Twitter 日本青年会議所と協定 ユーザーから疑問の声が相次ぐ

セルリア編集部 2020.02.19

Twitter Japanと日本青年会議所がパートナーシップを結んだと2月10日に発表した件で、Twitter Japanが政治について情報発信するアカウント(@TwitterGovJP)などに批判が集まっています。

Twitter Japanの公式アカウントの1つ、Twitter 政治(@TwitterGovJP)が2月10日、日本青年会議所(JCI Japan)とのパートナーシップ協定を結んだと発表し「あり得ない」「失望した」など非難の声があがっています。

Twitter パートナーシップを結んだ目的は?

Twitter 政治のツイートによると、パートナーシップの目的は、Twitterユーザーの「情報・メディアリテラシーの確立」のためとのこと

今後は毎週、日本青年会議所メディアリテラシー確立委員会のアカウント(@medialiteracy20)で、「リテラシーの理解やモラルを高めるのに役立つ情報」をツイートしていくとしています。

公益社団法人日本青年会議所(JCI)とは

自由な社会と経済発展を実現し、新しい社会をリードするにふさわしい人材育成を目的とした公益社団法人です。

日本青年会議所が運営している「情報を見極めよう!(@medialiteracy20)」というアカウントがあります。当該アカウントは「リテラシーの理解やモラルを高めるのに役立つ情報」をツイートしていくとしていますが、実際に見てみると特定個人への過激な批判ツイートをRTしていたり、Twitter Japanの中立性・公平性を疑う声が相次ぐ形となりました。

また、日本青年会議所は2017年12月に開設したTwitterアカウント「宇予くん」で、左翼的な言論やメディア、政治家に対し不適切な発言を繰り返していたと言われています。(現在同アカウントは停止中)

同団体は表向きには政治色をあらわにしていないものの、宇予くん事件など過去の言動から“右寄りの団体”と捉える向きもある。Twitter Japanがそのような政治色の見え隠れする団体と協定を結んだことでTwitter Japan が炎上するという状況になりました。

今回の騒動についてTwitter Japan側の回答

Twitter Japanは今回の協定に「金銭は発生していない」「今回の協定は日本青年会議所が所属する団体向けに展開するソーシャルメディアのリテラシー教育を支援するというもので、協定は政治活動を後押しするものではない」と回答しています。

また、過去所属メンバーによる発言が問題視されたことは把握しており、過去の過ちを改めたうえで、信頼回復に努めたいとのこと。

騒動をうけてパートナーシップ解消の可能性は?

今回の事態を受け、Twitter Japanは「日本青年会議所には運用改善の要望を伝えているが、このまま見直されないのなら当初の約束通り提携していくのかは検討しなければいけない」としています。

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Twitter 日本青年会議所と協定 ユーザーから疑問の声が相次ぐ

                           
セルリア編集部 2020.02.19

Twitter Japanと日本青年会議所がパートナーシップを結んだと2月10日に発表した件で、Twitter Japanが政治について情報発信するアカウント(@TwitterGovJP)などに批判が集まっています。

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Twitter Japanの公式アカウントの1つ、Twitter 政治(@TwitterGovJP)が2月10日、日本青年会議所(JCI Japan)とのパートナーシップ協定を結んだと発表し「あり得ない」「失望した」など非難の声があがっています。

Twitter パートナーシップを結んだ目的は?

Twitter 政治のツイートによると、パートナーシップの目的は、Twitterユーザーの「情報・メディアリテラシーの確立」のためとのこと

今後は毎週、日本青年会議所メディアリテラシー確立委員会のアカウント(@medialiteracy20)で、「リテラシーの理解やモラルを高めるのに役立つ情報」をツイートしていくとしています。

公益社団法人日本青年会議所(JCI)とは

自由な社会と経済発展を実現し、新しい社会をリードするにふさわしい人材育成を目的とした公益社団法人です。

日本青年会議所が運営している「情報を見極めよう!(@medialiteracy20)」というアカウントがあります。当該アカウントは「リテラシーの理解やモラルを高めるのに役立つ情報」をツイートしていくとしていますが、実際に見てみると特定個人への過激な批判ツイートをRTしていたり、Twitter Japanの中立性・公平性を疑う声が相次ぐ形となりました。

また、日本青年会議所は2017年12月に開設したTwitterアカウント「宇予くん」で、左翼的な言論やメディア、政治家に対し不適切な発言を繰り返していたと言われています。(現在同アカウントは停止中)

同団体は表向きには政治色をあらわにしていないものの、宇予くん事件など過去の言動から“右寄りの団体”と捉える向きもある。Twitter Japanがそのような政治色の見え隠れする団体と協定を結んだことでTwitter Japan が炎上するという状況になりました。

今回の騒動についてTwitter Japan側の回答

Twitter Japanは今回の協定に「金銭は発生していない」「今回の協定は日本青年会議所が所属する団体向けに展開するソーシャルメディアのリテラシー教育を支援するというもので、協定は政治活動を後押しするものではない」と回答しています。

また、過去所属メンバーによる発言が問題視されたことは把握しており、過去の過ちを改めたうえで、信頼回復に努めたいとのこと。

騒動をうけてパートナーシップ解消の可能性は?

今回の事態を受け、Twitter Japanは「日本青年会議所には運用改善の要望を伝えているが、このまま見直されないのなら当初の約束通り提携していくのかは検討しなければいけない」としています。

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