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記事タイトル[2021年版]ディスプレイ広告とは?特徴と出稿の仕方
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/how-to-create-display-ads/
記事タイトル[2021年版]ディスプレイ広告とは?特徴と出稿の仕方
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POINTざっくりいうと
ディスプレイ広告のメリット
ディスプレイ広告のデメリット
実際にディスプレイ広告を作成
Google広告といえばリスティング広告とディスプレイ広告が有名です。
インターネット広告の中でもテレビや雑誌、新聞などに出稿されるマス広告と類似している点が多い広告形態です。
マス広告との違いからディスプレイ広告のメリットデメリットを紹介し、実際の画面を用いて出稿までを紹介していきます。
ディスプレイ広告とは
ディスプレイ広告とはテキストだけでなく画像や動画を利用した広告形態です。
課金方式は広告が1クリックされるたびに課金されるクリック課金型と広告がユーザーに1000回表示された結果で課金されるインプレッション課金型に分かれます。
ディスプレイ広告の表示場所はGoogleと提携を結んでいるウェブサイトだけでなく、Googleが運営しているGmailやYoutubeなどにも表示する事ができます。
これにより65万種類以上のアプリや、200万以上のWebサイトを利用する人に向けて、広告を表示できるようになります。
ディスプレイ広告のメリット
リターゲティングができる
ディスプレイ広告の最大のメリットはリターゲティングできる事です。
リターゲティングとは一度ウェブサイトに訪れたユーザーを追いかけ、再度広告を表示させる事でユーザーのアクションを促す広告手法です。
一度ウェブサイトに訪れたユーザーにターゲティングを行う事でコンバージョン率が高くなります。
マス広告では繰り返し同じ媒体に広告を表示させる事は可能ですが、特定のユーザーに広告を表示させる事はできません。
ウェブサイトに誘導できる
認知させるだけでなく、ウェブサイトに誘導させる事を目標とした場合ディスプレイ広告はマス広告より優秀です。
ディスプレイ広告は表示させた後、ユーザーが広告を選択する事で簡単に特定のウェブサイトに誘導できます。
一方、マス広告はユーザーが広告を見た後、ユーザーは検索し、情報を散策する事でウェブサイトへ誘導できます。
ディスプレイ広告はマス広告がユーザーをウェブサイトに誘導する為の工程をなくす事ができる為、誘導しやすい広告と言えるでしょう。
潜在層まで広告を表示させる事ができる
リスティング広告は特定のキーワードを検索してきたユーザーに広告を表示させる事ができます。
よって、購買意欲の高いユーザーに広告を訴求する事が可能ですが、特定のキーワードを検索していないユーザーには広告を訴求できません。
ディスプレイ広告はリターゲティングを利用して購買意欲の高いユーザーに広告を訴求雨する事もできれば、これから顧客になるかもしれないユーザーが使っていそうなウェブサイトに広告を表示させる事で自身の課題を発見できていない潜在層まで広告を訴求する事ができます。
ディスプレイ広告のデメリット
広告の視認率が低い
ディスプレイ広告が表示されるのはユーザーが閲覧しているコンテンツの中に表示されます。
能動的に解決しようとしていないのに加え、コンテンツを楽しんでいる途中に広告が表示されるわけですから視認率が低くなります。
潜在層まで訴求ができても、見られなければ意味がありません。
ただ、クリックされなければ広告費はかからないので費用が無駄にかかるということはありません。
コンバージョン率が低い
ディスプレイ広告は幅広いユーザー層に配信できる利点を持っていますが、その分雑多なクリックが増えてしまいます。
購買意欲の高いユーザー層に訴求できるリスティング広告と比べ、コンバージョン率が低くなってしまいます。
デメリットとしてあげましたが、これは広告の性質上しょうがないことだと言えるでしょう。
クリエイティブ費がかかる
リスティング広告と違いディスプレイ広告は画像や動画などGoogleの形式に乗っ取ったアセットを用意しなければなりません。
ディスプレイ広告の効果を左右するのは画像や動画のクオリティが大きく関わってきます。
制作費を少額に設定してしまう事でアセットのクオリティが下がり、結果広告の効果が下がってしまうという事があります。
制作費に予算をかけすぎて広告運用費が足らないという事態が起きないように、どの程度制作費に割いて良いのか見極める必要があります。
