2020年7月13日、大手の不動産仲介会社であるハウスコム株式会社が「ハウスコム ライフスタイルサーチ」をリリースしたことを発表。
本サービスは、2019年12月に行われた、ハウスコム主催の「第3回大学生ビジネスコンテスト」にて、優勝したチームが編み出した「″家ではなく、街に住む″ためのスコアリングサービス」を実現したものとなっています。

なお開発は、AIを活用したソリューションを提供する株式会社レッジと共同で行っています。

出典:プレスリリース

質問に答えるだけでAIが自分にあった街を提案

「ハウスコム ライフスタイルサーチ」は、その人の趣味趣向、性格に関わる８つの質問に答えていくと、AIが自分にあった街を提案してくれるサービス。

出典:プレスリリース

質問の内容は多岐に渡り、様々な角度から「ハウスコム ライフスタイルサーチ」の利用者の好みを分析していることが伺えます。

８つ目の質問では、必ずどの地域に興味があるのかを選択できるので、進学や就職に合わせて街を選ぶことができます。

全ての質問に答えると、その人にあった街が５つ表示され、気になる街をクリックすると、その街の特徴を読むことができ、「この街で部屋を探す」をクリックすれば、ハウスコムが取り扱っている物件を確認することも可能。

部屋の条件だけでは自分に合う住まいが見つからないことを解消する

発案者である大学生チームの中にも、「引越しの際、家族が重視していたのは街の環境だった」というメンバーがいたため、本サービスの元となる″家ではなく、街に住む″ためのスコアリングサービスを発案したという経緯があります。

実は、お部屋探しではお部屋の条件だけでなく、街の環境も重要なポイント。
お部屋が理想通りでも、街の環境が自分と合わないとやはり住みにくさを感じてしまいます。

今回のサービスでは「街」にフォーカスしてお部屋選びができるので、より自分にあった住みやすい家を見つける大きな助けとなることが期待されています。

パターンを学習させて趣向を判断するAIの技術は、「ハウスコム ライフスタイルサーチ」だけでなく、他のサービスにも運用できるのではないでしょうか。