ストレージ容量が無料版のものより大きく、独自ドメインのメールアドレスが可能なGoogle Workspaceは企業にとってとても便利なサービスです。
ただ、個人で利用するにはもったいないと考えているて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かにアカウントを作成すればGoogleの提供している各種サービスは無料で使えるため、個人でわざわざGoogle Workspaceに契約する必要はないようにも思えますが、Google Workspaceには企業だけでなく個人向けのプランが用意されており、個人でも利用ができないわけではありません。
そこで今回は、Workspaceの個人利用について解説します。
この記事の目次
Google Workspaceとは
Google WorkspaceとはGoogleが企業や組織向けに提供しているグループウェアです。
契約すると@gmail.comのアドレスではなく自社のドメインが入ったアドレスが利用できたり、無料版よりもストレージの容量が大きくなります。
また、Gmailをはじめ、GoogleカレンダーやGoogleドライブ、Google MeetなどGoogleのお馴染みのツールも自社ドメインのメールアドレスで利用できるので、ビジネスでGoogleのツールを使うのであれば、無料版の各種サービスを使うよりもGoogle Workspaceに契約する方がメリットが大きいことが多いです。
Google Workspaceは個人でも利用できる
Google Workspaceは法人で利用されることが多く、個人がGoogleのサービスを利用する場合はGmailやGoogleドライブなどを個別で利用することが多いです。
ただ、Google Workspaceは個人でも利用することもできます。
特に、個人事業・フリーランスは無料で利用できるGoogleのサービスよりもGoogle Workspaceがおすすめです。
Google Workspaceに登録すれば、無料版にはない機能を利用できるので、よりビジネスの幅を広げることができることもあります。
そのため、個人事業・フリーランスはGoogle Workspaceを使った方が良いです。
Google Workspaceを個人で利用する場合におすすめのプラン
Google Workspaceを個人で利用する場合におすすめなのが『Google Workspace Individual』です。
Google Workspace Individualとは、2021年7月から登場したGoogle Workspaceのプランの1つです。
それまで提供していたBusinessエディションは中小企業、Enterpriseエディションは大企業向けでしたが、Google Workspace Individualは個人事業・フリーランス・かなり小規模の法人向けに提供しているので、個人でGoogle Workspaceを利用したい場合はおすすめです。
Google Workspace Individualの利用料金は1アカウントにつき月額1,130円で、14日無料の試用期間があります。
※2022年10月までは月額900円で利用することができます。
Google Workspace Individualの機能
では、Google Workspace Individualにはどのような機能があるのでしょうか。
ここではGoogle Workspace Individualの機能をご紹介します。
Web会議におすすめ:Google Meet
1つ目の機能がWeb会議に最適なビデオ通話ツールであるGoogle Meetです。
Google Workspace Individualで利用できるGoogle Meetは最大24時間の長時間のグループ通話が可能なので、ミーティングや商談に最適です。
さらに、ノイズキャンセリング機能がついているので、通話相手の声をきちんと聞き取れるようになっています。
また、その他にも通話の録音機能やグループに分けてディスカッションできる機能、参加者にアンケートを出せる機能もあります。
予定管理に使える:Google カレンダー
2つ目の機能がGoogleカレンダーです。
スケジュールを作成して管理できるのはもちろんですが、Google Workspace IndividualのGoogleカレンダーには「スケジュールの予約システム機能」というものがあり、オンライン予約システムとして活用することができます。
予約は自動でGoogleカレンダーに反映されるので、いちいち反映する必要はありません。
予約の種類も1種類だけでなく複数種類用意できるので、ゲストに選んでもらうことが可能です。
ビジネスに欠かせない:Gmail
3つ目の機能がビジネスに欠かせないGmailです。
Google Workspace Individualで利用できるGmailにはメールキャンペーン機能が付いており、リストや連絡先リストを活用すれば多くの相手にメールを送信することが可能です。
そのため、簡単なメールマーケティングを実施したい場合に最適です。
また、独自に仕様をカスタマイズすることもでき、ブランドの色とロゴをメールに設定する、オリジナルの画像を挿入するといったことができます。
なお、Google Workspaceでは独自ドメインのメールアドレスが設定できますが、Google Workspace Individualでは独自ドメインのアドレスが発行できないため、@gmail.comのアドレスを利用します。
文書等の管理に便利な:Googleドライブ
Google Workspace Individualでは、無料版との違いはないものの、Googleドライブを利用することができます。
そのため、ドキュメントやスプレッドシートで文書ファイルや表計算ファイルを作成することができます。
他にも、GoogleスライドやGoogleフォームなど、無料版Googleドライブで利用できる機能は一通り揃っています。
Google Workspace Individualのストレージ
無料版のGoogleアカウントでは、1アカウントにつき15GBのストレージが付与されており、メールやドライブのデータはその範囲内で管理する必要がありました。
Google Workspace Individualもこの点は変わりなく、15GBのストレージが付与されており、メールやドライブのデータは15GB以内におさめる必要があります。
中小企業向けのBusinessエディションや大企業向けのEnterpriseエディションと比較するとストレージの容量が少なめなので、メールやファイルの管理はこまめにやっておくとよいでしょう。
個人で利用するならGoogle Workspace Individualがおすすめ
フリーランスで活躍していたり、個人事業主として登録しているという場合、無料アカウントを作成してGoogleの各種サービスを利用するよりも、Google Workspace Individualに登録する方がおすすめです。
Google Workspace Individualであれば長時間のWeb会議にも対応できますし、Googleカレンダーで独自の予約機能を使うことができます。
また、企業規模がかなり小さいマクロ法人でもGoogle Workspace Individualはおすすめです。
ぜひ活用してみてください。