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検索トレンドまるわかり!『Googleトレンド』の基本的な使い方とマーケティングへの応用

     

2020.12.17

こんにちは!株式会社セルリアの立道です。

今回は日本、そして世界のトレンド・流行を調べることができるGoogleトレンドを活用してWebサイトの運営に生かす方法を解説していきます。

Googleトレンドはうまく活用することで「業界の季節需要を知り、広告や記事の作成に生かす」「ユーザーの動向を理解してユーザーニーズにマッチしたコンテンツを作成する」といったことが可能になります。

ユーザーのニーズを満たすことはSEOの観点でも非常に重要なため、しっかりと理解して使いこなせるようにしていきましょう。

Googleトレンドとは?

Googleトレンドとは、トピックやキーワードがGoogleでどれくらい検索されているかが分かるWebサービスです。

「地域」「国」「期間」などを選択してキーワードの検索数の推移をスコアで確認することができます。

検索回数の推移がわかれば、そのキーワードがどれくらい注目されているかなどを測ることができます。

Googleトレンドの特徴

Googleトレンドの特徴には次のようなものがあります。

・長い期間内でのキーワードの検索の推移をグラフ形式で確認できる ・検索の傾向を地域別で確認することができる ・豊富な機能で絞り込むことができる ・実際の検索回数を把握することはできない

検索キーワードには、「お正月」のようにある一定の時期になると関心が上がる季節性のあるもの、「ソファ」のように定期的に検索されるものがあります。

また、事件や、なにかの出来事などが原因で、突然、関心が上がるものなどがあります。Googleトレンドはそういった検索キーワードの検索推移を調べるのに最適です。

もし検索回数の正しい実際の数字を知りたい場合は「Googleキーワードプランナー」などのほかのキーワードツールとあわせて使うのがおすすめです。

Googleトレンドの基本的な使い方

それではここからは実際の画面でGoogleトレンドの活用方法について見ていきましょう。

1 調べる 2 急上昇キーワード 3 Year in Search:検索で振り返る 4 登録

という4つの項目の使い方を紹介していきます。

「調べる」

まず1つ目が「調べる」ですね。

この機能 では「特定のキーワードの検索回数の推移を調べる」「複数の検索キーワードと比較する」といったことができます。実際に使ってみましょう!

左上にあるメニューから「調べる」を選択します。

「検索キーワード追加」をクリックして、調べたいキーワードを入力します。

今回は「噴火」というキーワードで検索してみます。

Googleトレンドでは実際の検索回数ではなく、検索ボリュームが1-100の相対的スコアで表示されます。

そのため、対象期間の中でキーワードが一番多く検索されているところが100としてグラフの基準値になります。

「噴火」というキーワードは2020年1月12日から18日までが一番検索回数が多いため、そこの検索回数が100としてグラフが表示されています。

他のキーワードと比較することもできて、上にある「+比較」をクリックしてキーワードを追加します。

「火山」「富士山」と入力してみます。

3つのグラフが表示されました。

このようにしてそれぞれのキーワードを比較してみることができます。

他にも地域別のデータや関連キーワードも確認することができます。

デフォルトでは「全ての国」になっているのですが、このように国をクリックすることでその国の詳細のデータを確認できます。

噴火については上位を九州が全て占めていますね!

地域に関連性が深い企画を考えている場合は、「地方で比較した内訳」を活用することで、その地域特有のキーワードやコンテンツを見つけることができる可能性があります。

この関連キーワードは注目度の高いキーワードや、人気の関連キーワードが表示されます。

「噴火」というキーワードに関連したものとして、ニュージランドのホワイト島の噴火やフィリピンでの噴火に人々が関心を持っている事が分かります。

この場合、噴火のコンテンツに、ホワイト島やフィリピンの情報を追加すると、さらにユーザーに興味を持ってもらうことができる可能性があります。

検索絞り込み方法

Googleトレンドは絞込み機能が豊富なため、うまく機能を活用することで詳しい検索回数の推移を見る事ができます。

こちらから「国・地域」「期間」「カテゴリ」「検索方法の種類」を指定することができます。

ここから国の選択ができます。

期間については2004年以降であれば好きな範囲で指定することができます。

カテゴリはスポーツやニュースなど様々なカテゴリから指定することができます。

色々な国を選択したり、期間を指定したり、カテゴリを指定したり検索の種類を指定することができます。

検索方法の種類については画像検索やYouTube検索などを指定することができます。

これで「調べる」の基本的な使い方とデータの見方を理解していただけましたでしょうか?

