「ウェブに関する主な指標」を確認して表示速度や表示…
ウェブに関する主な指標では、自社サイトの表示速度や表示のエラーなどの状況…
#Googleサーチコンソール
#SEO
#Web活用術
こんにちは!株式会社セルリアの立道です。
今回はGoogleサーチコンソールの人気No1機能といっても過言ではない検索パフォーマンスに関する動画のパート2です。
この動画では検索パフォーマンスを活用して検索流入を増やす方法について解説していきたいと思います!
もし検索パフォーマンスの基本的な使い方を詳しく知っておきたい方はパート1を見てからこちらの動画をご覧ください。
検索パフォーマンスで閲覧できるデータはうまく活用することで、改善すべきポイントや課題を見つけ出すことができます。
例えば、検索順位が高いけどCTRが低いというキーワード。
これは「検索キーワードに対してタイトルがマッチしていない」「タイトルやディスクリプションがイケてない」などの可能性が考えられます。
このようなパターンを3つピックアップして該当のキーワードを見つける方法から改善の方法まで詳しく解説していきます。
検索パフォーマンスをみて、落ち込んでいる人もニヤニヤしている人もこの動画を見て検索流入を最大限に活用できるようにしていきましょう!
まず最初にGoogleサーチコンソールの検索パフォーマンスで注目すべきキーワードの3つのパターンを紹介していきます。
掲載順位高い×CTR低い
掲載順位低い×CTR高い
狙ってない×表示回数多いキーワード
の3つですね。
1つずつ説明詳しく解説していきます。
まず1つ目が、掲載順位高くてCTR低いキーワードですね。
CTRは表示された回数に対するクリック率なのでCTRが低いということは、検索結果画面に表示されてはいるものの、クリックされていないということですね。
検索順位が高いのになかなかクリックされない!というのは、どのような状況が考えられるでしょうか?
これは、検索して表示されたけど、スルーされているということなので「求めている情報がなさそう」「興味を惹かれない」という思われている可能性があります。
実際にGoogleサーチコンソールで該当するキーワードを探してみましょう。
今回はこちらのミンウェブ辞書というメディアのデータを活用して分析していきたいと思います。
まずCTRでフィルタをかけます。こちらの逆三角をクリックしCTRを選択し「次より小さい」を選びここに数字を入れます。今回は10と入れてみましょう。
そうするとCTRが10%よりも低いキーワードのみが表示されるようになります。そして、この中でも検索順位が高いものをみたいので、検索順位をクリックして順位が高い順でソートをかけます。
これで検索順位が高くてCTRが低いキーワードを見つけやすい状態になりました。
CTRの率については状況に応じて調整してみてください。
ここからどのキーワードを改善するかをみていくのですが、基準としては表示回数が多いものを優先してチェックするようにしてください。
というのも、表示回数が30のキーワードのCTRが5%上がっても30×0.05で1回しかクリック数は増えませんが、表示回数が700のキーワードであれば700×0.05で35クリック増加します。
このように、出来るだけインパクトの大きなところから改善していくのが効果的です。
この中でいうと購買決定要因が表示回数が多いですね。
CTRが9.9%なのでそこまで壊滅的に悪いというわけでもなさそうですが、こちらを使って改善方法を考えてみましょう。
掲載順位は2位に表示されていますが、これは過去3ヶ月の平均の数値なので、現在の順位もみてみましょう。
実際にこのキーワードで検索してみます。2位に表示されていますね。
掲載順位2位だとだいたい10~15%くらいのCTRだと言われているので、現状の9%からは頑張れば上がる可能性がありそうですね。
ここからはどうやって改善するかを考えていきましょう。クリック率に影響する要素は、順位とタイトルとディスクリプションですね。もちろん順位が上がるのが一番インパクトは大きいのですが、ここからあげるのはなかなか難しいので、タイトルとディスクリプションに注目してみましょう。
そもそも前提として、このメディアは用語を解説する辞書なので一般的な記事とは、タイトルとディスクリプションとは少々異なるかもしれませんが、大枠は変わりません。 「いかにユーザーの興味を引くか」「求めている情報がありそうだと思ってもらうか」がポイントです。
ここがタイトルでここがディスクリプションですね。
まずはディスクリプションからみていきましょう。
ディスクリプションは検索したキーワードが太字になるので、検索の多いキーワードを盛り込むと良いのですが、しっかり入っていて太字になっていますね。
内容も大きな問題はなさそうなので、次はタイトルをみてみましょう。
・・・原因はここにありそうですね。KBF 購買決定要因とは は問題ないのですが、そのあとの部分があまり興味を惹かれない内容ですし、キーワードとしてももっと引っかかりそうなワードがありそうですよね。
ここを改善していきましょう。
