テキストリンクとは、文字列に埋め込まれたハイパーリンクのことです。クリックすると指定されたページやコンテンツなどにそのまま移動し、そのページだけでは説明しきれない情報を補完することができます。例えば、「詳しい商品情報はこちら」と書かれたテキストをクリックすると、詳しい商品情報が載ったページに飛ぶことができる仕組みです。
テキストリンクを記述する際に用いる「~」のタグはアンカータグと呼ばれ、アンカータグに挟まれたテキストをアンカーテキストといいます。テキストリンクとアンカーテキストを活用することで、ユーザーがクリックする前にテキストリンク先のページがどのようなものか伝えることができるため、ユーザーにとって使いやすいwebサイトを構築することにもつながります。
テキストリンクは、リンク先が指定されていない文字とテキストリンクを簡単に見分けられるような工夫もされています。webブラウザの標準設定では青文字と下線を用いて表記され、また、カーソルを合わせると赤く表示されるという特徴や1度訪問したリンクは紫色に変化する仕組みもあります。
テキストリンクにはサイトの内部と外部に飛ぶリンクの両方が存在し、特に外部サイトに飛ぶ場合は別タブで開いたり、外部サイトのテキストリンクであることを示すような表記をしたりする場合があります。
テキストリンクの表記の仕方
HTMLで「詳しい情報はこちら」と記入すると、「詳しい情報はこちら」の部分のみがwebページに記入され、その文字をクリックすることで、指定されたリンク先のURLに飛ぶことができます。また、リンク先のURLの記述の後に「target=”_blank”」を追加することで、リンク先のページを別タブで開くこともできます。
テキストリンクを表記する時に用いる「~」をアンカータグと呼び、アンカータグに囲まれた「詳しい情報はこちら」という文字のことをアンカーテキストといいます。
テキストリンクを設置するポイント
テキストリンクを設置するポイントとして大きく4つあげます。
・外部リンクを貼る際には外部のリンクであることを示す
外部のサイトであることを事前に示さないと、ユーザーを予期せずしてページを離脱させてしまったり、元のページに戻る手間をかけてしまいます。
・外部リンクは別タブに飛ばす
元のページを残しておくことで、ユーザーがリンク先から元のページに帰ってきてくれる可能性が高まります。
・色を変えて下線をつける
テキストリンクは青色で下線をつけるなど、本文文字とテキストリンクが設置された文字の区別がつくように記述する工夫が必要です。
・アンカーテキストを活用する
アンカーテキストでリンク先の内容をわかりやすく示すことで、ユーザーにとって使いやすいwebサイトにすることができます。
「テキストリンク / Text link」を調べた人はこの用語も調べています
「この口コミ欄の下にテキストリンクを設置して、そのまま商品購入ページに飛べるようにしよう」
テキストリンクを使うことで、ユーザーが回遊しやすいwebサイトを作ることができます。
「SEO対策にテキストリンクを利用しよう」
アンカーテキストの中に重要なキーワードを含めるなど、テキストリンクを効果的に利用することでSEO効果を上げることができる場合もあります。
ただし、テキストリンクだけでなく、他のSEO施策を打つことが重要です。
「テキストリンク先のページが見れなくなっていたよ」
リンク先のページが突然非公開になったり終了してしまったりする場合もあり、リンク先に外部のサイトを使う場合はそのページの状態を定期的に確認するのが良いでしょう。
テキストリンクとSEOの関係性
テキストリンクは、ユーザーだけでなく、検索エンジンに対してもリンク先がどのようなページなのかわかりやすく伝えることができます。例えば、アンカーテキストを「こちら」のような抽象的なものでなく、「SEOについての詳しい情報はこちら」などと具体的に表記することで、検索エンジンもリンク先のページがSEOについて書かれた記事だということがわかり、スムーズにサイト内をクロールし、ページを正しく評価することができるようになります。
また、Googleの検索エンジンは、アンカーテキストに含まれるキーワードがリンク先のページの重要なテーマであると認識します。そのため、アンカーテキストに検索順位を上げたいキーワードを含めることで、そのキーワードでの検索順位の向上につなげることができます。
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