RSSとは、ニュースやブログなどのウェブサイトの更新情報の日付やタイトル、概要などを配信するための文書フォーマット、また、更新情報を配信するための技術やシステムのことです。バージョンによってRich Site Summary、RDF Site Summary、Really Simple Syndicationと呼ばれます。
RSSはXML形式で記述され、RSSリーダーを用いてRSSを受け取ることで、様々なサイトの更新情報を自動的に取得することが可能です。主に、自分が運営するサイトやブログの更新情報を公開したいときや、定期的にチェックするブログやサイトの更新情報を自動で受け取りたいときなどに用いられます。
RSSリーダーとは、登録されたwebサイトのRSSをチェックし、更新されるとそのページの更新日時、タイトル、見出し、概要などの情報を表示することができるソフトウェアのことです。RSSリーダーに複数のサイトを登録すれば、短時間で複数サイトの新着情報を把握することができます。
有名なRSSリーダーとしてGoogleが提供する「Googleリーダー」が有名でしたが、2013年にサービスを終了し、今ではfeedlyなどのRSSリーダーが主に用いられています。その背景として、スマートフォンユーザーの増加により、SNSや、スマートニュースなどのキュレーションアプリなど、今までにないニュースソースが普及したことが考えられています。
RSSの配信方法
RSSを配信するには、RSSフィードをつくる必要があります。RSSフィードは、RSSフィード作成支援ソフトを用いて、簡単に設定することができます。手順としては、
①提供者情報、拡張子、ホームページのタイトル・アドレスを基本設定します。
②サイト更新履歴など、RSS配信する情報を入力します。タイトル、日付、URL、概要などもここで入力し保存します。
③サイトの適当なところにRSSフィードをアップロードします。
というステップで設定することができます。
RSS配信を受け取る方法
RSS配信を受け取るには、RSSリーダーに更新情報を受信したいサイトのRSS情報を登録する必要があります。
まず、RSSリーダーを提供するサイトにアクセスする、または、RSSリーダー用のソフトウェアをインストールするなどをして、利用可能な状態にします。次に、RSSリーダーでwebサイトのURLを入力しRSSを読み込ませることで登録することができます。
スマートフォンなどでも、同様にRSSリーダーにサイトを登録することで情報を受け取ることができます。
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「このブログはお気に入りだから、RSS配信を受け取ることにしよう」
RSS配信を受け取ることで、そのブログの更新情報をすぐに受け取ることができます。毎日サイトが更新されていないかチェックする必要もなく、とても便利です。
「RSSフィードを設定して更新情報をユーザーに届けるぞ」
サイトの運営者は、RSSフィードを設定することで、サイトを更新するたびにRSS配信の登録をしているユーザーに向けて自動で更新情報を届けることができます。
「このサイトにあるオレンジのアンテナアイコンはなんだろう」
オレンジのアンテナアイコンはRSSのアイコンでしょう。サイト内にRSSのアイコンがあれば、RSSリーダーに読み込ませて登録することで、RSS配信を受け取ることができます。
「いくつかのニュースサイトをRSSリーダーでチェックすることにした」
それぞれのニュースサイトをブックマークにして1つ1つチェックするよりも、RSSリーダーに登録した方が効率よくチェックすることができます。
最新のニュースなどの更新情報もすぐに受け取ることができるのも利点です。
RSSはサイトの隅や下に設置されていることが多い
RSSは、ブログやニュースサイトなどの隅や下に設置されていることが多いです。「RSS」「RDF」「XML」「ATOM」と書いてあるボタンや、オレンジのアンテナの画像、「Syndicate this site (XML) 」「RDF」などと書かれたテキストリンクなどでよく表示されます。これらの表示がサイト内にあれば、RSSリーダーにサイトを登録し、RSS配信された情報を読み取ることができます。
また、アイコン以外でサイトのRSSを確認するには、RSSの検出ツールを使う方法や、webページのソースコードを見てRSSを探す方法などがあります。例えば、RSSフィードのURLは、サイトのhead 内の linkタグ によく設置されています。
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