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Figmaの料金プラン種別、無料プランと有料プランの違いを知っておこう!

「Figma」は比較的リーズナブルな価格でできるツールであり、無料プランでも大半の機能が利用できますが、いくつかプランが用意されています。この記事では、料金プランについて詳しく解説します。

カテゴリ: Figma

本記事ではFigmaの料金プラン、無料プランと有料プランの違いなどを詳しく解説します。

Figmaの料金プラン

Figmaの料金プランには、デザインと開発(デザインファイルとFigJamボード両方を利用できる)と、ホワイトボーディング(FigJamボードを利用できる)の2つに大別され、それぞれで4つのプランが用意されています。

デザインと開発の料金プラン

以下が、デザインと開発の料金プランです。

  料金(月払い) 料金(年払い) 機能 備考
スターター 無料(永久) 無料(永久) 基本機能+3つのFigmaファイルと3つのFigJamファイル・個人用ファイル数無制限などの機能
Figmaプロフェッショナル 2,250円(編集者1人あたりの月額) 1,800円(編集者1人あたりの月額) スターターのすべての機能+Figmaファイル数無制限・バージョン履歴数無制限などの機能(プロフェッショナルからベータ版の開発モードが利用可能) ※学生および教育関係者は無料
Figmaビジネス なし 6,750円(編集者1人あたりの月額) Figmaプロフェッショナルのすべての機能+組織全体のライブラリ・デザインシステムアナリティクスなどの機能  
エンタープライズ なし 11,250円(編集者1人あたりの月額) Figmaビジネスのすべての機能+専用ワークスペース・高度なデザインシステムなどの機能  

ホワイトボーディングの料金プラン

以下が、ホワイトボーディングの料金プランです。

  料金(月払い) 料金(年払い) 機能 備考
スターター 無料(永久) 無料(永久) 基本機能+3つのFigmaファイルと3つのFigJamファイル・個人用ファイル数無制限などの機能
Figmaプロフェッショナル 750円(編集者1人あたりの月額) 450円(編集者1人あたりの月額) Figmaファイル数無制限・オープンセッションなどの機能 ※学生および教育関係者は無料
Figmaビジネス なし 750円(編集者1人あたりの月額) Figmaプロフェッショナルのすべての機能+組織全体のライブラリ・コンテンツの一元管理などの機能  
エンタープライズ なし 750円(編集者1人あたりの月額) Figmaビジネスのすべての機能+専用ワークスペース・高度なデザインシステムなどの機能  

※価格やサービス提供内容は変更される可能性もあります。導入の際は以下のFigma公式ページで必ず詳細を確認しておきましょう。

Figma価格のページ

データ関連の仕様に関する用語について

利用プランの違いを理解するためには、Figmaで用いられるデータを保存や分類で使われる仕様に関する用語の違いを確認しておく必要があります。

構造名 説明
Team Figmaでは共用データを保存する構造をTeamと呼びます。チームの各メンバーに対してアクセス権や編集権などを細かく設定できます。
Project Figmaではチームの作業スペースをProjectと呼びます。チーム内で複数のプロジェクトを遂行する場合に、作業スペースとしてのProjectを分けておくと便利です。
File FigmaではProject内の作業スペースをFileと呼びます。無料プランではこのファイル数に制限があります。
Page FigmaではFile内で分けられる作業スペースをPageと呼びます。端末ごとにページを別にしたり、デザインのバージョン違いなどをページで分けたりするといった使い方ができます。
Drafts Figmaでは個人で作業したデータの保存、下書きの保存をDraftsと呼びます。

権限に関する用語について

Teamで設定できる権限に関する用語も、確認しておきましょう。

権限 説明
Editor:編集者 データを編集することができる権限です。実際にデザイン作業を行うメンバーに対し付与します。
Viewer:閲覧者 データを閲覧し、コメントを付けることができる権限です。クライアントやディレクターといったデータをチェックする側などに付与します。

プランの内容を確認する際には、これらデータ関連の仕様や、権限についてもチェックする必要があります。

無料プランと有料プランの違い

無料プランと有料プランの違いについては、それぞれのプランを選ぶときの注意点を確認しておきましょう。

無料プランを選ぶときの注意点

以下が無料プランを選ぶときの注意点です。

1.ファイル数などが制限されている

ファイル数やバージョン履歴などに制限があります。チームで開発する企業向けの案件などに対応するには、Figmaプロフェッショナル以上のプランを選択する必要があります。

