Apple、2030年までにカーボンニュートラル実現を発表

セルリア編集部 2020.07.28

Appleがサプライチェーン・製品を2030年までに100%カーボンニュートラルにするという計画を発表しました。

カーボンニュートラルとは

カーボンニュートラルとは、簡単に言えば二酸化炭素の排出量と吸収量がプラマイゼロの状態になることを指しています。

とりわけ企業がこの言葉を使う際は、「商品やサービスの生産活動上、輩出せざるおえない二酸化炭素を、排出権購入や植樹でゼロの状態すること」を意味しています。

Appleは今回の発表で、2030年までに自社のカーボンニュートラルを完全に実現し、発売されるデバイスが気候へ与える影響をゼロにする、ということを発表しています。

Appleの計画

Appleは、カーボンニュートラル実現の発表と同時に、「2020年環境進捗報告書」も発表。

出典:Apple(日本)

2020年環境進捗報告書によれば、
●底炭素の素材とプロセスを活用してデバイスのカーボンフットプリント(生産・製造などに関わる二酸化炭素量)を減らす
●リサイクルされた素材や再利用可能な素材を使用したデバイスを製造する
●古い機種の回収を積極的に行う
●直営店などの電力は100%再生可能エネルギーで補う
といったことが説明されており、2030年のカーボンニュートラル実現のため、積極的に取り組んでいく姿勢が伺えます。

「地球の未来を考えるならばもっと本質的な活動も必要」という意見も

Appleはこれまでにも、森林保全や独自の太陽光発電システムの運用などに取り組んできました。

今回発表したカーボンニュートラルの件も様々な方面から注目を集めています。

好意的な意見もありますが、中には「二酸化炭素を減らすだけでなく、根本的なエネルギーの転換にも着目しなければいけない」という意見もあるよう。
また、達成できなければPR活動の一環として見られてしまうことも考えられます。

企業が環境問題に取り組むのであれば、それなりの時間と技術を要するということを覚えておかなければいけません。

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Apple、2030年までにカーボンニュートラル実現を発表

                           
セルリア編集部 2020.07.28

Appleがサプライチェーン・製品を2030年までに100%カーボンニュートラルにするという計画を発表しました。

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カーボンニュートラルとは

カーボンニュートラルとは、簡単に言えば二酸化炭素の排出量と吸収量がプラマイゼロの状態になることを指しています。

とりわけ企業がこの言葉を使う際は、「商品やサービスの生産活動上、輩出せざるおえない二酸化炭素を、排出権購入や植樹でゼロの状態すること」を意味しています。

Appleは今回の発表で、2030年までに自社のカーボンニュートラルを完全に実現し、発売されるデバイスが気候へ与える影響をゼロにする、ということを発表しています。

Appleの計画

Appleは、カーボンニュートラル実現の発表と同時に、「2020年環境進捗報告書」も発表。

出典:Apple(日本)

2020年環境進捗報告書によれば、
●底炭素の素材とプロセスを活用してデバイスのカーボンフットプリント(生産・製造などに関わる二酸化炭素量)を減らす
●リサイクルされた素材や再利用可能な素材を使用したデバイスを製造する
●古い機種の回収を積極的に行う
●直営店などの電力は100%再生可能エネルギーで補う
といったことが説明されており、2030年のカーボンニュートラル実現のため、積極的に取り組んでいく姿勢が伺えます。

「地球の未来を考えるならばもっと本質的な活動も必要」という意見も

Appleはこれまでにも、森林保全や独自の太陽光発電システムの運用などに取り組んできました。

今回発表したカーボンニュートラルの件も様々な方面から注目を集めています。

好意的な意見もありますが、中には「二酸化炭素を減らすだけでなく、根本的なエネルギーの転換にも着目しなければいけない」という意見もあるよう。
また、達成できなければPR活動の一環として見られてしまうことも考えられます。

企業が環境問題に取り組むのであれば、それなりの時間と技術を要するということを覚えておかなければいけません。

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