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記事タイトルわかりずらいGoogleアナリティクスのユーザー権限の種類と設定方法を解説
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/googleanalytics-organize-authority/
記事タイトルわかりずらいGoogleアナリティクスのユーザー権限の種類と設定方法を解説
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POINTこの記事をざっくり言うと
ユーザー権限の種類がわかる
データ管理の階層を理解できる
ユーザー権限の設定方法がわかる
Googleアナリティクスの権限は、「ユーザー権限」(アクセス権限)のことを指します。Googleアナリティクスのユーザー権限には種類があり、その種類によってGoogleアナリティクスで確認できるデータや操作できる項目が異なります。
今回は権限にはどのような種類があるのか、また権限の設定、共有の仕方について紹介していきます。
2013年に権限の種類が変更された
以前のユーザー権限は「管理者」と「ユーザー」の2種類だけでした。2013年にユーザー管理の方法が変わり、4種類へと権限が増え、管理するデータの階層ごとに権限を設定できようになりました。
権限の種類と権限を設定できるデータの階層が増えたことにより自由度は増加しました。しかし、その反面、権限設定の難易度も高まったと言われています。
効果的にGoogleアナリティクスを活用していくには、関わっている人の数、組織形態、サイトの規模や管理範囲など、運用目的に沿って権限をカスタマイズしていくことが重要です。
Googleアナリティクスのユーザー権限の種類
まずは、4種類のGoogleアナリティクスのユーザー権限の特徴をみていきます。
ユーザー管理
ユーザー管理は、アカウントのユーザー管理(ユーザーの追加や削除、権限の設定)ができる権限です。
編集や共有編集の権限は含まれないため、Googleアナリティクスのデータを確認することはできません。ユーザー権限の付与状況をコントロールする権限です。
編集
編集は、データの収集や設定などをすべて行うことができる権限です。
レポートに関する操作も可能です。目標などの追加や削除をすることもできまます。
次に紹介する「共有設定」より上位の権限ですので、「共有設定」で行える権限はすべて含まれます。ただし、「ユーザー管理」で可能なユーザーの追加や権限の付与などはできません。
共有設定
共有設定は、個人のデータ設定を作成、共有できる権限です。
具体的にはマイレポートの共同編集やメモの共有が可能です。「表示と分析」の上位権限なので「表示と分析」で行える権限はすべて含まれます。
表示と分析
表示と分析は、データの表示や操作を行える権限です。
具体的には、セカンダリディメンションを追加することやセグメントを作成すること、フィルタを適用することなどが含まれます。
レベル的には最下位の権限ですので共有されたデータを取り込むことはできますが、自分の設定を他の人に共有することはできません。
それぞれのポイントをまとめると
・「ユーザー管理」の権限だけでは、ユーザーの管理しか行えない。
・「編集」はすべてのデータの設定を行うことができる。
・「編集」「共有設定」「表示と分析」では、ユーザーの管理は行えない。
・「共有設定」の管理画面上での見え方は、「表示と分析」と同一であるが、レポートの設定等を共有することができる。
・「表示と分析」は個人用の設定以外の項目は編集ができず、データを表示するだけの権限。ただし、自分で作成した「セグメント」「メモ」などは編集や削除は可能。
Googleアナリティクス管理権限の階層について
Googleアナリティクスではデータを3つの階層に分けて管理しています。
ここではデータを管理する階層構造について説明していきます。
アカウント
アカウントはGoogleアナリティクスの階層構造の最上位にあたります。
Googleアナリティクスを利用する際にアカウントを作成しますが、サイト管理者ごとに作成するのが基本です。1つのアカウントに最大50個のプロパティを作成することができます。
プロパティ
プロパティはアカウントの1つ下の階層で、Googleアナリティクスでは主にウェブサイトやモバイルアプリを表します。
アカウントはサイト権利者ごとに作成しますが、一般的にプロパティは分析したいサイトごとに作成していきます。
1つの会社で複数のサイトを管理する場合は、サイトごとにアカウントを作成するのではなく、1つのアカウントでサイトごとにプロパティを作成して管理するといったような形になります。
計測に必要なトラッキングコードはプロパティごとに発行されます。
ビュー
ビューはプロパティのデータを切り分けて表示させる役割を持ちます。
ビューはプロパティの1つ下の階層にあたり、Googleアナリティクスの階層構造の最下層にあたります。
新しくビューを作成してフィルタリングの設定をすることにより、例えばモバイルユーザーだけのデータを表示させるといったことが可能です。
3つの権限の関係性
階層の強さとしては、アカウント>プロパティ>ビューの順番となっています。1つのアカウント(例:会社名)の中に、複数のプロパティ(例:コーポレートサイト、ECサイト)があり、1つのプロパティの中に複数のビュー(例:社内IPのみ除外、PCデバイスのみ、モバイルデバイスのみ)があります。
これらは、アカウント、プロパティ、ビューの3層構造になっているため、基本的にアカウントに権限を付与するとその配下のプロパティやビューにその設定が反映され、プロパティに権限を付与するとその配下のビューにその設定が反映されます。
例えば、「アカウント」で「編集」権限を設定した時は、下位階層である「プロパティ」「ビュー」でも同じ「編集」権限を持つことになります。
ただし、逆に下位階層のビューに対して権限を付与しても、上位階層のプロパティやアカウントに対しては設定が反映されません。
権限の設定方法
最後に権限の設定方法を説明します。
Googleアナリティクスの画面から、「管理」をクリックします。
「アカウント」「プロパティ」「ビュー」の3つの列からユーザー権限を設定したい階層の「ユーザー管理者」をクリックします。
表示されたユーザーごとに「ユーザー管理」「編集」「共有設定」「表示と分析」の 4 種類の権限を単独で、あるいは組み合わせて選択します。
これで権限の設定は完了です。
権限を共有する方法
新たなユーザーを追加して権限を共有する場合は、まず共有したい階層の「ユーザー管理者」をクリックします。下記の画像の画面が表示されたら右上にある「+ボタン」をクリックし、「ユーザーを追加」を選択します。
後は、共有したいユーザーのメールアドレスを入力し、付与したいユーザー権限を選択したら設定完了です。
付与する権限の優先度について
先ほど説明したとおり、アカウント > プロパティ > ビューの順に、上位階層の権限は下位階層に引き継がれます。
例えば、アカウントレベルで「編集」の権限を設定すると、そのユーザーはそのアカウントのすべてのプロパティとビューにおいても「編集」の権限を持つことになります。
階層が下に進むにつれて、設定する権限を増やすことはできますが、減らすことはできません。
アカウントレベルで「表示と分析」権限を設定したユーザーに、プロパティやビューレベルで「編集」権限を設定することはできますが、アカウントレベルで「編集」権限を設定したユーザーに、プロパティレベルで「表示と分析」権限のみを設定しようとすることはできません。これは、「編集」「表示と分析」よりも上位の権限だからです。
まとめ
企業でGoogleアナリティクスを使用してアクセス解析を行なっていく際、権限の共有は必須事項となりつつあります。階層構造とユーザー権限の種類について少しわかりづらいところもありますが、役割や担当ごとに設定することで効果的な分析を行うことができるようになります。この記事を参考にしていただけたら幸いです。
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