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記事タイトル【保存版】Googleスプレッドシートで使える関数26選まとめ
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/google-spreadsheet-function/
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POINTざっくりいうと
Googleスプレッドシートでは関数を使うには直接入力かメニューから入力する
Googleスプレッドシートで関数を使うと四則演算や合計、条件付き出力などができる
Googleスプレッドシートで使える関数の中にはExcelにはない独自の関数もある
Googleスプレッドシートは、Excelとよく似たGoogleが提供している表計算ソフトです。簡単な四則演算から合計の算出、条件付きの関数など、様々な関数を使うことができます。
Googleスプレッドシートで使われる関数をすべて網羅する必要はありませんが、よく使われる関数や便利な関数を知っておくことで、より便利にGoogleスプレッドシートを使いこなすことができるでしょう。
そこで、今回はGoogleスプレッドシートでの関数の使い方やよく使われる関数をまとめてみました。
Excelとよく似た基本的な関数から、Googleスプレッドシートならではの、Google翻訳をしてくれる関数やWebページから表を読み込んでくれる関数など、様々な関数をまとめてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
Googleスプレッドシートの関数の使い方
まず、Googleスプレッドシートでの関数の使い方をご紹介します。
Googleスプレッドシートで関数を使うには、セルに関数を挿入する必要があります。
関数の挿入方法
Googleスプレッドシートでの関数の挿入方法は、主に以下の2通りがあります。
直接入力する
関数を挿入したいセルに直接入力する方法です。
英字入力の「=」イコールに続いて挿入したい関数を入力します。
このとき、関数名は英字で入力しますが、半角でも全角でもどちらでも問題なく入力することができます。
メニューから選択する
Googleスプレッドシート上部のメニューから「挿入」→「関数」→「挿入したい関数」をクリックする方法です。
Googleスプレッドシートで使用可能な関数を一覧で見ることができるので便利です。
関数を他のセルにコピーする方法
例えば表を作って合計を出したいとき、いちいちセルごとに関数を入力し直すのは面倒ですよね。そんな時に便利なのが、関数を他のセルに一気にコピーする方法です。
まず、コピー元のセルに関数を入力します。
次に、コピーしたいセル右下の四角い部分をドラッグします。
すると、ドラッグしたセルに関数がコピーされ、自動で関数の結果が出力されます。
ARRAYFORMULA関数を使うと関数のコピーがもっと楽になる
Excelにはない、Googleスプレッドシートならではの関数「ARRAYFORMULA関数」を使えば、関数のコピーがもっと楽になります。
ARRAY FORMULA関数を使うには、先頭のセルだけに関数を入力します。このとき、数値の指定は配列(A1:A3などの範囲指定)で指定します。
エンターを押すと、それだけで、範囲内のセルに関数が反映されます。
すべての行に関数を適用する間が必要なく、また、スプレッドシートに変更があった場合でも1つのセルを変更するだけですべてのセルに変更を適用させることができるので、おすすめの関数です。
Googleスプレッドシートでよく使う関数22選
ここからは、Googleスプレッドシートでよく使われる関数をいくつかご紹介します。
どれも基本的な関数ですので、しっかりマスターしましょう。
基本の四則演算
足し算
2つ数値の足し算であればADD関数が使えます。
また、半角プラス記号「+」でも足し算を実行できます。
3つ以上の数値を足し算したい場合は、後に紹介するSUM関数を使うと便利でしょう。
引き算
2つの数値の引き算には、MINUS関数が使えます。MINUS関数では「=MINUS(引かれる数,引く数)」と指定します。
また、半角マイナス記号「-」でも引き算を実行できます。
掛け算
数値の掛け算には、PRODUCT関数が使えます。
また、半角アスタリスク記号「*」を使って掛け算を実行することもできます。
割り算
数値の割り算には、QUOTIENT関数が使えます。QUOTIENT関数では「=QUOTIENT(割られる数,割る数)」と指定します。
また、半角スラッシュ記号「/」でも割り算が実行できます。
ちなみに、割る数が0だと、図のようなエラー表示が出てしまいます。
合計を出すSUM関数
「=SUM(範囲)」で、範囲の合計を出すことができます。
「=SUM(B:B)」のように、範囲は列や行全体を指定することもできます。
条件付き合計を出すSUMIF関数
「=SUMIF(条件の範囲,”条件”,合計する範囲)」で、条件付きの合計を出すことができます。
例えば、以下の例では、4/1~4/5までの食費の合計を出しています。
複数の条件がある合計を出すSUMIFS関数
「=SUMIFS(合計する範囲,条件1の範囲,”条件”,条件2の範囲,”条件”….)」で複数の条件付き合計を出すことができます。
例えば、以下の例では、4/1~4/5までの交際費でカラオケに使った金額の合計を出しています。
条件付き出力を出すIF関数
「=IF(条件の論理式,TRUE時の値,FALSE時の値)」で、ある条件によって出力を変えることができます。
例えば、以下の例では、合計売上金額の目標を30000として、300000より大きければ「売上目標達成!」、300000より小さければ「目標達成ならず」と返す関数となっています。
数値の個数を数えるCOUNT関数
「=COUNT(範囲)」で、範囲内の数値の個数を調べることができます。
