人間の”触感”をアルゴリズムによって数値化!触感のデータを用いた試験機がこの秋販売
材質感や触った時に感じる感触である「風合い」を計測する機械を製造しているカトーテック株式会社が、指の神経情報を元に樹脂製品の滑らかさ・ざらつきを数値化することを実現しました。
人間が滑らかさやざらつきを感じる仕組み
人間が感じる触感は、触った時の「振動情報」と4つの「機械受容器」で成り立っています。
振動情報とは触り心地を判断するときに欠かせない情報です。
指を動かしたり滑らせたりした時の振動によって、人間はざらざらしているのか滑らかなのかを判断します。
「機械受容器」は皮膚の内側にある細胞や器官の中でも、ざらざらやすべすべといった感覚の元となる刺激を受け止めて神経信号を発生させるものを指します。
簡単に言えば触覚に欠かせない細胞や器官のことです。
ものを触ることが多い人間の指には4つの機械受容器があり、それぞれマイスナー小体・メルケル触盤・パチニ小体・ルフィニ終末と呼ばれています。
出典:PR TIMES
4つの機械受容器にはそれぞれ特性があり、感じられる振動情報が異なっています。
機械受容器の特性を数値化に成功
出典:PR TIMES
カトーテック株式会社は4つの機械受容器がどの範囲で触感を検出するのかを振動情報のデータを用いて解析。
その結果、独自のアルゴリズムによって数値化することに成功しました。
樹脂の触り心地を試験できる「QUANTITEXTURE 」に活用
今回成功した技術は、カトーテック株式会社が2021年秋に提供を開始する、樹脂に特化した試験機「QUANTITEXTURE 」に活用されます。
樹脂はスマートフォンカバーや自動車・住宅などの内装に使用されており、私たちの身の回りに溢れていますが、材質が硬いため熱や電気、磁気や光などの物性値での判断が難しいのが課題でした。
「QUANTITEXTURE 」であれば物性値での判断が難しい樹脂製品でも感触測定によって品質を管理することができるようになります。
そのため、樹脂製品の使用感・心地よさを向上させた商品開発の助けになることが期待できます。
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人間が感じる触感は、触った時の「振動情報」と4つの「機械受容器」で成り立っています。
振動情報とは触り心地を判断するときに欠かせない情報です。
指を動かしたり滑らせたりした時の振動によって、人間はざらざらしているのか滑らかなのかを判断します。
「機械受容器」は皮膚の内側にある細胞や器官の中でも、ざらざらやすべすべといった感覚の元となる刺激を受け止めて神経信号を発生させるものを指します。
簡単に言えば触覚に欠かせない細胞や器官のことです。
ものを触ることが多い人間の指には4つの機械受容器があり、それぞれマイスナー小体・メルケル触盤・パチニ小体・ルフィニ終末と呼ばれています。
出典:PR TIMES
4つの機械受容器にはそれぞれ特性があり、感じられる振動情報が異なっています。
機械受容器の特性を数値化に成功
出典:PR TIMES
カトーテック株式会社は4つの機械受容器がどの範囲で触感を検出するのかを振動情報のデータを用いて解析。
その結果、独自のアルゴリズムによって数値化することに成功しました。
樹脂の触り心地を試験できる「QUANTITEXTURE 」に活用
今回成功した技術は、カトーテック株式会社が2021年秋に提供を開始する、樹脂に特化した試験機「QUANTITEXTURE 」に活用されます。
樹脂はスマートフォンカバーや自動車・住宅などの内装に使用されており、私たちの身の回りに溢れていますが、材質が硬いため熱や電気、磁気や光などの物性値での判断が難しいのが課題でした。
「QUANTITEXTURE 」であれば物性値での判断が難しい樹脂製品でも感触測定によって品質を管理することができるようになります。
そのため、樹脂製品の使用感・心地よさを向上させた商品開発の助けになることが期待できます。