NTT東日本が開発した「IoT健康管理システム」とは

「IoT健康管理システム」とは、NTT東日本が開発中の、ウェアラブルデバイスやサーマルカメラ(遠赤外線エネルギーを検知できるカメラ)などを使ってバイタルデータを取得し数値化して管理できるシステムのことを指しています。

このシステムでは脈拍・血圧をチェックできるウェアラブルデバイスや表面体温を検知できるサーマルカメラの他、空気中のCO2濃度をチェックできるCO2濃度センサーや湿温度センサーなどを使用しており、あらゆるデータが活用できるようになっています。

出典：PR TIMES

「IoT健康管理システム」を使ったトライアルを実施

2022年8月3日、笠間市の市役所にてNTT東日本のシステム「IoT健康管理システム」を用いたトライアルが実施されていることが発表されました。

新型コロナウイルス感染症の影響で、職場での健康ケアの重要度は高くなっており、独自に健康チェックやPCR検査をおこなっている団体はとても多いです。
そういった背景もあり、NTT東日本はトライアルを実施し、一般的にも活用できるか調整をおk￥こなっているようです。

笠間市の市役所で実施したトライアルでは約30名が参加しており、その結果、
●様々なデバイスから取得したバイタルデータを分析することでストレス値が高くなっている職員と、業務内容の違いによるストレス値の傾向を把握する
●ストレスはないと自己申告している職員の中には実際の数値とギャップがある職員も存在する
●ストレス値が高くなるのは午後、特に15 時～16 時に多い
ということがトライアルを通して分かりました。

笠間市役所は今回のトライアルを受けて職員へのケアをおこなっていくと発表しています。