ヒートマップツールとは?選び方とおすすめのヒートマップツール10選

DISITOR編集部

Webサイトを訪問したユーザーの数や行動はアクセス解析ツールで数値化することができますが、
「ページのどの時点でユーザーが離脱しているか」
「ユーザーがどこを熟読しているか」
といったことは数値化することができないため、ヒートマップツールを使用して分析する必要があります。

ヒートマップツールとは、ユーザーがとった行動を色で表現するツールで、ユーザーのマウスの動きやクリックされている箇所、ユーザーがスクロールした位置などを詳しく分析することができます。
ページ内のユーザーの動きを知りたいという場合におすすめのツールです。

ただ、ヒートマップツールは多くの企業から提供されているため、どれを選んだら良いか分からないことも多いかと思います。

今回はヒートマップツールの選び方やおすすめのツール、利用するメリットなどを詳しく解説します。

ヒートマップツールとは?

冒頭でもお伝えしたように、ヒートマップツールとはユーザーがそのページ内でとった行動を色で表現しているツールを指します。
主に、アクセス解析をおこなう際やコンテンツを改善する際に活用される、SEOツールの1種です。

ツールの種類にもよりますが、ヒートマップツールでは主に
●ページ内でユーザーがどのようにマウスを動かしたのか
●ユーザーがクリックしたリンクやボタンの場所
●そのページのどの位置までスクロールされたか
●ユーザーがそのページを離れた位置
●そのページに滞在した時間
といったことが調べられます。

ユーザーの行動を分析するといった点では、Googleアナリティクスのようなアクセスを数値化・グラフ化するツールと同じです。
ただ、ヒートマップツールの場合は離脱ページのどの時点でユーザーがサイトを離れてしまったのか、どこのリンクをクリックして別のページに遷移したのかなどを詳しく調べることができるので、アクセスを数値化・グラフ化するツールよりもより詳しくページ内のユーザーの動きを知ることができます。

ヒートマップツールを利用するメリット

ヒートマップツールを利用する大きなメリットとしては、コンテンツの改善部分が明確に洗い出せることが挙げられます。

例えば、リンクやボタンを設置しているのにも関わらずクリックされていないという場合は、文言や直前の文章を見直す必要がありますし、スクロールされていない部分にコンバージョンへの導線があった場合は導線の位置を移動させる必要があります。

また、ページの冒頭で離脱が多い場合は、ファーストビューを改善したり、冒頭文を修正する必要があるでしょう。

このようにヒートマップツールを使うことでページ内での改善すべき部分が明らかになるので、より効果的な施策を実行することができるでしょう。

他にも、ヒートマップツールではそのページにユーザーがどのくらい滞在したかをチェックすることができるため、改善すべきページに優先順位をつけることができます。
滞在時間が長いページから順に改善していくことで、よりコンバージョンにつなげられます。

ヒートマップツールの選び方

ヒートマップツールといってもその種類は多く、ツールによって付属している機能も異なります。 ここでは、ヒートマップツールを選ぶポイントを解説します。

必要な機能が揃っているかチェックする

まずチェックすべきなのがヒートマップツールに搭載されている機能です。
必要な機能が搭載されていないとツールをサイト改善にうまく活用できない恐れがあるので、しっかり機能はチェックしておきましょう。

特に、機能の中でも必要なのがスクロールヒートマップ機能です。
スクロールヒートマップ機能とはユーザーがページのどこまでを読んでいるのかを表す機能です。

熟読されたエリアを色で表示するアテンションヒートマップ機能だけではなかなかユーザーが離脱した地点を探すことができませんが、スクロールヒートマップ機能があれば離脱地点がわかるので、ページ改善に役立てることができます。
ページの改善にヒートマップツールを活用するならスクロールヒートマップ機能はあった方がよいです。

また、ユーザーがサイトを何で閲覧しているかどうかによっても必要な機能が変わります。
ユーザーがスマートフォンを使って閲覧していることが多い場合はアテンションヒートマップ機能が欠かせませんし、パソコンで閲覧しているユーザーが多いのであればマウスの動きを可視化できるマウスフローヒートマップ機能があるとよいです。

さらにあるとよいのが、条件を指定してヒートマップを調べられるセグメント機能です。
セグメント機能があればコンバージョンに至ったユーザーと至らなかったユーザーのヒートマップを比較できます。

