美味しいものが食べたい!新型コロナの影響で昨年と変わった「食のトレンド」調査
新型コロナウイルスの影響によって、あまり家から出ない方も増えたと思います。デリバリーやテイクアウトを実施する飲食店もありますが、これを機に自炊を始めたなんて方も増えたのではないでしょうか。今回はヤフー株式会社が発表した「食のトレンド」について、検索ワードの昨年との違いから今の「食」の需要を考察します。
新型コロナウイルスの影響により非常事態宣言が出されてから1ヶ月以上が経過しています。
様々な企業、事業者が影響を受けていますが街に人がいないことによって顕著な影響が出ているのが飲食店。さらにその飲食店に食材を卸す生産者です。
休校の影響で学校給食の材料が余ってしまう「食品ロス」の問題も取り上げられるようになってきました。
INDEX
美味しいものが食べたい
4月7日の緊急事態宣言以降、急激に伸びた検索キーワードがあります。それは、「美味しいものが食べたい」。感染拡大以降、徐々に外出自粛やテレワーク推奨などで自宅で過ごす時間が多くなっていたと思われますが、4月までは例年と変わらない検索数で推移していましたが、4月に入って急激に増加しています。
自粛疲れの影響も
外出できず、飲食店も休業している状態。自炊もしているけどやはり美味しいものが食べたいという需要がこのグラフから見えてきます。
長く自粛期間が続き、ストレスの増加や変わらない環境に飽きてきた。など様々な要因が考えられます。
自宅で食べる機会が少ない「高級食材」の検索数が増加
例年に比べて、「高級」というキーワードの上昇傾向が見られました。
普段、飲食店でしか食べられないものを自宅でも楽しみたいと考えるユーザーが増えたという事がわかります。具体的には「高級食材 通販」「ウニ 通販」「いくら 通販」「うなぎ 通販」「牛タン 通販」「マスクメロン」などが挙げられます。
小売店で手に入りにくい食材に需要と価格への期待か
一部母の日による増加も考えられますが、グラフと対比すると明らかに今年の高級食材への需要の高さが見えてきます。
後述しますが、食品ロスの影響で価格が下がる可能性を考慮しての検索とも推察され、この時期だからこその需要という事が推測されます。
自粛生活にちょっとしたご褒美「スイーツ」系キーワードの増加
同じく増加傾向にあるのはスイーツ系のキーワード。
生活のストレスや外出自粛による出費の低下、生活の変化など様々な要因が考えられます。
具体的には「スイーツ お取り寄せ」「ケーキ 通販」「プリン お取り寄せ」「マカロン 通販」「和菓子 お取り寄せ」などのキーワードです。
テレワークがご褒美ロスの原因に?
家にいるときに中々食べれない高級食材の需要とは少し異なり、専門店の休業やテレワークの増加から「仕事帰りのちょっとしたご褒美」のような購買層の検索も増えていると推測できます。通販だと注文してから時間がかかることもあり、休日に自宅で楽しむ方法を模索した結果が反映されているなどの要因も考えられます。
食品ロスなどを支援する検索数も増加
新型コロナウイルスによる食品ロスの深刻化やそれを支援する動きが活発になっており、また通販などで価格を抑えて購入することもできることもある。
なるべく人との接触を避けたいが食料品は買いたい。買うのであればそれが支援につながればと考えるツーザーモ想定できますし、今後の収入の不安から安価なものをなるべく購入したいユーザーも想定できます。
また、冠婚葬祭などのいきなりのお土産、香典返しの準備などを通販で行いたいユーザーが増加したのがこの調査から見えてくる。
おわりに
今回の調査から見えてきたのはユーザーの素直な意見でした。
自粛のストレスや環境の変化、できれば高級な食材を安価で手に入れたい。
困っている人の助けになれば。などが浮き彫りになる結果になりました。
普段手に入らない高級食材やお土産やスイーツの通販の需要が高まっています。
訳あり品や廃棄食材を扱っているWebサイトやサービスはありますが、直接生産者の方が届けるケースは需要に対してあまりありません。
今回の検索結果の伸び率のは対応しきれていないという現状です。
前回ご紹介したInstagramのアップデートのようにユーザー間で直接コンタクトを取れるサービスが始まっています。今後も様々なサービスが発信されるだろうと推測できるので、様々なサービスを使って少しでも負担を軽減できるようになることを願います。