次に急上昇ワードについて紹介していきたいと思います。

急上昇ワード

急上昇ワードでは検索するのではなく、日付ごとにリアルタイムでトレンドになっている人気のキーワードをチェックすることができます。

2つのタブで分かれており「毎日の検索トレンド」では日付ごとの検索が多かったキーワードのランキングと、関連ニュースを確認することができます。

「リアルタイムの検索トレンド」は直近の24時間のトレンドワードランキングを確認することができます。「すべてのカテゴリ」からカテゴリを指定することもできて1時間ごとに更新されます。

「Year in Search:検索で振り返る」

次に「Year in Search:検索で振り返る」の使い方を紹介します。

ここでは、その年ごとに一番人気が上昇したキーワード一覧を、「話題の人」「ニュース」「ドラマ」「映画」などでランキング形式でチェックすることができます。

その年に関心の大きかった物事や起きた出来事やを把握することができます。

ここから国を変更することができます。

「登録」

最後が「登録」機能です。

自社の事業に関連するキーワードや急上昇ワードについてのトレンドを登録しておくだけで、自動配信してくれる機能です。

トピック・キーワードを登録して地域と配信の頻度を指定すれば、メールでお知らせが届くようになります。

キーワードを登録するには右下の「+」をクリックしてキーワードを入力して地域を選択、最後に頻度を選択して登録をクリックすることで完了です。

これで設定したメールアドレス宛に指定した頻度で、登録したキーワードに関連するトピックのお知らせが来るようになります。

Googleトレンドの具体的な活用方法

最後にGoogleトレンドの具体的な活用方法について紹介していきます。

Googleトレンドの活用方法には様々なものがありますが、今回はWebサイト運営に活かせる活用方法に絞ってご紹介していきます。

・業界の季節需要の傾向を知る ・急に流入が増えた理由を調べる ・1日の時間帯別の変動からユーザーニーズを推測する

業界の季節需要の傾向を知る

キーワードによって明確に季節需要が明確なものがあります。

例えば「引っ越し」というキーワードで検索してみます。

そうすると毎年3月が検索需要のピークだということがわかります。

新年度の4月の前が繁忙期だからですね。

このように知らない業界についてGoogleトレンドで調べると、季節需要の傾向を見つけることができる場合があります。

こういった季節需要に合わせてキャンペーンやコンテンツ作成を考えることで、効果を高めることができます。

急に流入が増えた理由を調べる

WebメディアやWebサイトを運営していると「急に流入が増える」ということがあります。

こういった場合には流入が増えているキーワードを検索してみましょう。

例えば「リモートワーク」というキーワードで調べると、2020年の4月に急激に伸びています。

これは新型コロナウイルスでの緊急事態宣言による影響ですね。

もし流入が増えているタイミングで、人気の動向が伸びていた場合は、検索需要自体が増えているということになり、自社以外のWebサイトも同様に流入が増えていることが考えられます。

なぜ伸びているのかを把握することは今後の運用のために重要です。

状況に応じて「さらに該当のキーワードに力を入れるのか」「撤退するのか」を検討しましょう。

1日の時間帯別の変動からユーザーニーズを推測する

Googleトレンドでは1日の時間帯別の検索の推移も確認することができます。

例えば「胃もたれ」と検索してみると夜中の1時から朝の10時くらいまでがピークとなっています。

このデータから「翌朝胃もたれしないための食事の取り方」や「胃もたれに効く!オススメの朝ごはん」などのコンテンツがユーザーから需要がありそうだと仮説を立てることができます。

このように活用することでユーザーの動向や考え方を理解することにつながります。

Googleトレンドを活用してユーザーの動向を理解しよう

今回の動画ではGoogleトレンドの基本的な使い方から具体的な活用方法について解説しました。

Webのコンテンツ作成やマーケティングの企画作成は、頭で考えているだけではなかなかユーザーのニーズを満たすものを作ることができません。

Googleトレンドのようなツールをうまく活用してユーザーの考え方や動向について仮説を立てて、戦略を考えていくようにしましょう。

この動画以外にもマーケティングやコンテンツ制作に役立つツールに関する動画を多数アップしているのでそちらも参考にしてみてください。

今回の動画が参考になりましたらチャンネル登録・高評価よろしくお願いします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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