改善する方法としては大きく分けて2つあります。1つ目がタイトルの内容を単純にユーザーの興味を引くものに変えることです。
例えば「購買決定要因は不要?」「購買決定要因を活用して売上1.5倍!」のように思わずクリックしたくなるようなタイトルに変えるだけで一定の効果が見込めます。
これは実際に該当のキーワードで検索してみて1ページ目に出てくるタイトルで「どれがクリックしたくなるのか」「もっとクリックしたくなるタイトルはないか?」ということを考えるとクリック率の高いタイトルにつなげることができます。
2つ目が検索のボリュームからユーザーが該当のキーワードに関して調べたいことを盛り込むという方法です。
サクッと改善するのであれば、この下の方に出ている関連キーワードを使うのも1つの手ですね。
ここに出てくるキーワードはトレンドやボリュームを考慮して表示されているので、これを盛り込むことで、ユーザーのニーズを満たすことに繋がったり、他のキーワードで流入を増やすこともできる可能性があります。
その他の方法としてはGoogleサーチコンソールを使う方法とキーワードプランナーというツールを使う方法の2つがあります。
キーワードプランナーはGoogleが提供するGoogle広告の機能の1つで、指定したキーワードがどれくらい検索されているかを調べることができるツールです。
まずGoogleサーチコンソールを使う方法をみていきましょう。検索キーワードで狙っているキーワードを入力して検索します。そうするとキーワードを含んだ内容で検索結果に表示されているキーワードが出てきます。
購買決定要因だと「購買決定要因 例」「重要購買決定要因」などのキーワードで検索されてクリックされているので、これらをタイトルに盛り込むことで、ユーザーの悩みを解決できる記事に繋がる可能性がありますね。
しかしGoogleサーチコンソールはあくまでも、検索結果に表示されたキーワードのみが表示されます。そのため、Googleサーチコンソールだけではキーワードを網羅することは難しいです。
そこで使うのがキーワードプランナーです。
まずは、ラッコキーワードという無料で使えるツールで、該当のキーワードに関連するキーワードを抽出していきます。
この検索窓にキーワードを入力して検索をします。
そうすると入力したキーワードに関連するキーワードが表示されます。
この全キーワードコピーをクリックして抽出したキーワードをコピーします。
コピーしたら、キーワードプランナーを開いて先ほどコピーしたキーワードを貼り付けて「開始する」をクリックします。
特殊記号が含まれている場合は、エラーが出るので該当のキーワードを削除します。
検索が完了したら、こちらの「過去の指標」を開きます。
そうすると先ほど抽出したキーワードの月の平均の検索ボリュームを確認することができます。
ここをクリックして降順にします。
あまり検索ボリュームのないキーワードが多いですね・・・(笑)
分析・事例・化粧品などを盛り込むとユーザーのニーズを満たすことに繋がりそうですね。
はい、これでタイトルに盛り込むべきキーワードを抽出することができました。
次に実際にキーワードを盛り込んでいくのですが、注意しなければいけないのは「タイトルと記事の内容が一致するようにすること」です。
例えば先ほどから見ている記事は化粧品については記事内で全く触れていません。
この状態でタイトルに「化粧品」を追加すると、一時的にクリック率は上がるかもしれません。しかし、サイトを訪れてタイトルにあったことが全く書いてないと不信感に繋がります。
また、離脱率も上がり、結果的にサイト全体の評価を落とすことにつながります。
「記事内に記載されている内容で検索されているものを盛り込む」か「追加したキーワードのコンテンツを追加で盛り込む」かのどちらかにして、ユーザーのためになるサイト作りをしていきましょう。
それではいよいよ、Googleサーチコンソールで見つけた「例」「重要」とキーワードプランナーで出てきた「分析」「事例」「化粧品」からどれをタイトルに盛り込むか考えていきます。
実際の記事をみてみると「分析」「例」に関する話題が書いてあります。今回はこの2つを盛り込んでみましょう。
「KBF/購買決定要因とは?KBFの例や分析方法を徹底解説」このようなキーワードにすることで例と分析のキーワードが追加されました。
最初のタイトルと比べてみると購買決定要因について知りたい人が、クリックしたくなる内容になっているかと思います。
これが絶対に正解というわけではないので、今後1~2ヶ月ほどでクリック率の変化をみていき、改善されない場合は、再度変更するなどして改善につなげていきましょう。
このように「検索順位は高いけどクリック率の低い記事」のタイトルとディスクリプションを変更してクリック率をあげるというのがGoogleサーチコンソール検索パフォーマンスの1つ目の活用方法でした。
次に、掲載順位が低いけどCTRは高い記事の改善方法について解説していきます。
掲載順位が低いけどCTRが高いということは、上位に表示されている記事ではユーザーが満足できていないことが考えられます。
この場合、内容を充実させて1ページ目に表示することができれば、大きく流入が増やせる可能性があります。