例えば、以下の例では、値がテキストである「欠席」はカウントせず、数値が入力されている個数をカウントしています。
最大値を出力するMAX関数
「=MAX(範囲)」で、範囲内の数値の最大値を出力できます。
以下の例では、97点が最高得点です。
最小値を出力するMIN関数
「=MIN(範囲)」で、範囲内の数値の最小値を出力できます。
以下の例では、56点が最低得点です。
条件付きでカウントするCOUNTIF関数
「=COUNTIF(範囲,条件)」で、範囲内の条件に一致する要素の個数を出力できます。
以下の例では、出席欄が「参加」となっているセルをカウントしているので「3」が出力されています。
平均を出すAVERAGE関数
「=AVERAGE(範囲)」や 「=AVERAGE(数値,数値,….)」で、その範囲や数値の平均値を出力できます。
以下の例では、テストの点数の平均点を求めています。
四捨五入をするROUND関数
「=ROUND(数値)」で指定した数値を四捨五入することができます。
また、「=ROUND(数値,桁数)」で四捨五入をする桁数を指定することもできます。
エラー表示を指定するIFERROR関数
例えば、割る数が0のとき、割り算を行ったセルにはエラーが表示されてしまい、さらに、その下の合計など、エラーが出たセルを含んだ計算ができなくなってしまいます。
そのため、IFERROR関数を用いて、エラーのときは「0」を表示するなど指定することで、そのセルを使った計算も正しく行えるようになります。
条件に合致したデータのみを抽出するFILTER関数
「=FILTER(範囲,条件)」で、範囲内の条件に一致するデータを抽出することができます。
以下の例では、品目の行から、項目が「交際費」のものを抜き出しています。
行と列を入れ替えるTRANSPOSE関数
「=TRANSPOSE(範囲)」で範囲内の行と列を入れ替えることができます。
簡単に表などの行・列を入れ替えることができるため便利です。
セルの文字数を数えるLEN関数
LEN関数は文字列の文字数を数えることができます。
文章などを作成する際、何文字かカウントするのに便利です。
セル内にグラフを表示数SPARKLINE関数
「=SPARKLINE (範囲,グラフオプション)」で、セル内に簡単なグラフを作成することができます。
重複を除いた値を出力できるUNIQUE関数
「=UNIQUE(範囲)」で、範囲内から重複を除いた値を出力することができます。
指定した日付がその年の何周目か計算するWEEKNUM関数
WEEKNUM関数では、指定された日付がその年の1/1から数えて何周目か計算することができます。
現在時刻を出力するNOW関数
NOW関数では、現在時刻を出力することができます。
Excelにはない!Googleスプレッドシートならではのお役立ち関数4選
Googleスプレッドシートには、Excelにはない、Googleスプレッドシートならではの関数もあります。
ここでは、Googleスプレッドシートならではの関数の中でも特に役立つ関数をご紹介します。
自動で翻訳できるGOOGLETRANSLATE関数
「=GOOGLETRANSLATE(テキスト,”変換前の言語”,”変換後の言語”)」でGoogle翻訳をすることができます。
英語は”en”、日本語は”ja”、中国語は”zh”で指定できます。
任意のWebページから情報を取得するIMPORTHTML関数
IMPORTHTML関数では、任意のWebページのデータを取得することができます。
例えば、以上のような、tableタグを用いた表の情報をスプレッドシートに読み込みたい場合は、IMPORTHTML関数でそのページのURLとtableを指定することで、次のように読み込むことができます。
他のスプレッドシートを参照するIMPORTRANGE関数
IMPORTRANGE関数で、別のスプレッドシートからデータの引用をすることができます。
まず、参照したいGoogleスプレッドシートのURLをコピーします。
次に、別のシートを開き、先ほどコピーしたURLと参照したいセルの範囲をIMPORTRANGE関数で指定すれば完了です。
URLが有効か調べるISURL関数
ISURL関数を使えば、そのURLが有効なURLかどうか調べることができます。
有効であれば「TRUE」、無効であれば「FALSE」を出力します。
Googleスプレッドシートで関数が使えない場合の原因と対処法
Googleスプレッドシートにはない関数を使っている
GoogleスプレッドシートにはExcelと似た関数や名前の同じ関数が多くありますが、Excelで使える関数がGoogleスプレッドシートでも使えるとは限りません。
使っている関数がGoogleスプレッドシートで使える関数なのか確認しましょう。
また、Googleスプレッドシートで使える関数はGoogle公式サイトがGoogle スプレッドシートの関数リストにまとめてくれているので、そちらを参考にすると良いでしょう。
関数を半角英字入力していない
関数を半角英字入力していないと、関数が正しく認識されない場合があります。
例えば、SUM関数を使うとき、英字入力の「SUM」は「sum」と入力しても問題ありませんが、全角かな入力の「SUM」だと関数として認識されません。
他にも、「+」と「+」の間違いや、「=」と「=」の間違いには注意しましょう。
テキストを「”」囲みしていない
以下の例のように、テキストを「”」で囲んでいないとテキストとして認識されず、正しい計算が行われません。
Googleスプレッドシートの関数を使いこなして作業の効率化をしよう
Googleスプレッドシートで関数を使えば、簡単な四則演算や合計、平均値の算出だけでなく、Google翻訳やWebページにある表の読み込みなどを簡単に行うことができます。
Googleスプレッドシートの関数を使いこなして、日々の作業効率化を目指しましょう!
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