マルチデバイス対応かどうか

サイトを運営している企業の中には、レスポンシブデザインを採用している企業もあるかと思います。

Webサイトがレスポンシブデザインになっている場合は、デバイスごとにヒートマップ調査ができるマルチデバイス対応のヒートマップツールを選ぶようにしましょう。

プランをチェックする

ヒートマップツールのほとんどは有料プランを契約する必要があります。
ただ、料金や計測できるページ数、取得できるページビュー数、登録できるドメイン数などはプランごとに異なります。

できるだけ自社のWebサイトにあったプランを選ぶようにしましょう。

おすすめのヒートマップツール

では、実際にここではおすすめのヒートマップツール10個を紹介します。
ヒートマップツールを利用したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

ミエルカヒートマップ

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▶︎ミエルカヒートマップ-公式サイト

ミエルカヒートマップはSEOツール「ミエルカ」でお馴染みの株式会社Faber Companyが提供しているヒートマップツールです。
アテンションヒートマップをはじめ、スクロールヒートマップやクリックヒートマップ(ページでクリックした場所がわかるヒートマップ)を搭載しており、どのようなWebサイトの分析もできるようになっています。

また、ミエルカヒートマップは機能が充実しているだけでなく、1つの画面で3つのヒートマップをまとめてチェックできるようになっており、どのあたりが熟読されていて離脱はどこだったのかが一目で分かるようになっています。

さらに、マルチデバイスにも対応しているので、レスポンシブデザインを採用している Webサイトの分析もできるようになっています。

ミエルカヒートマップの利用料金は6種類用意されており、中でも制作会社・代理店には月額49,800円のファースト、大型サイトを運営している場合は月額99,800円のエキスパートがおすすめです。

Ptengine

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▶︎Ptengine-公式サイト

Ptengineは株式会社Ptmindが提供しているヒートマップツールで、高い満足度とトップシェアを誇っています。
過去にはグッドデザイン賞を受賞したこともあり、使いやすいツールであることが伺えます。

Ptengineには様々なプロダクトがありますが、その中でもヒートマップツールが利用できるのはPtengine Insightです。
Ptengine Insightはタグを実装するだけでWebサイトの様々な情報を集めることができるので、専門的知識がなくてもツールを導入することができます。

また、ヒートマップは「新規訪問者」「CVユーザー」といったようにいくつかのセグメントで切り替えることができ、よりユーザーごとの詳しい分析をすることが可能です。

Ptengine Insightは無料プランの他、月額4,980円のGrowthと従量課金制のPremiumがあります。無料の場合は制限があるので、GrowthやPremiumを利用するのがおすすめです。

Mouseflow

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▶︎Mouseflow-公式サイト

Mouseflowはデンマークで作られたヒートマップツールで、日本での販売は株式会社APOLLO11によっておこなわれています。 200,000社以上の企業に導入されているヒートマップツールで、感覚的で使いやすいのが魅力です。

Mouseflowに搭載されているヒートマップの機能としてはクリック・ムーブメントヒートマップ(マウスによるクリックやタップを計測できる機能)と、スクロール・アテンションヒートマップが利用することができます。

また、ヒートマップのほかにもセッションリプレイと呼ばれるユーザーの動きを録画できる機能もあるので、実際にユーザーがどのような行動を取ったのか、どの部分にストレスを感じたのかをチェックすることができます。

Mouseflowでは5つの料金プランが用意されており、それぞれ年間契約と月契約で利用することが可能です。

User Insight

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▶︎User Insight-公式サイト

User Insightは株式会社ユーザーローカルが提供しているWeb解析ツールで、機能の1つにヒートマップツールがあります。 他の機能としてはアクセス解析機能やAIによるレポート作成機能など様々な機能があります。

User Insightのヒートマップツールはとても充実しており、12種類のヒートマップが用意されているので、多角的な分析をすることができます。
また、セグメントは20種類以上ありとても細かくユーザーを分類してヒートマップを分析することが可能です。
さらに、管理画面では4種類のヒートマップを並べることができるので、複数のデータを比較するのも簡単です。

