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記事タイトルHubSpotでブログ作成するメリット|WordPressからの記事の移行方法も解説
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/hubspot-blog/
記事タイトルHubSpotでブログ作成するメリット|WordPressからの記事の移行方法も解説
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POINTざっくりいうと
HubSpotでブログを作成するメリット
WordPressからHubSpotへの移行方法
HubSpotと聞いて思い浮かべるのは顧客管理に優れているCRMという印象が強いと思います。
実は、HubSpotはCRMを中心にそえ、インバウンドマーケティングを行う際に必要な機能を揃えた1つのプラットフォームなのです。
そのマーケティングツールの1つにブログ機能があります。
ブログ機能は、その名の通りブログの作成・運用を行う事ができます。
他にもブログを行えるツールがある中でHubSpotでブログを行うメリットを紹介していきます。
HubSpotでブログ機能を利用するメリット
他にもブログを行うツールがある中でHubSpotでブログを行うメリットを紹介していきます。
閲覧者に個別にアプローチできる
他のブログツールとの最大の違いはCRMと連動している事です。
通常のブログでは閲覧者に対して個別に識別し、対応することはできません。
HubSpotのブログ機能を使用すると既にコンタクト情報があるユーザーであれば、特定のブログを閲覧した場合に識別する事ができます。
判別がつくため、そのユーザーに対してブログをみた際に自動でステップメールを送るなどの個別のアプローチが可能です。
SEOの最適化が可能
通常のブログツールではブログを作成する機能が充実しています。
HubSpotのブログ機能はブログを作成する機能はもちろん、その後のSEOを最適化するための提案を一覧で表示してくれます。
ただ問題を羅列するだけでなく、どのページに問題があるかのリンクを表示してくれます。
SEOに対する知識が乏しい場合でも、HubSpotの提案に乗っ取り改善していく事でSEOに対策が可能です。
レスポンシブデザインに対応している
レスポンシブデザインとはデスクトップ・タブレット・モバイルによって最適な表示がされるようになっているデザインのことです。
スマートフォンのユーザーが爆発的に増え、現在は物の購買や契約などスマートフォンで行う事が増えてきています。
ユーザーの体験の向上をさせるため、モバイルに対応していないデザインは良くないとされいます。
HubSpotブログ機能は、無料・有料問わず多くのデザインプレートが充実しています。
HubSpotが用意しているテンプレートは全てレスポンシブデザインに対応しており、難しく考えなくてもテンプレートを使用するだけで全てのデバイスに最適化されます。
ブログの解析ができる
通常ブログの解析をする際にはGoogleアナリティクスなどのウェブ解析ツールを使用してトラフィック、リード、顧客を獲得したかを確認できます。
HubSpotでは他のウェブ解析ツールを利用しなくてもHubSpotのなかでブログ作成から分析をする事が可能です。
1つのツールで一貫してできる事で、様々なツールを横断して使用する必要がなくなり、時間の無駄を減らす事ができるようになります。
カスタム性の高いHubSpotのブログ機能
HubSpotはテンプレートを使用して、ブログ作成する事ができ、専門知識がなくてもブログを作成できるようになります。
このように簡単にカスタムが行えるHubSpotのブログを支えている重要な要素になるのがモジュールという概念です。
今回はモジュールを説明しながら更にHubSpotのブログ機能に踏み込んでいきたいと思います。
HubSpotのモジュールとは
HubSpotのブログ機能は、モジュールという基本単位で区切られています。
モジュールは、html/Hubl(HubSpot特有の言語)/css/jsで作成されています。
モジュールとはブログの中で1つの意味を成すまとまりのことを指します。
例えば、ヘッダー・お問い合わせフォーム・フッターの3つのまとまりが存在するお問い合わせページをHubSpotのブログ機能で作る場合、ヘッダーモジュール・フォームモジュール・フッターモジュールで構成されるようになります。
このように、HubSpotでは複数のモジュールが組み合わさって1つの集合体になっています。
この集合体のことをテンプレートと呼びます。
