株式会社pluszeroが開発した「仮想人材派遣」

今回、株式会社pluszeroが開発したのは「仮想人材派遣」というサービス。
このサービスとは相手に合わせてコミュニケーションを取る仮想人材を派遣するサービスですが、これには3つの技術が使われています。

中核を担う3つの技術とは？

「仮想人材派遣」で中核となる技術は、「N4(Neo Non-loss Normalized Network) 」「PSFデータ」「パーソナライズ要約」の3つです。

出典：株式会社pluszero

「N4」とは、様々なアルゴリズムを適用して機械にインプットした言語の意味を欠落させることなく分かりやすい形に変化させるためのフォーマットとなっています。
次に、「PSFデータ」とは言葉の意味表現の解像度が高いフレームデータベースを意味しています。

世界初となる「パーソナライズ要約」

そして今回最も注目すべきなのが「パーソナライズ要約」です。
この技術は世界初となる技術で、対話相手の利用できる語彙に応じた言い換えを行う技術となっています。

「パーソナライズ要約」を実装することで「仮想人材派遣」は、OpenAIが提供しているGPT-3よりも理解度レベルが高いレベル4を実現しました。(GPT-3は多くがレベル2〜3)。

出典：株式会社pluszero

また、既存のインテント・スロット型の自然言語処置に比べるとコミュニケーションの自動化レベルがレベル4とかなり高いレベルになっています。

出典：株式会社pluszero

株式会社pluszeroは特許を出願

世界初となる技術も兼ねた「仮想人材派遣」。
株式会社pluszeroは現在「仮想人材派遣」について特許を申請しています。

また、「仮想人材派遣」は株式会社pluszeroが単独で取り組むのではなく、パートナーとなる企業と開発を進めていくとのこと。
パートナー企業の募集については2021年4月30日(金)に発表されるとのことです。