それでは実際にGoogleサーチコンソールでみていきましょう。
今回は「掲載順位が低い」「CTR高い」キーワードを「表示回数」の多い順に表示させたいと思います。
表示回数が多いほど検索されている数が多く、改善した時のインパクトが大きい可能性があるため、表示回数が多い順に改善していくと効果的です。
フィルタで掲載順位を選択し10位より大きいでフィルタをかけます。これで検索結果に表示されるのが、2ページ目以降のキーワードを抽出することができました。3ヶ月の平均データなので物によっては今は1ページ目になっている可能性もあるので注意してください。
次にCTRでフィルタをかけていきます。これはサイトの状況によって変わるのですが、2ページ目のCTRがだいたい2%前後だと言われているので、一旦5%以上で見ていきましょう。
これに表示回数でソートをかけます。
そうすると掲載順位は2ページ目以降だけどクリック率の高いキーワードを表示回数が多い順に表示することができました。
上から順番に実際に検索して順位が2ページ目以降であることがわかったら、上位表示されている記事と比較して、足りていない部分や追加できそうな部分を見つけて記事を改善していきましょう。
これで1ページ目に表示することができれば、流入数の向上につながるでしょう。
最後に狙っていないけど表示回数が多いキーワードについて解説していきます。
狙っていないけど表示回数が多いキーワードというのは、「そのキーワードで検索した時にマッチする記事が少ないため、仕方なく近しい記事が表示されている」つまりライバルが少ない可能性があります。
この場合は「該当のキーワードをタイトルに盛り込む」「該当のキーワードで別の記事を作成する」といった方法で検索流入の増加を見込むことができます。
「該当のキーワードをタイトルに盛り込む」ことで掲載順位が上がりやすくなり、クリック率の向上も狙うことができます。「そのキーワードに関するコンテンツがその記事に盛り込まれている」「不自然にならないようにする」ということに注意しましょう。
また、余裕があれば、該当のキーワードに記事内に増やしたり、関連する見出しを追加したりするようにしましょう。
2つ目の「該当のキーワードで別の記事を作成する」というのは文字通りの内容で、「今表示されている記事に盛り込むと違和感がある・読みづらくなる」「該当のキーワードで記事を作成したらボリュームのあるいい記事になりそう」といった場合に効果的です。
この場合は、もともと表示されていた記事と、内容が重複してしまわないように注意しましょう。 こちらもGoogleサーチコンソールの実際の画面でみていきましょう。
これはシンプルに表示回数順でソートをかけて、出てくる順に確認してみるといいでしょう。
そして例えば、このテキストリンクというキーワードが狙っていないキーワードだった場合は、キーワードをクリックしてページのタブに行くとどの記事がこのキーワードで表示されているかを確認することができます。
該当の記事を確認してタイトルや見出しにキーワードを追加するだけで、効果が上がりそうなのか、別記事を作ってしまった方がいいのかを検討するようにしましょう。
これで検索パフォーマンスを活用した検索流入の増加方法の説明は終わりです。それではまとめに入っていきましょう。
はい!今回の動画では、Googleサーチコンソールを活用して検索流入を増加させる方法を解説していきました。
なんとなく改善する流れのイメージを掴んでいただけましたでしょうか?
今回は基本的にGoogleサーチコンソールのみを使っての分析でしたが、ここにグーグルアナリティクスを組み合わせて、直帰率やページ滞在時間などを組み合わせるとより効果的な分析や改善につなげることができます。
サイトを成長させるためには、どんどん質の高い新しいコンテンツを増やしていくことが重要です。しかしそれと同じくらい、サイトの現状を確認して伸ばせるところを伸ばしていくことも非常に重要です。
また、この作業をすることで、自社のサイトで伸びやすいコンテンツ、狙い目のキーワードなどを見つけることができます。
検索パフォーマンスは、このようにリライトや改善だけでなく新しいコンテンツ作成にも関わってくる重要なデータなので、定期的にチェックしてサイトの運営に生かしていきましょう。
この動画以外にもGoogleサーチコンソールに関する動画を多数UPしているのでそちらも合わせてご覧ください。
また、この動画が参考になりましたらチャンネル登録・高評価よろしくお願いいたします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
Googleサーチコンソールについて以下の記事でも説明しています。よろしければ、こちらもご覧ください。
ウェブに関する主な指標では、自社サイトの表示速度や表示のエラーなどの状況…
Googleサーチコンソールでは、作成した記事がちゃんとGoogleに認識されているか…
Googleサーチコンソールにはたくさんの機能がありますが、どれも使いこなせていると…
第1講
第2講
第3講
第4講
第5講
第6講
第7講
第8講
第9講
第10講
第11講
第12講