ディスプレイ広告を作成、出稿する
実際にディスプレイ広告を作成していきましょう。
ディスプレイ広告に限らず目的とターゲットを決めてから広告を作成しましょう。
広告を作成する前に広告アカウントの構成を理解する必要があります。
(キャンペーンや広告グループって何?Google広告のアカウント構成を徹底解説)に広告アカウント構成について書いてありますので、アカウント構成の理解が浅い方は是非読んでみてください。
今回は浦和にできたドッグラン「はなまるドッグラン」が広告を利用して、ウェブサイトにユーザーを流入させたいと考えているとします。
今回はアカウント開設はできているものとし、キャンペーンから作成していきます。
管理画面から「新しいキャンペーンの作成」を選択してください。
キャンペーンの設定
キャンペーンの目標
広告の目的を選択します。
今回はユーザーをウェブサイトに誘導する事を目的としているので「ウェブサイトのトラフィック」を選択します。
キャンペーンのタイプ
キャンペーンのタイプを選択します。今回はディスプレイ広告を作成する為「ディスプレイ」を選択してください。
キャンペーンのサブタイプ
キャンペーンのサブタイプとはどのような広告手法で配信するのかを決める設定です。
3種類あるのでそれぞれ紹介していきます。
標準のディスプレイキャンペーン
画像や広告文を用意し、ターゲットや入札単価の設定を広告主自身が行います。
スマートディスプレイキャンペーン
スマートディスプレイキャンペーンは始める前に条件があります。
過去30日間にディスプレイ広告で50件以上のコンバージョンか、検索ネットワークで100件以上のコンバージョンを獲得している必要があります。
スマートディスプレイキャンペーンは画像や広告文は広告主が用意するが、「広告の作成」「ターゲットの設定」「入札単価の設定」はコンバージョンのデータを元に自動で行ってくれます。
非常に効果的な広告が作成されるのでぜひ条件を達成した方は行ってみましょう。
Gmailキャンペーン
Gmailを利用しているユーザーに広告を表示させます。
今回は「標準のディスプレイキャンペーン」を利用します。
次の項目では遷移させるウェブサイトのURLを入力してください
キャンペーン名
キャンペーンは予算や地域、カテゴリで分類されます。一目で分かるキャンペーン名に設定しましょう。
今回は「はなまるスキー場 福島」と設定します。
地域
広告を配信するターゲットを選択できます。
選択肢は3つです。
すべての国と地域
日本
別の地域を選択する
上記の2つは表記通りの為、「別の地域を選択する」の設定を紹介します。
「地域」と「範囲」が選択できます。
「地域」を選択した場合「目標」と「除外」の設定が可能です。
浦和区を「目標」と「除外」してみましょう。
検索オプションを選択します。
「地域」を選択し、入力欄に「浦和」と入力します。
候補の一覧が表示されるので「浦和区, 埼玉県, 日本周辺地域」を探し「目標」を選択します。
ここで「除外」を選択する事で浦和区は地域から除外されます。
「範囲」を選択した場合、指定した地点から設定した半径分の地域が設定できます。
今回は浦和駅から半径30kmに範囲を設定します。
半径の設定を先に行います。
デフォルトでは「20マイル」と設定されていますが「30km」と数字と単位を設定しましょう。
入力欄に「浦和駅」と入力し、候補の一覧から「埼玉県さいたま市浦和区高砂1丁目16 浦和駅」を探し「目標」を選択してください。
地域の設定を開くと「目標」と「除外」をどのように定義するか設定できます。
設定によりターゲットの幅が変化するので慎重に設定しましょう。
言語
言語を設定することでこれらの言語を設定しているユーザー、もしくはこれらの言語が設定されているウェブサイトで広告が表示されます。
広告をどの言語を扱っているユーザーに見せたいかで設定が変更されます。
今回は日本語のみで設定していきます。
単価設定
重視している要素を選択します。
今回は予約の獲得が欲しい為「コンバージョン」を選択します。
そして、目標コンバージョン単価の設定を選択しましょう。
目標コンバージョン単価とは目標CPA(Cost Per Action)と呼ばれコンバージョン一件獲得する為にかかけていい費用のことを指します。
目標コンバージョン単価は商品やサービス、利益の回収システムによって変化します。
(予算から決めるのは間違い?Google広告の料金算出方法を徹底解説)の中に目標コンバージョン単価について書かれている為、是非読んでみてください。
予算
ここで入札する金額は1日の予算です。
一ヶ月分の予算を30.4日で割った数値を入力しましょう。
Google広告の予算算出方法は(予算から決めるのは間違い?Google広告の料金算出方法を徹底解説)に詳しく載っているので是非ご覧ください。