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新型コロナウイルスの影響により非常事態宣言が出されてから1ヶ月以上が経過しています。
様々な企業、事業者が影響を受けていますが街に人がいないことによって顕著な影響が出ているのが飲食店。さらにその飲食店に食材を卸す生産者です。
休校の影響で学校給食の材料が余ってしまう「食品ロス」の問題も取り上げられるようになってきました。
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美味しいものが食べたい
4月7日の緊急事態宣言以降、急激に伸びた検索キーワードがあります。それは、「美味しいものが食べたい」。感染拡大以降、徐々に外出自粛やテレワーク推奨などで自宅で過ごす時間が多くなっていたと思われますが、4月までは例年と変わらない検索数で推移していましたが、4月に入って急激に増加しています。
自粛疲れの影響も
外出できず、飲食店も休業している状態。自炊もしているけどやはり美味しいものが食べたいという需要がこのグラフから見えてきます。
長く自粛期間が続き、ストレスの増加や変わらない環境に飽きてきた。など様々な要因が考えられます。
自宅で食べる機会が少ない「高級食材」の検索数が増加
例年に比べて、「高級」というキーワードの上昇傾向が見られました。
普段、飲食店でしか食べられないものを自宅でも楽しみたいと考えるユーザーが増えたという事がわかります。具体的には「高級食材 通販」「ウニ 通販」「いくら 通販」「うなぎ 通販」「牛タン 通販」「マスクメロン」などが挙げられます。
小売店で手に入りにくい食材に需要と価格への期待か
一部母の日による増加も考えられますが、グラフと対比すると明らかに今年の高級食材への需要の高さが見えてきます。
後述しますが、食品ロスの影響で価格が下がる可能性を考慮しての検索とも推察され、この時期だからこその需要という事が推測されます。
自粛生活にちょっとしたご褒美「スイーツ」系キーワードの増加
同じく増加傾向にあるのはスイーツ系のキーワード。
生活のストレスや外出自粛による出費の低下、生活の変化など様々な要因が考えられます。
具体的には「スイーツ お取り寄せ」「ケーキ 通販」「プリン お取り寄せ」「マカロン 通販」「和菓子 お取り寄せ」などのキーワードです。
テレワークがご褒美ロスの原因に?
家にいるときに中々食べれない高級食材の需要とは少し異なり、専門店の休業やテレワークの増加から「仕事帰りのちょっとしたご褒美」のような購買層の検索も増えていると推測できます。通販だと注文してから時間がかかることもあり、休日に自宅で楽しむ方法を模索した結果が反映されているなどの要因も考えられます。
食品ロスなどを支援する検索数も増加
新型コロナウイルスによる食品ロスの深刻化やそれを支援する動きが活発になっており、また通販などで価格を抑えて購入することもできることもある。
なるべく人との接触を避けたいが食料品は買いたい。買うのであればそれが支援につながればと考えるツーザーモ想定できますし、今後の収入の不安から安価なものをなるべく購入したいユーザーも想定できます。
また、冠婚葬祭などのいきなりのお土産、香典返しの準備などを通販で行いたいユーザーが増加したのがこの調査から見えてくる。
おわりに
今回の調査から見えてきたのはユーザーの素直な意見でした。
自粛のストレスや環境の変化、できれば高級な食材を安価で手に入れたい。
困っている人の助けになれば。などが浮き彫りになる結果になりました。
普段手に入らない高級食材やお土産やスイーツの通販の需要が高まっています。
訳あり品や廃棄食材を扱っているWebサイトやサービスはありますが、直接生産者の方が届けるケースは需要に対してあまりありません。
今回の検索結果の伸び率のは対応しきれていないという現状です。
前回ご紹介したInstagramのアップデートのようにユーザー間で直接コンタクトを取れるサービスが始まっています。今後も様々なサービスが発信されるだろうと推測できるので、様々なサービスを使って少しでも負担を軽減できるようになることを願います。