オンライン購入の需要増 化粧品購入に関する意識調査結果
新型コロナウイルスによる外出自粛の影響もあり、消費者の購買オンライン化が急速に拡大しました。 それに伴い様々な業種がECサイトの展開、強化を行い、さらにオンライン購入が使いやすくなっています。 自粛前よりも拡大すると予想される購買者のオンライン化ですが、大切な日用品でもある化粧品も例外ではありません。
株式会社ノインが自社化粧品ECプラットフォーム「NOIN」内で行なったアンケート調査結果をご紹介します。
調査期間:2020年5月28日〜2020年6月3日 n=2350人
INDEX
自粛期間の化粧品購入は1〜2回が最多、65%がオンラインで購入
89%が1回以上購入している
1〜2回の購入が最も多い結果になりました。
自粛期間中、一度も化粧品を購入しなかった回答者は11%に留まり、外出自粛中にも化粧品を使用する機会があるユーザーが多いことが想定されます。
オンラインの購入率は65%
外出自粛期間中、65%がオンラインで化粧品を購入したと回答しています。
同社は、化粧品業界のEC化率が約6%と未成熟な市場と捉えており、今回の外出自粛で、急激にオンラインショップへの需要が増加したと考えられます。
購入はスキンケア用品が最多、外出頻度が減ってもメイクアップ用品の需要は落ち込まず
スキンケア用品とメイクアップ用品の需要が高く、外出機会が減った状況でも需要の落ち込みは見られません。
店頭で試せない代わりに口コミを見て購入するケースが多い
34%の回答者がSNSの口コミを参考にしていると回答しており、他の口コミサイトやECサイトの口コミを参考にしている意見も合わせると48%の回答者がインターネット上の情報を吟味して購入を決めています。
インフルエンサーマーケティングの需要が高まっていたと考えて良いでしょう。
しかしそれに伴いメディア広告費の削減などの影響で、化粧品ごとの利益は二極化が予想されます。
また、新型コロナウイルス感染防止のため店内にいる時間を短くために、店頭では吟味せずインターネットの情報で商品を決めてから来店する回答者も見られました。
外出自粛後もオンラインで継続購入したい人は98%、自粛明けでさらに化粧品の需要増
一度オンライン購入を体験すると、余計な手間がかからないためリピート率は上がると想定できます。
今回の自粛に伴って、いわゆる「食わず嫌い」の層がオンライン購入を行なったと推測すると、このリピート率の高さはオンライン購入にメリットが多いことの裏付けにもなります。
また、同社が別で行なったアンケートではテスターを共有することに抵抗がある層が79%だったことから、店頭で購入することに今は抵抗がある回答者が多いと想定できます。
化粧品自体の需要も増加する見込み
外出自粛期間が明けることで化粧品購入が増えそうと47%が回答しています。増えそう・変わらないと回答した人では全体の92%となっており、需要が高まる見込みです。
夏に向けての日焼け止めなどの需要が高まることも相まって、夏までにオンラインを利用して購入するユーザーは増える見込みです。
おわりに
今回の調査は化粧品ECサイト上で行われたアンケートです。
同社は化粧品業界はオンライン購入率約6%と未成熟な市場と捉えており、オンラインで購入する可能性のあるユーザーを対象にこの調査を行なっています。
なので、オンライン購入率が約6%だとすると実際はここまで顕著なデータではないと推測することができます。
とはいえ、オンライン購入は実際かなりの需要の増加が見込まれており化粧品市場も例外ではありません。
どのような企業でも、オンライン購入も見据えたマーケティングが今後の鍵になってきそうです。
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オンライン購入の需要増 化粧品購入に関する意識調査結果
新型コロナウイルスによる外出自粛の影響もあり、消費者の購買オンライン化が急速に拡大しました。 それに伴い様々な業種がECサイトの展開、強化を行い、さらにオンライン購入が使いやすくなっています。 自粛前よりも拡大すると予想される購買者のオンライン化ですが、大切な日用品でもある化粧品も例外ではありません。
株式会社ノインが自社化粧品ECプラットフォーム「NOIN」内で行なったアンケート調査結果をご紹介します。
調査期間:2020年5月28日〜2020年6月3日 n=2350人
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自粛期間の化粧品購入は1〜2回が最多、65%がオンラインで購入
89%が1回以上購入している
1〜2回の購入が最も多い結果になりました。
自粛期間中、一度も化粧品を購入しなかった回答者は11%に留まり、外出自粛中にも化粧品を使用する機会があるユーザーが多いことが想定されます。
オンラインの購入率は65%
外出自粛期間中、65%がオンラインで化粧品を購入したと回答しています。
同社は、化粧品業界のEC化率が約6%と未成熟な市場と捉えており、今回の外出自粛で、急激にオンラインショップへの需要が増加したと考えられます。
購入はスキンケア用品が最多、外出頻度が減ってもメイクアップ用品の需要は落ち込まず
スキンケア用品とメイクアップ用品の需要が高く、外出機会が減った状況でも需要の落ち込みは見られません。
店頭で試せない代わりに口コミを見て購入するケースが多い
34%の回答者がSNSの口コミを参考にしていると回答しており、他の口コミサイトやECサイトの口コミを参考にしている意見も合わせると48%の回答者がインターネット上の情報を吟味して購入を決めています。
インフルエンサーマーケティングの需要が高まっていたと考えて良いでしょう。
しかしそれに伴いメディア広告費の削減などの影響で、化粧品ごとの利益は二極化が予想されます。
また、新型コロナウイルス感染防止のため店内にいる時間を短くために、店頭では吟味せずインターネットの情報で商品を決めてから来店する回答者も見られました。
外出自粛後もオンラインで継続購入したい人は98%、自粛明けでさらに化粧品の需要増
一度オンライン購入を体験すると、余計な手間がかからないためリピート率は上がると想定できます。
今回の自粛に伴って、いわゆる「食わず嫌い」の層がオンライン購入を行なったと推測すると、このリピート率の高さはオンライン購入にメリットが多いことの裏付けにもなります。
また、同社が別で行なったアンケートではテスターを共有することに抵抗がある層が79%だったことから、店頭で購入することに今は抵抗がある回答者が多いと想定できます。
化粧品自体の需要も増加する見込み
外出自粛期間が明けることで化粧品購入が増えそうと47%が回答しています。増えそう・変わらないと回答した人では全体の92%となっており、需要が高まる見込みです。
夏に向けての日焼け止めなどの需要が高まることも相まって、夏までにオンラインを利用して購入するユーザーは増える見込みです。
おわりに
今回の調査は化粧品ECサイト上で行われたアンケートです。
同社は化粧品業界はオンライン購入率約6%と未成熟な市場と捉えており、オンラインで購入する可能性のあるユーザーを対象にこの調査を行なっています。
なので、オンライン購入率が約6%だとすると実際はここまで顕著なデータではないと推測することができます。
とはいえ、オンライン購入は実際かなりの需要の増加が見込まれており化粧品市場も例外ではありません。
どのような企業でも、オンライン購入も見据えたマーケティングが今後の鍵になってきそうです。