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記事タイトル【css】 positionの基礎知識・使い方(サンプルコード付き)
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/css-position/
記事タイトル【css】 positionの基礎知識・使い方(サンプルコード付き)
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/css-position/
POINTこの記事をざっくり言うと
positionの基礎知識を学べる。
positionに指定できる値の基礎知識を学べる。
positionを実践的に使用でき要素の位置移動・固定ができるようになる。
こんにちは!
「positionって何・・?」「要素の位置を思うように移動させたい・・!」「要素の位置を固定させたい・・!」
positionの基礎知識を理解し、思うように位置を変更・固定させたい。そのように考えている、初心者web制作者の方も多いのではないでしょうか?
要素の位置移動・固定はWEB制作で欠かせない概念になってきます。
今回は、初心者の方向けに、要素の位置移動プロパティ「 position」に詳しく解説していきます。
positionとは
positionとは、要素の位置配置を指定するプロパティの事です。
下記のような場面で使用されます。
●要素を左から右に100px移動。上から下に100px移動したい
●要素を重ねたい
●ヘッダーメニューをスクロールしても決まった位置にヘッダーを固定したい
位置を変えたい、重ねたい、固定したい、など位置指定できるプロパティ、それが「position」です。
positionの書き方
基本記述
セレクタ {
position: 値;
}
値(基準位置の指定)と 基準からどこの位置に指定するのかを指定していきます。
「基準を決める→基準からどこの位置に指定するかを決める」
といった流れになります。
詳しくみていきます。
位置を指定する「top」「bottom」「left」「right」
positionは、基準位置を固定し。
「top」「bottom」「left」「right」で位置を調整します。
プロパティ | 内容 |
top | 基準位置から下に動かす距離 |
bottom | 基準位置から上にに動かす距離 |
left | 基準位置から下に動かす距離 |
right | 基準位置左に動かす距離 |
指定できる値
指定する値によって位置の指定方法にオプションをつけます。
指定できる値
値 | 内容 |
position:static; | 初期値です。通常の位置に配置され、指定することはほとんどありません。 |
position:relative; | 現在の位置を基準に相対的な位置を決めます。
基準(現在地)から、「top」、「bottom」、「left」、「right」などで位置を調整する。
|
position:absolute; | 親要素を基準に絶対的な位置を決めます。
基準(親要素)から、「top」、「bottom」、「left」、「right」などで位置を調整する。
|
position:fixed; | 画面のきまった位置に固定します。
absoluteと同じく親要素を基準とした位置に配置されますが、absoluteとの違いは、画面スクロールしても位置が固定されたままになります。
|
それぞれの値について詳しく見てみます。
static
staticはデフォルト値になります。
●staticの特徴
1.staticは初期値、記述しなければstaticになっている。
2.要素は通常の位置、上下左右中央に動かす事ができない。
3.top,leftなどを指定できない。
4.z-index(要素の重なりを指定できない。)
staticは初期値の為、基本的に指定される事はありません、知識として知っておくだけで問題ありません。
relative
relativeは要素が本来配置される位置が基準となります。
●relativeの特徴
1.top,leftなどの位置指定ができる。
2.z-indexの指定できる。
3.基準値は、もともと配置される場所。
4.absoluteの親、基準になれる。
relative使用例(top100 left100動かす)
実際に、position:relative;を指定し位置を動かします。
サンプルコード表示結果
HTMLサンプルコード
<div class="sample1"></div>
CSSサンプルコード
.sample1 {
width: 200px;
height: 100px;
background-color: red;
position: relative;
top: 100px;
left: 100px;
}
※解説
position:relative;を指定し基準を決める。
本来置かれる位置(薄い青色の四角形)を基準に、「top100」「left100」を指定し位置変更されています。
上記のように、relative;は本来配置される位置を基準に「top」「left」などを指定し位置を変更します。
absolute
absoluteは.relative(親要素)を基準に位置を決めます。
●absoluteの特徴
1.relative(親要素・基準)に対しabsolute(子要素)を指定。
2.absolute(子要素)にtop,leftで動かしたい位置を指定する。
使用例(親要素を基準に子要素位置指定)
サンプルコード表示結果
HTMLサンプルコード
<div class="sample1">親要素</div>
<div class="sample2">子要素</div>
CSSサンプルコード
.sample1 {
width: 300px;
height: 200px;
background-color: blue;
position: relative;
color: #ffffff;
}
.sample2 {
width: 300px;
height: 200px;
background-color: red;
position: absolute;