広告のローテーション
広告のローテーションとは何種類か広告があった場合、ユーザーにどのように広告を表示させるかを決める設定です。
設定には現在2種類あります。
最適化
広告掲載結果が良いと判断された広告を優先的に表示します。
最適化しない
広告掲載結果に関係なく、無制限に広告をローテーションして表示します。
実際のデータから自分でどの広告が効果的かを判断したいという場合は必ず定期的にチェックすることを前提に「最適化しない」を選択し、広告を配信してください。
チェックするのを忘れ、広告が無意味にローテーションしていると本来獲得できたはずのユーザーを取り逃がしていることがあるので気をつけましょう。
広告のスケジュール
広告のスケジュールとはどの時間帯に広告を配信するのかを設定できます。
どのような場合に設定するべきなのでしょうか。
クリック数とコンバージョン率から判断される広告配信の効率によります。
広告配信の効率が良い時間帯があれば、別のキャンペーンを作成し、その時間帯だけ別の予算で運用する。
広告配信の効率が悪い時間帯があれば、その時間帯を省いて広告を配信するなどの運用方法があります。
広告を始める段階ではどの時間帯が効率がいいのか悪いのかが判断できない為、広告を出稿した後に改善していきましょう。
開始日と終了日
広告を出稿する開始日と終了日を選択できます。
バレンタインや正月など期間が決まっている際の広告を出稿する際に役立ちます。
今回はこれからの集客を担っていく広告を出稿しようと考えているため、開始日だけを設定し、終了日を設定しません。
終了日を設定しないことで広告は継続的に配信されます。
デバイス
デバイスごとにターゲティングが可能です。
選択肢は2つあります。
すべてのデバイスに表示
デバイスで制限する事なく広告を配信します。
デバイスごとにターゲティングを指定
どのデバイスに配信するかを選択できます。
それぞれのデバイスの定義を紹介します。
パソコン: 画面が 7 インチより大きいデスクトップ パソコンやノートパソコンのことです。このオプションを選択すると、パソコンのすべての広告枠を利用できます。
モバイル: 電話機能のある携帯型のデバイスです。
タブレット: タブレットは、電話機能が必ずしも含まれていないモバイル デバイスです。
更に「オペレーティングシステム」「デバイスのモデル」「ネットワーク」から絞り込めます。
オペレーティングシステムとは一般的にOSと呼ばれているもので代表的なものでGoogleが提供している「Android」Appleが提供している「iOS」があります。
デバイスのモデルとは例えば「iPhone」や「Xperia」などデバイスの機種です。
ネットワークとは「SoftBank」「NTT DoCoMo」「KDDI/au」の主要回線とWifiです。
これらの要素から絞り込むことが可能です。
キャンペーンURLのオプション
キャンペーンURLのオプションはGoogleアナリティクスなどの計測ツールを使用する際に、どのキャンペーンのどの広告から流入したのかを判別するためにURLの後ろに値を追加するオプションです。
設定をしなければ広告からの流入であっても、自然検索からの流入とされ、効果測定がしっかりと行えません。
Google広告で広告を出稿し、Googleアナリティクスで計測をする際は連携をしておくことで設定しなくても分類され計測されます。
よって、今回は設定を行わなくて大丈夫です。
動的広告
動的広告とは、ユーザーの行動履歴を参考にして、ユーザー一人一人に合わせた広告内容が配信される広告のことです。
サイトへの訪問履歴を持つユーザーがターゲットになる為、動的リマーケティングとも呼ばれています。
例えばショッピングサイトで商品の詳細は確認したが購入に至らなかった場合,通常のリマーケティングの場合どのユーザーに対してもショッピングサイトへ誘導する目的の同じ広告を表示させます。
一方、動的リマーケティングの場合はユーザーが商品詳細を見た商品の情報を広告の中に含めることができます。
ユーザー別に効果的な広告を配信できることでコンバージョン率の増加が見込めます。
動的リマーケティングは商品ページが多く、人の手での管理が難しいサイトほど効果を発揮します。
今回はユーザーをスキー場のウェブサイトへ流入させることを目的としているため、動的リマーケティングは設定しません。
コンバージョン
コンバージョン列に含めるコンバージョンを設定します。
コンバージョン列に含めるとは広告主にとって重要なコンバージョンであるかの基準で選択します。
コンバージョン列に含めるべきコンバージョンアクションは自動入札戦略で最適化の基準にするべきものを指定します。