2.管理とセキュリティに関する機能が利用できない

無料プランでは、管理とセキュリティに関する機能は利用できません。個人や小規模プロジェクトでの利用であっても、セキュリティ面を重視する場合は、上級の有料プランを検討する必要があります。

有料プランを選ぶときの注意点

以下が有料プランを選ぶときの注意点です。

1.「Figmaビジネス」と「エンタープライズ」では、最低でも12か月間の契約が必要

「Figmaビジネス」と「エンタープライズ」では、月払いの料金プランはありません。年払い契約で編集者1人あたりの月額料金がかかります。そのため、最低でも12か月間の契約が必要となるので注意しましょう。

2.料金はユーザー数に応じて変動する

有料プランは、編集者1人あたりの月額料金×ユーザー数の料金となり、ユーザ数に応じて価格が変動します。額面通りの料金ではありませんので注意しましょう。

料金プランを選ぶポイントとは

料金プランを選ぶポイントについて、詳細な項目も含めて機能のジャンルごとに確認していきましょう。

1.デザインに関する機能

デザインに関する機能は、各プランで大きな違いはありません。無料プランのみ、「バージョン履歴」が30日間に制限されています。

2.コラボレーションに関する機能

コラボレーションに関する機能は、各プランで大きく異なります。すべてのプランで利用できる機能は「マルチプレーヤー」「閲覧者数無制限」「共有可能なリンク」「キャンパス上のコメント」「オブザベーションモード」になります。それ以外の機能は、プランに応じて追加されていきます。

3.プロトタイピングに関する機能

プロトタイピングに関する機能は、各プランで大きく異なります。すべてのプランで利用できる機能は「インタラクティブプロトタイプ」「プロトタイプ内の動画」「オーバーレイ」「トランジション」「高度なアニメーション」になります。

それ以外の機能は、プランに応じて追加されていきます。「プロトタイプ内の動画」については、無料プランはFigmaコミュニティからビデオを選択する方式で、ビデオをアップロードできるようになるのはFigmaプロフェッショナルからになります。

4.デザインシステムに関する機能

デザインシステムに関する機能は、各プランで大きく異なります。すべてのプランで利用できる機能は「バリアブル」「コンポーネント」「スタイル」になります。それ以外の機能は、プランに応じて追加されていきます。有料プランから利用できる「モード」については、プランに応じてモードの数が異なります。

5.開発者プラットフォームに関する機能

開発者プラットフォームに関する機能は、各プランで大きく異なります。すべてのプランで利用できる機能は「REST API」「サードパーティ統合」「ライブの埋め込み」になります。Figmaビジネスから「プライベートのプラグインとウィジェット」「Webhook」が利用できるようになります。

6.管理とセキュリティに関する機能

管理とセキュリティに関する機能は、各プランで大きく異なります。無料プランでは、管理とセキュリティに関する機能は利用できませんので、有料プランを選択する必要があります。

すべての有料プランで利用できるのは「パスワード保護」になります。それ以外の機能は、プランに応じて追加されていきます。

7.サポートに関するサービス

サポートに関するサービスは、エンタープライズとその他のプランで異なります。すべてのプランで利用できる機能は「Figmaサポートフォーラム」「Figmaヘルプセンター」になります。エンタープライズから「オンボード企画とサポート」「専任のアカウントマネージャー」が利用できるようになります。

まとめ

本記事ではFigmaの料金プランについて解説しました。比較的リーズナブルな価格でできるツールであり、無料プランでも大半の機能が利用できることがわかったかと思います。

Figmaは2022年9月にAdobeに買収された経緯もあり、今後料金プランが変更される可能性もありますが、導入を検討する際の参考にしてください。

実際に仕事で利用する場合は、有料プランに加入する必要性も出てきますが、Figmaを勉強したいというWebデザイン初学者は、無料プランから使い始めても全く問題はありませんので、興味を持った方はさっそくダウンロードして使ってみましょう!

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minweb編集部(株)セルリア

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