ドローンで撮影した画像から海洋ごみの場所・種類を判別する仕組みが実現

セルリア編集部 2020.08.04

AIやディープランニング領域のコンサルティングなどを行う株式会社Ridge-iが産学連携海ごみ削減プロジェクト「Debris Watchers」に参画。本プロジェクトの中で株式会社Ridge-iは、自社のAI技術を活用し、ドローンで撮影した海岸の映像からごみの種類と分布場所を明確に可視化できるノウハウを提供しました。

「Debris Watchers」とは

Debris Watchersとは、海洋ごみ削減と新しいビジネスの創生を目的とした「プロジェクト・イッカク」の一環で、海洋ごみを減らすための取り組みを行っています。

海洋ごみ問題は年々深刻化し、2050年には魚よりもごみの量が多くなるとまで言われており、今後海岸に流れ着く、ごみの量も多くなって行くことが予想されます。

Debris Watchersでは、まず海岸の海洋ごみを減らすため、株式会社Ridge-iを含む6つの企業と2つの大学が共同でプロジェクトを進めています。

ドローンで撮影してAIがゴミを見分ける

プロジェクトのチームの1つドローンチームは、ドローンとAIを組み合わせた海岸漂着ごみの検知システムを開発し、2020年7月31日に長崎市対馬市の上槻海岸でデモを行いました。

システムの仕組みはシンプルで、ドローンが空撮した画像を元にAIがごみの場所を認識。さらにそのごみが「発泡スチロール」「漁業ブイ」「人工木」「流木」かを判別します。

株式会社Ridge-iは、本プロジェクトにおいてごみの場所と種別を認識するためにAIの技術を提供。
その結果、ごみの場所と種類が色で識別できるようになりました。

出典:株式会社Ridge-i ニュース

海岸のごみは人の手によって除去されている

どんなに綺麗な海岸でも、オフシーズンには海洋ゴミが流れ着いてしまいます。
観光に来た人が安心して海水浴などができるよう、毎年地元の人の手で海洋ごみは除去されています。

今回、株式会社Ridge-iをはじめとした企業と大学が参画している本プロジェクトのシステムは一般にも利用できるようになれば、通常の海岸の海洋ゴミを削減できるだけでなく、海水浴場の整備の効率化も図れるのではないでしょうか。

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ドローンで撮影した画像から海洋ごみの場所・種類を判別する仕組みが実現

                           
セルリア編集部 2020.08.04

AIやディープランニング領域のコンサルティングなどを行う株式会社Ridge-iが産学連携海ごみ削減プロジェクト「Debris Watchers」に参画。本プロジェクトの中で株式会社Ridge-iは、自社のAI技術を活用し、ドローンで撮影した海岸の映像からごみの種類と分布場所を明確に可視化できるノウハウを提供しました。

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「Debris Watchers」とは

Debris Watchersとは、海洋ごみ削減と新しいビジネスの創生を目的とした「プロジェクト・イッカク」の一環で、海洋ごみを減らすための取り組みを行っています。

海洋ごみ問題は年々深刻化し、2050年には魚よりもごみの量が多くなるとまで言われており、今後海岸に流れ着く、ごみの量も多くなって行くことが予想されます。

Debris Watchersでは、まず海岸の海洋ごみを減らすため、株式会社Ridge-iを含む6つの企業と2つの大学が共同でプロジェクトを進めています。

ドローンで撮影してAIがゴミを見分ける

プロジェクトのチームの1つドローンチームは、ドローンとAIを組み合わせた海岸漂着ごみの検知システムを開発し、2020年7月31日に長崎市対馬市の上槻海岸でデモを行いました。

システムの仕組みはシンプルで、ドローンが空撮した画像を元にAIがごみの場所を認識。さらにそのごみが「発泡スチロール」「漁業ブイ」「人工木」「流木」かを判別します。

株式会社Ridge-iは、本プロジェクトにおいてごみの場所と種別を認識するためにAIの技術を提供。
その結果、ごみの場所と種類が色で識別できるようになりました。

出典:株式会社Ridge-i ニュース

海岸のごみは人の手によって除去されている

どんなに綺麗な海岸でも、オフシーズンには海洋ゴミが流れ着いてしまいます。
観光に来た人が安心して海水浴などができるよう、毎年地元の人の手で海洋ごみは除去されています。

今回、株式会社Ridge-iをはじめとした企業と大学が参画している本プロジェクトのシステムは一般にも利用できるようになれば、通常の海岸の海洋ゴミを削減できるだけでなく、海水浴場の整備の効率化も図れるのではないでしょうか。

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