料金表は公開されておらず、価格が気になる場合は公式サイトから料金表をダウンロードする必要があります。

SiTest

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▶︎SiTest-公式サイト

SiTestは株式会社グラッドキューブによって提供されているLPO(ランディングページ最適化)ツールで、大手企業をはじめ多くの企業で導入されており、アジア全体で600,000サイトで使用されています。
A/Bテスト機能やエントリーフォームを最適化できる機能、広告連携機能など様々な機能が備わっていますが、その中にヒートマップ解析機能があります。

SiTestのヒートマップ解析機能ではスクロールやマウスの動き、クリックやタップなどが解析できる他、タッチアクションというスマートフォンに特化した動き(スワイプや拡大縮小)なども解析できるので、特にスマホサイトを運営している企業におすすめです。

また、期間を指定してヒートマップを比較したり、セグメントを設定したりすることもできるので、より深く分析がおこなえます。

SiTestは無料トライアルが用意されていますが、PV数やドメイン数に制限があるので、本格的に利用を検討している場合は問い合わせる必要があります。

Contentsquare

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▶︎Contentsquare-公式サイト

Contentsquareはパリで設立され、現在ではニューヨークに本社をおいている企業で、提供しているソリューションの1つに、ヒートマップツールがあります。

Contentsquareのヒートマップツールではユーザーがクリックした場所やスクロールした場所が分かるのはもちろん、拡張機能を活用すればECサイトのヒートマップをさらに詳しく解析することができます。

また、Webページを制作する際にA/Bテストをおこなうことも多いですが、Contentsquareのヒートマップツールでは直近のA/Bテストの結果をヒートマップで比較することもできます。

ヒートマップツール以外にもカスタマージャーニーを分析できたり、エラー分析ができたりできます。

User Heat

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▶︎User Heat-公式サイト

User HeatはWeb解析ツール・User Insightを提供している株式会社ユーザーローカルが運営しているツールです。
User Insightと異なり、User Heatはヒートマップ解析に特化しており、WebサイトのURLを登録すれば無料で利用することができます。

User Heatでは、5種類のヒートマップが用意されており、ユーザーが離脱した部分や熟読した部分、クリックした箇所などをチェックすることができます。
また、パソコンだけでなくスマートフォン向けのサイトにも対応しています。

無料で利用できるツールですが、多くのページビュー数に対応しており、月間30万PVまではUser Heatだけで分析できます。
PV数が増えても課金されることはないので、費用をできるだけかけたくないのであればUser Heatはおすすめです。

CONTENT ANALYTICS

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▶︎CONTENT ANALYTICS-公式サイト

CONTENT ANALYTICSは株式会社 UNCOVER TRUTHが提供しているサービスの1つです。
元々はUSERDIVEという名前のヒートマップツールでしたが、CONTENT ANALYTICSという名前に変わり、分析速度がアップしています。

CONTENT ANALYTICSはWebページを自動で分析して、どこがコンバージョンにつながっているのかを判断してくれるので、コンバージョンに達成していない部分と達成している部分を見極め、適切な改善を施すことができます。

Visual Website Optimizer

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▶︎Visual Website Optimizer-公式サイト

Visual Website Optimizerはインドのデリーに拠点を構えているWingifyが開発したツールで、日本では株式会社アッションによって提供されています。

Visual Website OptimizerはA/Bテストツールですが様々な機能の中にヒートマップ機能があり、A/Bテストの段階からヒートマップを使った分析をおこなうことができます。

EmmaTools

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▶︎EmmaTools-公式サイト

EmmaToolsは、株式会社EXIDEAが提供しているSEO向けのライティングツールです。
本来は記事コンテンツを作成する際に使用されるツールなので、記事キーワードを抽出したり、記事コンテンツの品質をスコアリングして評価する機能がメインとなっていますが、記事コンテンツに特化したヒートマップ機能も存在しています。

EmmaToolsのヒートマップ機能では、ユーザーがどこを熟読したのか、どこをクリックしたのかを分析できるようになっています。

記事コンテンツを多く作っている場合は利用してみるとよいかもしれません。

ヒートマップツールを導入してWebサイトを分析

ヒートマップを導入することで、ページの熟読されている部分やユーザーが離脱した部分を調べることができるので、ページ改善に生かすことができます。ぜひ、ヒートマップツール導入を検討している企業は今回ご紹介したツールを参考にしてみてください。