設定は2種類あります。
アカウント単位の [コンバージョンに含める] 設定を使用する
アカウント内で「コンバージョンに含める」設定を行っているすべてのコンバージョンアクションを使用します。
このキャンペーンのコンバージョン アクションを選択する
アカウントに登録されているコンバージョンアクションの中から広告主が選択します。
コンテンツの除外
広告を表示させないコンテンツを選択します。
広告グループの作成
広告グループ名
「はなまるスキー場」という広告グループ名にしましょう。
オーディエンス
どのユーザー層に広告を配信するのかを設定します。
ウェブサイトを登録しておくことでGoogleが効果的であると判断した候補をいくつか表示させてくれます。
狙いたいユーザー層を選択してください。
ユーザー属性
「性別」「年齢」「子供の有無」「世帯収入」から配信するユーザーを絞り込みます。
コンテンツターゲット
コンテンツターゲットとは広告を配信するコンテンツを「キーワード」「トピック」「プレースメント」から絞り込む方法です。
キーワード
商品やサービスに関連するキーワードを設定することで、そのキーワードに関連するウェブサイトに広告が表示されます。
ウェブサイトのURLを入力することGoogleが関連しているキーワードを選出してくれます。
それらのキーワードはもちろん追加しますが、ユーザーのニーズを理解し配信場所を追加しましょう。
例えば、スキー場に行く人はどのようなニーズをもってスキー場に行くのか考えます。
「スキーがしたい」「学生の卒業旅行」「家族旅行」など様々なニーズがあります。
更にニーズだけでなく行動も予測しましょう。
近くに有名な観光地や温泉がある場合は、それらのサイトにスキー場の広告を表示させることで、旅行ついでに行くユーザーが出てくるかもしれません。
直接的なキーワードだけでなく、ユーザーのニーズを考えたキーワードを設定することで新たに効果的な配信先を見つけることができるかもしれません。
トピック
Googleが提示した様々なトピックを選択することで、これらのトピックに関連しているウェブサイトに広告が配信されます。
プレースメント
広告主がURLやキーワードなどで指定したウェブサイトやYoutube動画、アプリなどに広告が配信されます。
ターゲットの拡張
このバーを右に動かすことで設定した配信面だけでなく成果が上がりそうな配信面にも広告が配信される可能性があります。
プレースメントターゲットにより特定の配信面に絞りたいときはバーを一番左に動かし、「オフ」を選択しましょう。
広告の作成
レスポンシブディスプレイ広告とは、1つ広告を作成するだけで掲載面に応じてサイズやレイアウトを調整してくれる広告のことです。
レスポンシブディスプレイ広告に必要なアセットは7つあります。
最終ページURL
画像とロゴ
動画
広告見出し
長い広告見出し
説明文
会社名
最終ページURL
広告を選択した際にユーザーを誘導するウェブサイトのことを指します。
画像とロゴ
最大15枚の画像と5個のロゴをアップロードすることができ、できるだけ多くの画像を追加することが重要となります。
追加する画像が多いほど広告のバリュエーションが増え、より関連性の高い広告を表示することができます。
その結果、様々な広告のデータを蓄積することができるので、 Google 広告の機械学習が進みやすくなり、成果の向上が見込めます。
動画
30秒以下のYoutubeにアップロード済みの動画で最大5個まで登録可能です。
広告見出し
半角30文字、全角15文字まで入力でき最大5個まで登録可能です。
長い広告見出し
半角90文字、全角45文字まで入力でき最大5個まで登録可能です。
説明文
半角90文字、全角45文字まで入力でき最大5個まで登録可能です。
会社名
半角25文字、全角12文字で登録が可能です。
できるだけ多くのアセットを入力しましょう。
多くのアセットを入力することで最適な広告を作成できる可能性が高くなります。
広告が効果的かどうかを判断するために「広告の有効性」という基準があります。
広告の有効性には4段階あり「要改善」「平均」「良好」「優良」があります。
広告の有効性が「優良」だから確実に効果的な広告に仕上がったかというとそうではありませんが、「良好」「優良」を目指すことを心がけましょう。
まとめ
Googleディスプレイ広告のメリットデメリットから出稿までを紹介してきました
ディスプレイ広告は幅広いユーザーにテキストだけでなく画像や動画を利用して広告を訴求できます。
効果の高いリマーケティングからディスプレイ広告を初めてみるのもいかがでしょうか。
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