「まどりっち」とはどんなアプリか

「まどりっち」は、建物を設計するときに使用する「CADソフトウェア」の開発・販売をしている福井コンピュータアーキテクト株式会社が提供しているiPad用のアプリ。
手書き感覚で簡単に間取りを作ることができ、無料で使用することが可能です。

業界関係者だけでなく、家を建てる予定がある人や設計をするのが好きな人など、一般の人からの人気が高く、2ヶ月余りでおよそ12,000ダウンロードを記録しました。

データ連携でより実務に役立てる

出典：PR TIMES
機能性や操作性に優れていた「まどりっち」ですが、一方で「作成したデータをアウトプットできるようにして欲しい」「スクリーンショットをしないとパソコンに保存できない」という意見もこれまで寄せられていました。
データの出力がスクショの共有しかなかったため、業務でなかなか使うのが難しかったようです。

そこで今回、より業務レベルで活用できるよう、3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO Ver.7.1」とデータの連携ができるようアップデートが行われます。

このアップデートを通して、「まどりっち」で作成した間取り情報をクラウド上にアップロードし、「ARCHITREND ZERO」に取り込むことで、より具体的な形に建物をデザインすることが可能になります。

また、データも自動で変換されるので、その後の必要な作業もスムーズに進めることができるようになります。

福井コンピュータアーキテクト株式会社が描くビジネスモデル

「まどりっち」と連携が可能な「ARCHITREND ZERO」も、福井コンピュータアーキテクト株式会社が提供しているソフトウェアです。

自社のCADシステムと連携させていることから、建設業界の業務ツールとして広く普及して欲しいという狙いが伺えます。
また、「まどりっち」が業務ツールとして広く普及できれば、「ARCHITREND ZERO」の利用者もアップするので、収益が上げることが可能になることも考えられます。