テンプレートはフロントエンド実装者にとって利便性が高いものですが、テンプレートが一度作成されると、ブログ編集画面でのモジュール追加・削除が不可能になるというデメリットがあります。
この不便さを解決するのがフレキシブルカラムという概念です。
フレキシブルカラム
フレキシブルカラムとは、モジュールを自動に追加・削除・編集ができるエリアのことです。
通常、テンプレート作成後(記事の編集時)はモジュールの追加・削除・編集ができません。
テンプレート作成時にフレキシブルカラムを入れておくことで、記事の修正時にもモジュールの入れ替えが可能になります。
実装担当者は、今後モジュールを変更する可能性のある記事にはあらかじめフレキシブルカラムを入れておくと良いでしょう。
カスタムモジュール
HubSpotのモジュールはhtml/Hubl(HubSpot特有の言語)/css/jsで作成されているため、これらの言語知識がある場合はモジュールを1から作成する事が可能です。
その場合はカスタムモジュールという機能を使用すると良いでしょう。
カスタムモジュールはHubSpotのテンプレートモジュールを自由に組み合わせる事で、独自のモジュールを作成することも可能です。
カスタムモジュールを使用することで、言語知識の有無に関わらずモジュールを作成する事ができます。
HubSpotブログ作成方法
実際にHubSpotでブログを作成していきましょう。
HubSpotの設定を選択し、サイドメニューの「ウェブサイト」>「ブログ」を選択し、右上にある「新規ブログを作成」を選択してください。
ブログセットアップ画面では以下の要素を選択できます。
ブログタイトル
ブログの名前を入力します。
ブラウザータブのタイトルバーと検索結果に表示されます。
「ブログのタイトルをブログ名として使用」のチェックボックスを外すことで、HubSpot内に複数のブログがある場合に参照用としてのみ使用される内部名を設定できます。
ブログの言語
ブログ記事とリストページの日付形式が決まります。
ブログのURLとサブディレクトリー
ドロップダウンメニューを使用して、ブログがホストされるドメインを選択します。
サブディレクトリを追加するには、適切なサブディレクトリーを入力します。
サブディレクトリーとは「https://example.com/sub/」の”sub”の部分をルートドメインに対するサブディレクトリと呼びます。
サブディレクトリでのサイト展開は以下のようなものがあります。
https://test.com/
家電製品: https://test.com/kaden/
PC製品: https://test.com/pc/
今回は「/kaden」「/pc」の部分がサブディレクトリーに当たります。
ブログのメタディスクリプション
メタディスクリプションとはページコンテンツを100文字程度の文章で表した「概要」や「要約」のようなものです。
検索結果が表示された際にブログタイトルの下に表示され、ユーザーがリンクをクリックしなくても内容がわかるようになり、ユーザーが安心してクリックする事ができます。
これらの要素が設定できたら、設定画面の下部にあるプレビュー画面から確認し、問題がなければ、「次へ」を選択してください。
ブログのテーマを選択します。
HubSpotが用意しているむ無料のテーマを使用しても良いですし、「マーケットプレイステーマ」から好きなテーマを選択することもできます。
実例も表示してくれるので、イメージに沿ったテーマを選択することができます。
ダウンロードする事で、テーマの中に「自分のテーマ」として使用する事ができます。
テーマを選択するとブログの詳細ページと一覧ページのテンプレートを選択します。
選択し終わったら「ブログを作成」を選択しましょう。
その後ブログツールにリダイレクトされ、投稿記事を作成して公開する事ができます。
これでブログの作成は完了です。
WordPressからHubSpotへ切り替える方法
現在Wordpressを使用している方は多いと思います。
HubSpotが気になり、移行したいと考えていても大量の記事がある事がネックになり、これを別のプラットフォームに移動させることを考えると気が遠くなります。
HubSpotにはその問題を解決してくれるWordpressの記事をインポートする機能が備わっています。
今回はWordPressのブログをインポートするための4つの方法を紹介します。
WordPressConnectを使用する
WordPressのブログをインポートするのに特化した方法です。
必要となるのはブログホームページのURLだけです。
手順は以下のようになります。
HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される「設定」をクリックします。
左のサイドバーメニューで、[ウェブサイト]>[ブログ]の順に進みます。
右上にある[ブログをインポート]をクリックします。
[ブログインポートツール]で、[新しいブログをインポート]をクリックします。
ダイアログボックスで[Wordpress Connect]を選択し、[次へ]をクリックします。
インポートを設定します。
設定するべき要素はブログのホームページとインポート先のHubSpotブログを選択し、「ブログ記事をコピー」を選択してください。
「このブログはWordPress Connectと互換性がありません。」というメッセージが表示される場合は、WordPressブログから成功を示すAPI応答を取得できません。
代わりにWordPressブログをXMLファイルでインポートすることができます。
このエラーメッセージが表示される最も一般的な理由は次のとおりです。
「インポートしようとしているブログがWordPressブログではない」
「WordPress APIへのアクセスを制限する1つ以上の WordPressセキュリティプラグインを使用している」
「その他のサーバー構成に関する問題が原因で、サイトに到達することができない(期限切れのSSL証明書など)」
インポート処理には数分かかる事があります。
スマートコピーツール
WordPressConnectでブログをインポートできなかった際にスマートコピーツールを使用しましょう。
HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される「設定」をクリックします。
左のサイドバーメニューで、[ウェブサイト]>[ブログ]に移動します。
右上にある[ブログをインポート]をクリックします。
右上のブログ インポーター ダッシュボードで、[新しいブログをインポート]をクリックします。
[スマートコピー]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。
[最近のブログ記事]テキストフィールドで、インポートするブログから最近の投稿記事のURLを貼り付けます。
[現在どのブログプラットフォームを使用していますか]ドロップダウンメニューをクリックし、インポートするブログを現在ホストしているプラットフォーム(WordPressなど)を選択します。
[HubSpotブログ]ドロップダウンメニューをクリックして、ブログコンテンツのインポート先となるHubSpotブログを選択します。
右下の[ブログ記事をコピー]をクリックします。
ブログ記事をスキャンしてインポートツールにコピーする処理には時間がかかります。
約1時間後にプロセスが完了しているかどうかを確認してください。
また、スキャンが完了したことを確認するEメールも届きます。
CSVファイルを利用したインポート
スマートコピーインポートでもうまくできなかった場合はCSVファイルを利用し、インポートを行いましょう。
CSVインポートのファイルには以下のフィールドが必要であることを注意して導入していきましょう。
URL
タイトル
SEOタイトル
作成者
メタディスクリプション
公開日
記事の本文
では、実際にCSVファイルを利用したインポートを行いましょう。
HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される「設定」をクリックします。
左のサイドバーメニューで、[ウェブサイト]>[ブログ]に移動します。
右上にある[ブログをインポート]をクリックします。これにより、ブログのインポーターダッシュボードが表示されます。
右上にある[新しいブログをインポート]をクリックします。
[CSVファイルのアップロード]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。
インポートを設定します。
現在どのブログプラットフォームを使用していますか:ドロップダウンメニューをクリックし、インポートするブログを現在ホストしているプラットフォームを選択します。
HubSpotブログ:ドロップダウンメニューをクリックして、ブログコンテンツをインポートするHubSpotブログを選択します。
CSVファイルのアップロード:[ファイルを選択]をクリックして、ブログコンテンツを含むCSVファイルをアップロードします。
右下の[ブログ記事をコピー]をクリックします。
次にインポートしたCSVファイルのブログコンテンツをマッピングする作業を行なっていきます。
[ファイルの列のヘッダー]ドロップダウンメニューをクリックし、対応するブログプロパティを選択します。
