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記事タイトルキャンペーンや広告グループって何?Google広告のアカウント構成を徹底解説
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/google-account-structure/
記事タイトルキャンペーンや広告グループって何?Google広告のアカウント構成を徹底解説
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/google-account-structure/
POINTざっくりいうと
Google広告アカウントの構造
広告グループを分ける基準
キャンペーンを分ける基準
広告運用者はGoogle広告を設定し、運用をしながら改善を繰り返すことを日々行っています。
ただ、ここで落とし穴なのが最初の設定です。
はじめのアカウントの構成がしっかりとした考えのもと組み立てていなければどれだけ改善を重ねていったとしても最大限に効果のある広告にならない現象が起きてしまいます。
この記事ではアカウント構成について初めての方でも分かりやすいよう説明していきます。
Google広告を始める前にぜひ読んでおいて欲しい記事になります。
アカウントの構造
Google広告アカウントには大きく分けて「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」の3層に分かれます。
アカウント
ログイン メールアドレス、パスワード、お支払い情報が登録されています。
一番上の管理単位です。一般的に1企業に1アカウントが普通の認識ですが扱う商品やサービスによってホームページを別々に作っている場合や担当者を個別に立てている場合はアカウントを別にします。
キャンペーン
予算の設定、曜日や時間帯、配信先デバイス(PC、モバイル、スマートフォン・タブレット端末)などのターゲティング設定を行えます。
予算の設定ができるのはキャンペーンレベルのみです。
異なる地域に広告を配信する場合や、予算が別途設けられている場合は、別途キャンペーンを作成します。
広告グループ
同じテーマを持つ広告やキーワードをまとめたものと覚えておきましょう。
一つの広告グループにキーワードをまとめるのではなく、目的となるテーマ別に広告グループを分け、テーマに沿った広告とキーワードを入稿しましょう。
キーワード
宣伝する商品やサービスに関連するキーワードを入力しましょう。
事前に登録したキーワードを検索したユーザーに広告を表示させます。
広告
ユーザーが検索した時、実際に表示される広告です。
具体的なアカウント構成から広告グループ分析
具体的に不動産の売買、賃貸を行っている事業が広告を出す場合どのようなアカウント構成にするべきか見ていきましょう。
悪い例
事前以下のアカウント構成を見ていきましょう。
事前「不動産売買」と「不動産賃貸」に分け、キーワードと広告もそれぞれのテーマ別に揃えてあります。
テーマ別にきれいに揃えてありますが、このままだとどれだけ改善を加えて行っても良い広告にはなりません。
事前広告グループAを例にどこを改善すべきか考えていきましょう。
キーワードは狙っているユーザーが検索すると予想されるキーワードを登録しています。
ユーザーはそれぞれ意図を持って、検索しています。
「マンション 新築 購入」と検索している場合は新築のマンションの購入を考えているユーザーと考えていいでしょう。
このユーザーを想定し「4月マンション完成予定|残り2部屋のみ南東角部屋4000万」という広告文を作りました。
他のキーワードもユーザーを想定し、広告文を作成しました。
広告を出稿し、早速ユーザーが「マンション 新築 購入」と検索してきました。
ただ、表示された広告は「子供に優しい家づくり|木の温もりで家庭もほっこり」という「戸建 木造」を検索してくるユーザーを想定して作った広告でした。
もちろんマンションの新築を購入したいと思って検索しているわけですから、自分のニーズに関係ない広告はクリックしません。
今回のようなことが起きた原因は単純で同じ広告グループ内にそれらのキーワードと広告があったからです。
キーワードから正しく広告文を作ってもアカウント構成がしっかりしていなければ効果的でないということが分かりました。
良い例
以下のアカウント構成を見ていきましょう。
先ほどと同じく不動産の売買と賃貸を行っている事業の広告アカウントです。
違っている点は広告グループのテーマ別の細分化です。
不動産売買と言ってもユーザーは多くの視点から物事を判断し購入に至っています。
ユーザーのニーズに合わせたテーマ別をとことん行いましょう。
テーマ別に分けた広告グループ内であれば、どのキーワードであっても効果的な広告がユーザーに表示できます。
広告グループDを見ていきましょう。
キーワードだけで見ると「賃貸 楽器可」と「賃貸 Youtuber」は関係ないように思えますがテーマの「防音」というところでは繋がっています。
よって、広告が「楽器を思いっきり弾ける環境を|おしゃれな防音物件多数」という楽器が大丈夫ですよという広告文でも、Youtuberをやっているユーザーの中には防音をニーズにしている層もいると想定して広告グループDのキーワードの中に「賃貸 Youtuber」をいれました。
このようにキーワードが直接的出なかったとしても、そのキーワードを検索してきているユーザーのニーズを想像することはもう一段階運用のスキルをアップさせる要因になるのではないでしょうか。
キャンペーンを分ける基準
広告グループをうまく使うとキーワードと広告が綺麗に整頓されることが分かりました。
では、キャンペーンを分けるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
キャンペーンは予算や商品、ターゲットで分けます。
例えば、バレンタインデーなどイベント専用のキャンペーンを通常のキャンペーンと別に作ったり、家具屋を経営していた場合はソファと机でキャンペーンを分けたり、「東京」「大阪」に拠点ごとに予算をかけたいなどの場合はキャンペーンを分けるべきでしょう。
予算が偏らないように注意するキャンペーンの下位層にあたる広告グループとキーワードの部分に注意が必要です。
例えば「レンタカー」「車修理」「中古車販売」の3つの広告グループがあるとします。
「中古車販売」が圧倒的に検索数が多かった場合は「中古車販売」の広告グループに予算が集中してしまい、他2つの「レンタカー」「車修理」に予算が回らず広告が表示されないということが起きてしまいます。
この場合は「中古車販売」と「レンタカー」「車修理」で予算を分け、キャンペーンを別に作ることで解決します。
日ごとの予算と上限クリック単価の兼ね合い
日ごとの予算と上限クリック単価のバランスが悪いと以下のような現象が起きてしまう恐れがあります。
日ごとの予算:3000円
上限クリック単価:600円
この場合3000/600で1日5回しかクリックを得ることができません。
目標コンバージョン数とコンバージョン率を見ながらこのままのペースで目標は達成できるのかを考えましょう。
改善をしたい場合は日ごとの予算をあげるか、上限クリック単価を下げましょう。
さいごに
アカウント構造について具体例を用いて説明してきました。
始めに設定するアカウント構造が適切でない場合、一生懸命改善を施しても最大限発揮してくれないことが分かりました。
今回の記事を見ていただいた後に自社で運用している広告アカウントを見直してみましょう。
キーワードと広告がごちゃ混ぜになっていないか。テーマ別にしっかりと分けられているが、人気のキーワードに予算が吸われていて、広告の表示回数が少なくなっていることはないか,キャンペーンを適切に分けられているかなどこれを機会に見直していきましょう。
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