Google Workspace Essentialsとは?料金や特徴のまとめ

DISITOR編集部

Googleが提供しているグループウェアサービス Google Workspaceには中堅企業からスタートアップの企業まで幅広く利用しているBusiness エディション(Business Starter/Business Standard/Business Plus)や、大企業に多く利用されているEnterprise エディション、教育機関に特化したGoogle Workspace for Educationがあります。

様々なエディションがある中、特殊なエディションとして用意されているのが、Google Workspace Essentialsです。

本記事ではGoogle Workspace Essentialsとは何か、どんな特徴があるのかなどを解説します。

Google Workspaceには様々な料金プラン(エディション)がある

Google Workspaceは企業や組織の規模や業務内容に応じて様々な料金プラン(エディション)が用意されています。

例えば、企業向けに提供されているのがBusinessエディションです。
Businessエディションは小さな企業から規模が大きい企業が利用することを前提に設定されたエディションとなっています。
企業の規模に合わせて最適なものを利用できるよう、月額680円のBusiness Starter・月額1360円のBusiness Standard・月額2040円のBusiness Plusの3つが用意されています。

また、企業の中でも大企業をターゲットに提供されているのがEnterpriseエディションです。Businessエディションよりもより高度なセキュリティと充実した機能を利用することができます。

Google Workspaceには企業向けのものだけでなく、ホームスクールや教育機関向けのGoogle Workspace for Educationもあります。
Google Workspace for Educationは、小・中学や高等学校など政府が認定している教育機関のみ利用できるグループウェアで、Classroomをはじめ、学校に特化した内容となっています。

Google Workspace for Educationにもいくつかプランがあり、より組織にあったものを利用することができます。

Google Workspace Essentialsとは?

Google Workspace Essentialsとは、数あるGoogle Workspaceのエディションの1つです。
BusinessエディションやEnterpriseエディション、Google Workspace for Educationとはまた違ったものとなっています。

ここではGoogle WorkspaceのEssentialsエディションの特徴を解説します。

コラボレーション業務を前提に用意されているエディション

Essentialsエディションの最大の特徴は、コラボレーション業務を前提としている点です。
コラボレーション業務とはチームで行う業務のことを指し、コラボレーション業務では個人で行う業務より情報共有や進捗の管理などの把握が重要になります。

そのため、Essentialsエディションでは、よりチームでの業務を意識したアプリケーションが1パッケージとして提供されています。

Google Workspace Essentialsで利用できるアプリケーション

Google Workspaceでは色々なアプリケーションが用意されていますが、Essentialsエディションはその中でもコラボレーション業務に欠かせないものを厳選して1パッケージとしています。

まず、メンバーや社員同士のコミュニケーションツールとして用意されているのが、Google MeetとGoogle Chatです。

Google Meetはビデオ会議や音声会議のアプリケーションで、最大150人が一度に参加でき、会議は最長で24時間まで行うことが可能です。
また、Google Meetはは会議を録画してドライブに保存する機能も備わっています。

Google Chatはその名の通りチャットアプリケーションです。
メッセージをやり取りしたりファイルをチャット上で送ったりすることができます。

次に、予定を管理・共有するのに優れたGoogleカレンダーが用意されています。
他のエディションと異なり、Essentialsエディションは共有カレンダーとなっていますが、Googleカレンダーを使うことで、自分の予定を他のメンバーが見れるようにしたり、他の社員を自分の予定に招待することもできます。

また、業務に欠かせないアプリケーションとして文書を作成できるGoogle ドキュメントや表計算ができるスプレッドシート、プレゼンテーション用の資料作成に役立つGoogleスライドも用意されています。
これらは全てオンラインでの作業なので、複数人で同時に編集することができます。

他にも、アンケートを作成・集計できるGoogle フォームやWebサイト制作が可能な Google サイト、メモを共有できるKeepがあります。

クラウドストレージ量はユーザー1人あたり100GB

Essentialsエディションでは、ドキュメントやスプレッドシート、外部ファイルなどをクラウドに保存しておけるGoogle ドライブも用意されています。
Google Workspaceではドライブのストレージ量が決まっており、Essentialsエディションの場合はユーザー1人あたり100GBとなっています。

1人あたり100GBのクラウドストレージ量ですが、1ドメイン全体で2TBのクラウドストレージプールが用意されており、チームでの業務に支障がないよう十分な量が確保できるよう配慮されています。

Google Workspace Essentialsはチーム内での作業におすすめ

Google Workspace Essentialsは先述した様にコラボレーション業務、つまりチームでの業務にぴったりのエディションです。

Gmailなどのメールアプリケーションはなく、社内やチームメンバーだけで使うことが前提になっているので、部署やプロジェクトのメンバーごとに利用するのがおすすめです。

企業全体でGoogle Workspaceを導入する際は、BusinessエディションやEnterpriseエディションを導入しましょう。

Google Workspace Essentialsの料金

Google Workspace Essentialの料金は1ヶ月8ドルとなっています。
1ドルいくらなのかは変動するため一概には言えませんが、余程のドル高・円安にならなければだいたい月額1000円前後で利用することができます。
ただし、Google Workspace Essentialsは新規申し込みを終了しており、現在はEssentials・Essentials Starterという無料プランが登場しています。

まとめ

Google Workspace Essentialsは、Google Workspaceのエディションの1つで、チームで行う業務であるコラボレーション業務で活用されていることを前提に提供されています。 特にチームでコンペを行う、チームでプロジェクトに関わるという場合に最適です。
ぜひ、チームでの作業を行うのであれば、Google Workspace Essentialsを導入してみてはいかがでしょうか。