top: 100px;
left: 100px;
color: #ffffff;
}
※解説
青四角形にrelativeを指定し親要素にする。
赤四角形にabsoluteを指定し子要素にする。
absolute「top100」 「left100」の位置を指定する事で、親要素(青四角形)を基準に子要素(赤四角形)が位置移動する事ができています。
absoluteを実用的に便利に使える場面として「画像の上に文字を載せる」「ロゴを真ん中央寄せにする」などがあります。
サンプルコードで詳しく見ていきます。
画像の上に文字を載せる
サンプルコード表示結果
HTMLサンプルコード
<div class="img">
<p class="sample">
空の写真です。
</p>
</div>
CSSサンプルコード
.img {
position: relative;
width: 500px;
height: 300px;
background-image: url(https://cdn.pixabay.com/photo/2021/01/11/08/53/sky-5907605_960_720.jpg);
background-size: cover;
}
.sample {
position: absolute;
top: 20px;
left: 40px;
color: #000000;
font-size: 30px;
}
※解説
背景画像を指定し、背景画像にrelativeを指定し親要素にする。
p要素に文字を記載、p要素にabsoluteを指定子要素にする。
absolute「top20」 「left40」の位置を指定する事で、親要素(背景画像)を基準に子要素(文字)が位置移動する事ができています。
ロゴを真ん中央寄せにする
サンプルコード表示結果
HTMLサンプルコード
<div class="img">
<div class="sample">
ロゴ
</div>
</div>
CSSサンプルコード
.img {
position: relative;
width: 500px;
height: 300px;
background-image: url(https://cdn.pixabay.com/photo/2021/01/11/08/53/sky-5907605_960_720.jpg);
background-size: cover;
}
.sample {
width: 100px;
height: 50px;
line-height: 50px;
text-align: center;
color: #fff;
background-color: #000000;
font-size: 30px;
position: absolute;
top: 0;
bottom: 0;
left: 0;
right: 0;
margin: auto;
}
※解説
背景画像を指定し、背景画像にrelativeを指定し親要素にする。
div要素にロゴを記載、absoluteを指定し子要素にする。
absolute 「top: 0;」「bottom: 0;」「left: 0;」「right: 0;」の位置指定に「margin: auto」を組み合わせる事で、ロゴを上下左右中央寄せにする事ができています。
fixed
fixedは画面の決まった位置に要素を固定する時に使います。
fixedの特徴
1.ブラウザ画面全体が基準。
2.スクロールしても同じ位置に固定されている。
3.top,leftなどの位置指定ができる。
4.z-indexの指定ができる。
使用例(ヘッダーを画面上に固定)
サンプルコード表示動画
HTMLサンプルコード
<div class="header-menu">ヘッダーメニュー</div>
<p>テキストテキスト1</p>
<p>テキストテキスト2</p>
<p>テキストテキスト3</p>
<p>テキストテキスト4</p>
<p>テキストテキスト5</p>
<p>テキストテキスト6</p>
<p>テキストテキスト7</p>
<p>テキストテキスト8</p>
<p>テキストテキスト9</p>
<p>テキストテキスト10</p>
CSSサンプルコード
.header-menu {
position: fixed;
top: 0;
left: 0;
width: 100%;
height: 50px;
line-height: 50px;
background: orange;
color:white;
}
p {
margin-top: 50px;
margin-bottom: 100px;
}
※解説
スクロールしても常にヘッダーメニューが、固定されて表示されています。
これがposition: fixed;です。
position: fixed;を指定し固定したい位置に、top,leftなどを指定し固定箇所を決めます。
まとめ
今回は、要素の位置移動プロパティ「 position」に詳しく解説してきました。
最後に、ポイントをまとめます。
●positionとは
要素の位置配置を指定するプロパティ。
●positionをよく使用する場面
要素の位置変更、文字を画像に重ねる、ヘッダーの固定。
●positionの基本記述
セレクタ {
position: 値;
}
●positionの位置指定は
「top」「bottom」「left」「right」を使用し位置調整する。
●positionで指定できる値
position:static;(初期値。通常の位置に配置され、指定する。)
position:relative;(現在の位置を基準に相対的な位置を決める。)
position:absolute;(親要素を基準に絶対的な位置を決める。)
position:fixed;(画面のきまった位置に固定。)
いかがだったでしょうか?
「position」はどこを基準としているのかがポイントになってきます。
初心者の方にとって、最初は少し複雑に感じてしまいますが、
「基準位置の確認→位置指定」と流れはシンプルです。
位置の移動・固定ができれば制作の幅も広がります、ぜひ本記事を参考にしてください。
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