スプレッドシートでその列の最初の行の値と共に情報のプレビュー[情報プレビュー]が表示されます。
CSVファイルからインポートする各ブログのプロパティーのマッピングを確認します。
右下の[次へ]をクリックします。
インポート処理が完了するまでに数分かかることがあります。
WordPressで記事をエクスポート
WordPress側に備わっているエクスポート機能を使用して、記事を移行させてみましょう。
WordPressからコンテンツをエクスポートします。
管理者でログインして、左サイドメニューの「ツール」から「エクスポート」を選択します。
多くの記事がある場合はカテゴリ別ごとにエクスポートをするなど小分けにしてエクスポートをする事をお勧めしています。
小分けにしてエクスポートを行う事で移行作業の際に不具合がおきた際に切り分けがしやすいです。
「エクスポートファイルをダウンロード」を実行すると、xmlファイルとして記事データが保存されます。
HubSpotでWordPressのデータをインポート
まずはWordPressでエクスポートしたxmlファイルをHubSpotにアップロードします。
HubSpotアカウントにて、ナビゲーションバーに表示される「設定」をクリックします。
左のサイドバーメニューで、[ウェブサイト]>[ブログ]に移動します。
右上にある[ブログをインポート]をクリックします。これにより、ブログのインポーターダッシュボードが表示されます。
右上にある[新しいブログをインポート]をクリックします。
[XMLファイルのアップロード]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。
デフォルトでは「インポートされた記事からショートコードを削除」にチェックボックスがオンになっています。
つまり記事からショートコードが全て削除されます。
WordPressショートコードの生コードを記事に表示する場合は、チェックボックスをオフにする必要があります。
ブログ記事がダッシュボードにアップロードされたら、HubSpotブログに記事をインポートできます。
インポートしたファイルにカーソルを置いて、[記事のインポート]クリックします。
インポートに含まれるブログの全ての記事のリストが表示されます。
各記事の隣のチェックボックスで、インポートしない記事の選択を解除できます。
全ての記事をインポートする場合は、列の一番上のチェックボックスをオンにします。
[記事をインポート]をクリックします。
ドロップダウンメニューを使用し、記事の[公開ステータス]を設定します。
[既存のステータスを維持]を選択した場合、WordPressブログの公開ステータスが維持されます。
下書き記事は下書きとして、公開済みの記事は公開済みとしてステータスが維持されます。
[すべて「下書き」に変更]を選択した場合、WordPressブログの公開ステータスが上書きされ、インポートされた記事は全て下書きブログとして自動的に保存されます。
[ブログのタグをインポート]チェックボックスをオンにして、HubSpotにWordPressタグをインポートします。
[インポートされた記事で既存のブログ記事を上書き]をクリックして、現在のブログでURLが同じ記事をすべて置換します。
[インポート]をクリックします。インポートが完了すると、ブログのインポーターダッシュボードにEメール通知とメッセージが届きます。
まとめ
HubSpotでのブログ作成のメリットと作成方法について紹介してきました。
HubSpotでは専門的な知識を持っていなくてもレスポンシブデザインが搭載されているブログを作成する事ができました。
今の時代は情報を発信するのにブログは重要な要素になってきます。
HubSpotはブログを作成が簡単なだけでなく、HubSpotの顧客情報と連携しEメールを訪問したユーザーに発信できたり、SEOの最適化に向けたアドバイスを一覧にしてくれたりとマーケティング全体に好影響を与える事ができる機能が充実しています。
現在他のツールでブログを行っている人でもHubSpotを利用する事で簡単にブログ記事の意向が行えますので、移行がめんどくさそうだからHubSpotの導入に二の足を踏んでいる方がいましたら、これを機に導入を行ってみてください。
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記事タイトルHubSpotでブログ作成するメリット|WordPressからの記事の移行方法も解説
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