不動産賃貸業界が抱える課題

不動産賃貸業界であるあるなのが、リピーター育成の施策不足。
入居者獲得までは積極的に施策を行いますが、入居後はクレーム対応など、最低限生活に必要な対応しか行わない不動産管理会社はたくさんあります。
そのため、リピーターを獲得できず、ずっと新規営業を行っている状態になりつつあることが不動産賃貸業界では大きな課題となっています。

この課題を解決するために、三好不動産が立ち上げたのが「入居者専用アプリ」と「オーナーWeb」です。

入居者アプリ「totono」でコミュニケーションを図る

出典：暮らしととのう、住まいのサポートアプリ totono（トトノ）

入居者アプリ「totono 」は、株式会社スマサポが開発したアプリで、管理会社と入居者のコミュニケーションを円滑にするため、様々な機能が搭載されています。

例えば、
●「お知らせ」では、工事や清掃など、これまで掲示板に書面で告知していた情報をタイムリーに受信することが可能
●「FAO」では、室内設備のトラブルや使い方を動画や画像付きで調べることができる
●チャットは24時間対応なので、管理会社の時間に合わせて連絡しなくても良い
●契約内容をいつでもすぐに見直せる
など、色々な機能が搭載されています。

入居者は住まいのことで悩みや知りたいことがあれば、アプリを通じて簡単にアクションを起こせるようになっています。
したがって、利便性向上から、満足度アップを目指すことができ、リピーターとして育成することも見込むことができます。

「オーナーWeb」を活用して管理業務を効率化

出典：三好不動産 YouTubeチャンネル

一方、「オーナーWeb」は、その名の通り、不動産管理会社向けのWebサービスです。
例えば、工事の進捗確認や送金確認、明細の作成、送付など、これまで電話や郵送、メールなどを使って行なっていたをWeb上でスムーズにできるようになるため、楽に不動産の管理作業が可能になります。

2つのツールを活用して入居者とオーナーを結ぶＤＸを実現

三好不動産は、今回リリースした2つのツールを駆使し、これまで繋がりが薄かった入居者とオーナーを結びつける取り組みを行い、新規顧客だけでなく、リピート獲得で利益を伸ばしていきたいという姿勢が伺えます。

不動産賃貸業界の企業の多くは、未だに売り上げの大部分が新規顧客の獲得で賄われています。
しかし、今回の三好不動産の取り組みがうまくいけば、不動産賃貸業界の革新へと繋がるのではないでしょうか。