラーを設定してOKをクリック
新規のカラーをダブルクリックすると、上の画像のようにカラーピッカーのパネルが表示されます。このカラーピッカーでカラーの設定を行い「OK」を押すことでカラーが変更できます。
カラーの変更は、スウォッチや「オブジェクトを再配色」のパネル右側に表示されているカラーグループを使っても変更可能です。
7.新規のカラーの変更を確認して「OK」をクリック
カラーピッカーのパネルが閉じて「オブジェクトを再配色」のパネルに戻ったら、新規のカラーが、先ほど設定した色に変更されているか確認しましょう。変更が確認できたらパネル右下にある「OK」ボタンをクリックします。
上の画像のように、パターンのカラーが変更できました。
枠線にパターンスウォッチを使う方法
1.枠となるオブジェクトを作成する
最初に枠となるオブジェクトを作成します。ここではテキストを囲む枠のオブジェクトを、線のカラーなしで作成しています。
2.メニューバーから「アピアランス」を選択
作成した枠のオブジェクトを選択した状態で、画面上部にあるメニューバーからウィンドウをクリックし、表示されたメニュー項目の中から「アピアランス」を選択します。
3.線の項目を設定
「アピアランス」を選択すると、アピアランスパネルが開きます。このパネルにある線の項目を設定することで、枠線に変更を加えていきます。
4.スウォッチライブラリを選択
線のカラー設定をクリックするとスウォッチパネルが開きますので、オプション項目のアイコンをlクリックし、表示されたメニューからスウォッチライブラリを開いて使いたいライブラリを選択します。
5.ライブラリの中から使用したいパターンを選択
ライブラリの中から、使用したいパターンを選択します。ここでは「ベーシック_ライン」の中からパターンを選択します。
6.回転ツールで角度を変更
さきほど解説した回転ツールを使って角度を変更する方法を使って、選択したパターンを調整してみましょう。
7.「オブジェクトを再配色…」でカラーを変更
さらに、「オブジェクトを再配色…」でカラーも変更してみましょう。
上の画像のように、パターンを使った枠線が作成できました。
パターンを登録してスウォッチを作成
最後に、オリジナルのパターンスウォッチを作成する方法についても解説しておきます。
1.オブジェクトを作成
まずは、パターンに使うオブジェクトを作成します。円形、四角形、オブジェクト化したテキストなど、いろいろなオブジェクトを基にパターンを作成できますが、ここではスターツールを使って星型のオブジェクトを作成してみます。
2.作成したオブジェクトをスウォッチパネルに追加
作成したオブジェクトをスウォッチパネルにドラッグ&ドロップします。
3.追加したスウォッチパネルを調整する
オブジェクトをスウォッチパネルにドラッグ&ドロップするだけでは、オブジェクトが隙間なく敷き詰められた状態です。追加したスウォッチをダブルクリックしてパターンオプションを表示させると、スウォッチの調整ができます。
4.パターンオプションのパネルでサイズや並びを調整
パターンオプションパネルを開いた状態で、オブジェクトを選択するとサイズを変更できます。また、パターンオプションパネル上にある幅や高さの値を変更することでもサイズを変えることができます。上の画像のように星型を小さくして、角を丸く調整してみました。
また「タイルの種類」を選択するとパターンの並び方を変更することができます。ここではレンガ(横)を選択して、オブジェクトのパターン配置を変えてみます。上の画像のように、だいぶ印象が変わりました。
5.作成したパターンのスウォッチを確認
作成したパターンのスウォッチを確認してみましょう。先ほど作成したオブジェクトに、作成したパターンが反映されているので、これは削除します。
作成したスウォッチを選択した状態で、画面左側にあるツールバーから長方形ツールを選択し、長方形を作成してみます。上の画像のように、かわいい星型のパターンが確認できました。
まとめ
パターンスウォッチを使いこなせるようになると、デザインの表現の幅が広がり、作業効率もアップさせることができます。本記事を参考にして、パターンスウォッチの設定方法や作成方法をトライしてみましょう!
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