Web面接可能な求人、そうでない求人より1.5倍の応募者を集めることが可能に

セルリア編集部 2020.06.10

新型コロナウイルスの拡大に伴い、家や会社以外の場所から仕事を行う「テレワーク」という言葉が浸透して数ヶ月が経過しました。 主にSkypeやZoomなどのオンライン通話サービスを使用し会議や商談などの打ち合わせを行うことによって、新型コロナウイルス収束後もテレワークを継続すると発表する企業も現れています。 テレワークを導入していない企業も、取引先や顧客対応などでオンライン通話サービスなどの使用を求められており、オンライン通話サービスやそれを使う環境の整備は今後の企業にとって必須項目となってきそうです。

雇用面接についてもオンライン通話サービスを使った面接を行う企業が増えました。

この面接方法についての調査を転職サービス「doda(デューダ)」を運営するパーソルキャリア株式会社が20代・30代の会員を対象に、SkypeやZoomなどを使ったWeb面接に対する意識と応募傾向について調査を行いました。
調査機関:2020年5月19日〜同年5月21日 n=259人

Web面接に抵抗がある人は少ない


出典:プレスリリース

20代、30代にとってオンラインサービスの普及率が高い影響もあってか、オンライン面接に抵抗を持たない応募者は70%以上に登りました。
新型コロナウイルスの影響もあるので仕方がないと考えている回答者は12%の中にいると推測できます。

オンライン面接のメリット・デメリット

次にオンライン面接におけるメリットとデメリットを聞いたアンケート結果です。

やはり時間的な拘束時間や交通費がメリットとしてあげられる一方で、コミュニケーションが取りづらい、伝えづらいとの意見や通信環境の問題がデメリットとしてあげられました。


出典:プレスリリース

出典:プレスリリース

企業によってテレワークを推進している企業に就職する以上、コミュニケーション方法や画面上でも雰囲気を伝えられる技術は求められるでしょう。
また、そのような環境の整備も求められる可能性もあります。

企業にとってはテレワークの作業環境を整える在宅勤務手当などを支給している企業もあり、在宅でも仕事ができる環境を整えることで自己PRに繋がる企業も出てくると予想できます。

63%が最終面接までWeb面接を行う企業を好意的に捉えている


出典:プレスリリース

好意的に思わないと答えた回答者は8%ほどしかいませんでした。
新型コロナウイルスの影響もあり、公共交通機関や密室などを避けたいと思っている応募者が大半を占めていると推測することができます。

また、企業に入社した時の自分の待遇を面接段階で想像することができる為、「この企業がテレワークなど、国や自治体の指示をしっかり守る、協力する企業なのか」というデリケートな疑問を推し量る指標になっていると考えられます。

事実、WEB面接可能な求人は、そうでない求人と比較して応募者し1.5倍もの開きがあり、自分が入社した後、どのように扱われるのかが見えやすい企業に人気が集中していることがわかります。


出典:プレスリリース

出典:プレスリリース

おわりに

今回の結果は、緊急事態宣言中のアンケート結果です。
この時に出社して面接を行う企業は応募者にとってどう映るでしょうか。

出社しないといけない業務であるならば応募者は納得しますが、そうでない企業の場合はどうでしょう?
また、このようにテレワークが働き方の一つになると、今後応募者が企業を選ぶ一つの指標として認識されることによって、企業による優秀な人材確保の競争率はかなり高まりそうです。

また、そのような企業が出てくることにより応募者にもテレワークの環境整備や操作技術が求められます。

企業、応募者共に柔軟な対応が求められ、いつまたこのような事態が来ても盤石な体制を整える危機管理能力が必要になるでしょう。

出典:プレスリリース

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Web面接可能な求人、そうでない求人より1.5倍の応募者を集めることが可能に

                           
セルリア編集部 2020.06.10

新型コロナウイルスの拡大に伴い、家や会社以外の場所から仕事を行う「テレワーク」という言葉が浸透して数ヶ月が経過しました。 主にSkypeやZoomなどのオンライン通話サービスを使用し会議や商談などの打ち合わせを行うことによって、新型コロナウイルス収束後もテレワークを継続すると発表する企業も現れています。 テレワークを導入していない企業も、取引先や顧客対応などでオンライン通話サービスなどの使用を求められており、オンライン通話サービスやそれを使う環境の整備は今後の企業にとって必須項目となってきそうです。

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雇用面接についてもオンライン通話サービスを使った面接を行う企業が増えました。

この面接方法についての調査を転職サービス「doda(デューダ)」を運営するパーソルキャリア株式会社が20代・30代の会員を対象に、SkypeやZoomなどを使ったWeb面接に対する意識と応募傾向について調査を行いました。
調査機関:2020年5月19日〜同年5月21日 n=259人

Web面接に抵抗がある人は少ない


出典:プレスリリース

20代、30代にとってオンラインサービスの普及率が高い影響もあってか、オンライン面接に抵抗を持たない応募者は70%以上に登りました。
新型コロナウイルスの影響もあるので仕方がないと考えている回答者は12%の中にいると推測できます。

オンライン面接のメリット・デメリット

次にオンライン面接におけるメリットとデメリットを聞いたアンケート結果です。

やはり時間的な拘束時間や交通費がメリットとしてあげられる一方で、コミュニケーションが取りづらい、伝えづらいとの意見や通信環境の問題がデメリットとしてあげられました。


出典:プレスリリース

出典:プレスリリース

企業によってテレワークを推進している企業に就職する以上、コミュニケーション方法や画面上でも雰囲気を伝えられる技術は求められるでしょう。
また、そのような環境の整備も求められる可能性もあります。

企業にとってはテレワークの作業環境を整える在宅勤務手当などを支給している企業もあり、在宅でも仕事ができる環境を整えることで自己PRに繋がる企業も出てくると予想できます。

63%が最終面接までWeb面接を行う企業を好意的に捉えている


出典:プレスリリース

好意的に思わないと答えた回答者は8%ほどしかいませんでした。
新型コロナウイルスの影響もあり、公共交通機関や密室などを避けたいと思っている応募者が大半を占めていると推測することができます。

また、企業に入社した時の自分の待遇を面接段階で想像することができる為、「この企業がテレワークなど、国や自治体の指示をしっかり守る、協力する企業なのか」というデリケートな疑問を推し量る指標になっていると考えられます。

事実、WEB面接可能な求人は、そうでない求人と比較して応募者し1.5倍もの開きがあり、自分が入社した後、どのように扱われるのかが見えやすい企業に人気が集中していることがわかります。


出典:プレスリリース

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おわりに

今回の結果は、緊急事態宣言中のアンケート結果です。
この時に出社して面接を行う企業は応募者にとってどう映るでしょうか。

出社しないといけない業務であるならば応募者は納得しますが、そうでない企業の場合はどうでしょう?
また、このようにテレワークが働き方の一つになると、今後応募者が企業を選ぶ一つの指標として認識されることによって、企業による優秀な人材確保の競争率はかなり高まりそうです。

また、そのような企業が出てくることにより応募者にもテレワークの環境整備や操作技術が求められます。

企業、応募者共に柔軟な対応が求められ、いつまたこのような事態が来ても盤石な体制を整える危機管理能力が必要になるでしょう。

出典:プレスリリース

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