紙依存からの脱却で出版業界のDXを促す!校正・校閲をデジタル化するツール「Brushup」

セルリア編集部 2020.10.08

株式会社Brushupが提供している、制作物のフィードバックができるツール「Brushup」にて、校正・校閲ができるサービスがリリースしました。紙媒体に依存し、アナログで行われていた作業がデジタル化されます。

書籍出版に欠かせない校正・校閲とは?

出版業界では、出版される本の原稿が完成すると、校正・校閲作業が行われます。
校正は誤字脱字といったミスをチェックする作業、校閲は文章の表現や書かれている内容の事実に間違いはないかを確認する作業です。

校正・校閲によって間違いや修正箇所が見つかった場合、校正・校閲担当者は、校正記号を入れたり、文字列のハイライトなどを入れたりして、その箇所がきちんと分かるようにします。

その後、校正・校閲が終了した原稿は、そのまま作者に返却され、作者は校正・校閲でチェックが入った部分を修正し、担当の編集者に渡してチェックしてもらうというのを繰り返して書籍は製作されます。

出版業界では紙媒体でのやりとりがメイン

本や雑誌などを出版する上で欠かせない作業となっている校正・校閲ですが、基本的に校正・校閲の作業は、原稿データを紙に印刷して行われます。

しかし、働き方改革や新型コロナウイルス感染症の拡大に従い、リモートワークやテレワークが推奨され始めると、紙媒体への依存は大きな課題となりました。

原稿を校閲担当者に手渡しできないのでデータで共有

リモートワークやテレワークにおいては、原稿の共有は基本的に”データ”になります。
オンラインでデータをやりとりし、作業を進めていくのが一般的です。

ですが、紙に依存している出版業界の場合、まず紙からオンラインデータに移行しなければなりませんでした。
そのため、自宅にスキャナーやプリンターなどを用意し、送られてきたデータを印刷し、校正・校閲を作業を進め、再びスキャンして共有する、といったことが避けられず、リモートワークやテレワークの実現を阻害する要因となってしまっていました。

リモートやテレワークでの校正・校閲を進める「Brushup」


出典:PR TIMES
「Brushup」は、校正・校閲作業のIT化を進めるために株式会社Brushupが提供を始めたサービスです。
これまでアナログで行われていた作業を、デジタル化するツールで、ソフトウェアのインストールなどを行わなくても、文字列を検索し、同じ指摘箇所が無いかチェックしたり、校正記号を原稿データに入れたり、文字列にハイライトをつけたりすることができます。

横書き、縦書きにも対応している上、アナログでやっていた時と同じような感覚でできるようになっているため、非常に使いやすくなっています。

出典:PR TIMES

また、校正・校閲作業ができるだけでなく、「今どのような状態で作業が止まっているのか」も確認することができるので、誰がどのような状態で止めているのかも管理しやすくなります。

出版業界のDXに貢献

今回発表された「Brushup」は、出版業のリモートワーク・テレワークにおいて課題とされていた紙媒体への依存を解消ツールとなっています。

データでやりとりすることによって、DXが推進されるだけでなく、印刷の手間を省くことができるので、より作業がスムーズに進められることも期待できるでしょう。

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紙依存からの脱却で出版業界のDXを促す!校正・校閲をデジタル化するツール「Brushup」

                           
セルリア編集部 2020.10.08

株式会社Brushupが提供している、制作物のフィードバックができるツール「Brushup」にて、校正・校閲ができるサービスがリリースしました。紙媒体に依存し、アナログで行われていた作業がデジタル化されます。

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書籍出版に欠かせない校正・校閲とは?

出版業界では、出版される本の原稿が完成すると、校正・校閲作業が行われます。
校正は誤字脱字といったミスをチェックする作業、校閲は文章の表現や書かれている内容の事実に間違いはないかを確認する作業です。

校正・校閲によって間違いや修正箇所が見つかった場合、校正・校閲担当者は、校正記号を入れたり、文字列のハイライトなどを入れたりして、その箇所がきちんと分かるようにします。

その後、校正・校閲が終了した原稿は、そのまま作者に返却され、作者は校正・校閲でチェックが入った部分を修正し、担当の編集者に渡してチェックしてもらうというのを繰り返して書籍は製作されます。

出版業界では紙媒体でのやりとりがメイン

本や雑誌などを出版する上で欠かせない作業となっている校正・校閲ですが、基本的に校正・校閲の作業は、原稿データを紙に印刷して行われます。

しかし、働き方改革や新型コロナウイルス感染症の拡大に従い、リモートワークやテレワークが推奨され始めると、紙媒体への依存は大きな課題となりました。

原稿を校閲担当者に手渡しできないのでデータで共有

リモートワークやテレワークにおいては、原稿の共有は基本的に”データ”になります。
オンラインでデータをやりとりし、作業を進めていくのが一般的です。

ですが、紙に依存している出版業界の場合、まず紙からオンラインデータに移行しなければなりませんでした。
そのため、自宅にスキャナーやプリンターなどを用意し、送られてきたデータを印刷し、校正・校閲を作業を進め、再びスキャンして共有する、といったことが避けられず、リモートワークやテレワークの実現を阻害する要因となってしまっていました。

リモートやテレワークでの校正・校閲を進める「Brushup」


出典:PR TIMES
「Brushup」は、校正・校閲作業のIT化を進めるために株式会社Brushupが提供を始めたサービスです。
これまでアナログで行われていた作業を、デジタル化するツールで、ソフトウェアのインストールなどを行わなくても、文字列を検索し、同じ指摘箇所が無いかチェックしたり、校正記号を原稿データに入れたり、文字列にハイライトをつけたりすることができます。

横書き、縦書きにも対応している上、アナログでやっていた時と同じような感覚でできるようになっているため、非常に使いやすくなっています。

出典:PR TIMES

また、校正・校閲作業ができるだけでなく、「今どのような状態で作業が止まっているのか」も確認することができるので、誰がどのような状態で止めているのかも管理しやすくなります。

出版業界のDXに貢献

今回発表された「Brushup」は、出版業のリモートワーク・テレワークにおいて課題とされていた紙媒体への依存を解消ツールとなっています。

データでやりとりすることによって、DXが推進されるだけでなく、印刷の手間を省くことができるので、より作業がスムーズに進められることも期待できるでしょう。

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