オンキヨー株式会社、富山大学と提携しデジタル聴診器の開発を目指す

セルリア編集部 2020.08.04

テレビやオーディオ用のスピーカーなどを開発・販売するオンキヨー株式会社は、デジタル聴診器の研究開発を富山大学と共同で行うことを発表しました。

富山大学と共同で開発する「デジタル聴診器」とは

デジタル聴診器は、患者の心音や肺音、妊婦の胎児音を計測して、Bluetoothでデバイスに送信し、クラウドへアップロードすることで、自宅にいたまま遠方にいる医師に診察してもらえるシステムです。

出典:オンキヨー株式会社 プレスリリース

医師は音そのものが確認できるだけでなく、音の波形が確認できる他、波形の変化から以上を検知して医師へアラートする仕組みも搭載されます。

新型コロナウイルス陽性者の異変をすぐに察知できる

今、日本でも蔓延している新型コロナウイルス。
毎日東京だけでも200人、300人もの人がPCR検査にて陽性とされています。

陽性となった人の中には、自宅もしくはホテルで待機することになる人も多く、症状悪化に備えた対策が必要とされています。

その際、デジタル聴診器が使えるようになれば、遠方にいても医師の診察が行えますし、音の変化で症状悪化を察知し、適切な処置が行えるようになります。

音響機器メーカーだからこそ作り出せるシステム

デジタル聴診器で大事なのは、「いかに正確に音を拾えるか」。
正しく音が拾えていないと、診断も下せませんし、異常も検知できません。

そこで、力を発揮すると期待されているのがオンキヨー株式会社。
オンキヨー株式会社は、テレビやオーディオ、車など様々なものの音響機器を取り扱っている、いわば音響機器メーカーとしては実績・ノウハウが豊富にあります。

今回は、長年音響機器メーカーとして培ってきた技術とノウハウを生かし、開発を進めていく旨が公式のプレスリリースにて発表されています。

出典:オンキヨー株式会社 プレスリリース

音のデータベースを保存すれば研究にも役立てられる

デジタル聴診器は心音や胎児音を遠方から確認できるだけでなく、記録した音や波形などはクラウドに保存されるため、データベース化することができます。

そのため、過去の音データと比較して、違いを可視化したり、病気とどのような関係があるのかを研究することにも役立つことが期待されています。

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テレビやオーディオ用のスピーカーなどを開発・販売するオンキヨー株式会社は、デジタル聴診器の研究開発を富山大学と共同で行うことを発表しました。

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富山大学と共同で開発する「デジタル聴診器」とは

デジタル聴診器は、患者の心音や肺音、妊婦の胎児音を計測して、Bluetoothでデバイスに送信し、クラウドへアップロードすることで、自宅にいたまま遠方にいる医師に診察してもらえるシステムです。

出典:オンキヨー株式会社 プレスリリース

医師は音そのものが確認できるだけでなく、音の波形が確認できる他、波形の変化から以上を検知して医師へアラートする仕組みも搭載されます。

新型コロナウイルス陽性者の異変をすぐに察知できる

今、日本でも蔓延している新型コロナウイルス。
毎日東京だけでも200人、300人もの人がPCR検査にて陽性とされています。

陽性となった人の中には、自宅もしくはホテルで待機することになる人も多く、症状悪化に備えた対策が必要とされています。

その際、デジタル聴診器が使えるようになれば、遠方にいても医師の診察が行えますし、音の変化で症状悪化を察知し、適切な処置が行えるようになります。

音響機器メーカーだからこそ作り出せるシステム

デジタル聴診器で大事なのは、「いかに正確に音を拾えるか」。
正しく音が拾えていないと、診断も下せませんし、異常も検知できません。

そこで、力を発揮すると期待されているのがオンキヨー株式会社。
オンキヨー株式会社は、テレビやオーディオ、車など様々なものの音響機器を取り扱っている、いわば音響機器メーカーとしては実績・ノウハウが豊富にあります。

今回は、長年音響機器メーカーとして培ってきた技術とノウハウを生かし、開発を進めていく旨が公式のプレスリリースにて発表されています。

出典:オンキヨー株式会社 プレスリリース

音のデータベースを保存すれば研究にも役立てられる

デジタル聴診器は心音や胎児音を遠方から確認できるだけでなく、記録した音や波形などはクラウドに保存されるため、データベース化することができます。

そのため、過去の音データと比較して、違いを可視化したり、病気とどのような関係があるのかを研究することにも役立つことが期待されています。

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