苦しくなった美術館・博物館の運営

2020年、新型コロナウイルスによって、各方面が色々な打撃を受けました。
美術館・博物館なども例外ではなく、新型コロナウイルスによる感染症によって、休館を余儀なくされた美術館・博物館などの観光施設はかなり多いです。

現在では、自粛期間が終了したことから、通常通り営業を開始しています。
しかし、まだ感染症が収束したわけではないため、客足が遠のいてしまっているという課題を抱える観光施設はかなり多くなっています。

33Tab音声ガイドマネージャとは？

2020年9月1日、株式会社博報堂ＤＹメディアパートナーズは、美術館・博物館などの観光施設に「33Tab音声ガイドマネージャ」をリリースしました。

このサービスは、株式会社博報堂ＤＹメディアパートナーズと契約した美術館・博物館またはWebメディアが、無料で音声ガイドを制作して一般の人に販売できるサービスです。
契約した観光施設やWebメディアは、「33Tab音声ガイドマネージャ」の管理画面から、展示している作品の画像や音声情報、施設マップを登録するおことができます。

33Tab音声ガイドマネージャの魅力は、来館の時だけでなく、自宅などでも楽しめること。
外出せずとも、美術館・博物館のコンテンツを楽しめるため、コロナ禍においては大きな収益となるでしょう。

また、事前に展示内容を知れるので、興味を持った人が来訪してくれる、ということも期待できます。

観光施設のDXを推進するサービス

各所で今、推進されているDX(デジタルトランスフォーメーション)。

これまで、なかなか美術館・博物館などのDX化は難しかったですが、今回、展示内容を音声ガイド付きで販売することで、美術館・博物館に来場しなくても収益が上げられる仕組みができました。

これによって観光施設のDXも進んでいることが伺えます。

今後の展望

2020年8月31日には、株式会社博報堂ＤＹメディアパートナーズが運営する、美術館・博物館の展示や見どころなどを紹介するアプリ「33Tab」で、約40の施設の音声ガイドを公開しています。

今後は100館の参加と音声ガイドの公開を目指していると、株式会社博報堂ＤＹメディアパートナーズは発表しています。