Googleデスクトップ検索結果ページの変更に関するまとめ

セルリア編集部 2020.01.30

Googleのデスクトップ検索結果表示ページの仕様変更が発表されましたが、そのデザインには批判が殺到。結果新デザインを撤回することになりました。 なぜ、撤回されてしまったのか、その経緯をまとめます。

2020年1月23日ごろからデスクトップの検索結果表示ページが新デザインになっていましたが、現在では旧デザインに戻るという現象が起きています。
一体、デスクトップの検索結果表示ページに何が起こったのか。

今回はデスクトップの検索結果表示ページに関する動向をまとめます。

Google、検索結果表示ページの仕様を変更することを発表

2020年1月14日、Googleは検索結果表示ページの仕様を変更することを発表しました。
新デザインは以下のツイートのようになっています。

ツイートの画像を確認してみると、この時の変更点は3点
●サイトURLの左にWebサイトのファビコンを設置
●リスティング広告の部分には「Ad(日本では広告)」と太文字を表示
●リスティング広告のドメイン名・ブランド名を大きく表示する

これは、モバイルの検索結果表示ページの仕様を踏襲したものとGoogleは説明しています。

デスクトップの検索結果表示ページの新デザインに批判が集まる

広告とオーガニック検索の見分けがつかない

しかし、この新デザインは多くの批判を浴びることになりました。
その理由は、広告とオーガニック検索の見分けがつきにくくなったこと。

これまで広告の部分には、緑色で「広告」とはっきり表示されていました。
しかし、新デザインではオーガニック検索と見分けがつきにくくなってしまっています。
太字になっていますが、別の色ではっきりと表示されていた旧パターンの方が見分けやすいのがわかります。

広告のクリック率を上げるための変更か?

新デザインへの変更を受け、TwitterをはじめとするSNSでは「わかりにくい」「見分けがつかない」「どこまでが広告なのかわからない」などの声が上がりました。
また、それだけではなく「オーガニック検索との見分けを付きにくくし、広告のクリック率をあげて、Googleは大きな収益を得ようとしているのではないか」といった意見も述べられています。

実際に、Digidayに集められたデータでは、変更前の期間と変更後の期間を比べると広告のクリック率が増加していたことが明らかになっています。

Googleがなぜこのような変更をおこなったのか、全ては憶測でしかありませんが、広告とオーガニック検索の見分けがつきにくくなり、ユーザーからの批判が集中するという結果になってしまいました。

【参考記事】
https://digiday.com/marketing/googles-latest-search-results-change-blurs-whats-ad/

批判を受け新デザインを撤回

結果として利便性が大きく損なわれるとなってしまったデスクトップ検索結果表示ページの新デザイン。
Googleは批判を受け、Googleは別の新しいデザインのテスト発表し、現在もテストがおこなわれています。

そのため、現在はファビコンが表示されているユーザーと、表示されていないユーザーがいると、Googleは述べています。

今後の予想

批判を受けた今回の変更は、少なからずGoogleの利益アップを狙ったものだと考えられます。
したがって、デザインを撤回し変更は加えるものの、やはり以前ほど広告とオーガニック検索の見分けがつかないようなデザインに変更されるのではないかと思います。
ユーザーにとって利便性は悪くなりますが、その分企業独自で改善できることを行なっていかなければならないのかもしれません。

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Googleデスクトップ検索結果ページの変更に関するまとめ

                           
セルリア編集部 2020.01.30

Googleのデスクトップ検索結果表示ページの仕様変更が発表されましたが、そのデザインには批判が殺到。結果新デザインを撤回することになりました。 なぜ、撤回されてしまったのか、その経緯をまとめます。

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2020年1月23日ごろからデスクトップの検索結果表示ページが新デザインになっていましたが、現在では旧デザインに戻るという現象が起きています。
一体、デスクトップの検索結果表示ページに何が起こったのか。

今回はデスクトップの検索結果表示ページに関する動向をまとめます。

Google、検索結果表示ページの仕様を変更することを発表

2020年1月14日、Googleは検索結果表示ページの仕様を変更することを発表しました。
新デザインは以下のツイートのようになっています。

ツイートの画像を確認してみると、この時の変更点は3点
●サイトURLの左にWebサイトのファビコンを設置
●リスティング広告の部分には「Ad(日本では広告)」と太文字を表示
●リスティング広告のドメイン名・ブランド名を大きく表示する

これは、モバイルの検索結果表示ページの仕様を踏襲したものとGoogleは説明しています。

デスクトップの検索結果表示ページの新デザインに批判が集まる

広告とオーガニック検索の見分けがつかない

しかし、この新デザインは多くの批判を浴びることになりました。
その理由は、広告とオーガニック検索の見分けがつきにくくなったこと。

これまで広告の部分には、緑色で「広告」とはっきり表示されていました。
しかし、新デザインではオーガニック検索と見分けがつきにくくなってしまっています。
太字になっていますが、別の色ではっきりと表示されていた旧パターンの方が見分けやすいのがわかります。

広告のクリック率を上げるための変更か?

新デザインへの変更を受け、TwitterをはじめとするSNSでは「わかりにくい」「見分けがつかない」「どこまでが広告なのかわからない」などの声が上がりました。
また、それだけではなく「オーガニック検索との見分けを付きにくくし、広告のクリック率をあげて、Googleは大きな収益を得ようとしているのではないか」といった意見も述べられています。

実際に、Digidayに集められたデータでは、変更前の期間と変更後の期間を比べると広告のクリック率が増加していたことが明らかになっています。

Googleがなぜこのような変更をおこなったのか、全ては憶測でしかありませんが、広告とオーガニック検索の見分けがつきにくくなり、ユーザーからの批判が集中するという結果になってしまいました。

【参考記事】
https://digiday.com/marketing/googles-latest-search-results-change-blurs-whats-ad/

批判を受け新デザインを撤回

結果として利便性が大きく損なわれるとなってしまったデスクトップ検索結果表示ページの新デザイン。
Googleは批判を受け、Googleは別の新しいデザインのテスト発表し、現在もテストがおこなわれています。

そのため、現在はファビコンが表示されているユーザーと、表示されていないユーザーがいると、Googleは述べています。

今後の予想

批判を受けた今回の変更は、少なからずGoogleの利益アップを狙ったものだと考えられます。
したがって、デザインを撤回し変更は加えるものの、やはり以前ほど広告とオーガニック検索の見分けがつかないようなデザインに変更されるのではないかと思います。
ユーザーにとって利便性は悪くなりますが、その分企業独自で改善できることを行なっていかなければならないのかもしれません。

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