IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月9日

りっちこんてんつ

リッチコンテンツ

Webサイト上の動画(CGやアニメーションなど)や音声(ナレーション、音楽など)を利用して表現された動的なコンテンツ

英字

POINTリッチコンテンツとは

リッチコンテンツとは、Webサイト上の動画(CGやアニメーションなど)や音声(ナレーション、音楽など)を利用して表現された動的なコンテンツのことです。動画や音声を利用したコンテンツにより、「ユーザーが視覚的・直感的にわかりやすく内容を理解する」ことが可能です。テキストや静止画像で構成された、静的なコンテンツでは難しかった複雑な内容や、微妙なニュアンス、雰囲気などをわかりやすく、動的に表現できます。従来のHTMLベースのWebコンテンツと比較してより高い訴求力を期待できます。

リッチコンテンツの効果・メリット

リッチコンテンツには主に4つのメリットがあります。
①テキストや画像だけでは説明することが難しい商品やサービスをわかりやすく説明するこ とができる。
②映像を利用することで、視覚的に直感的にアプローチでき、企業のブランディングや広告 の運用など幅広い活用ができる。
③自社の持っている技術力をアピールできる。
④他社との差別化

リッチコンテンツがあることで、視覚的、直感的に内容が理解できるだけでなく、企業の持っている技術力を表現することができます。また、場合によってはリッチコンテンツは強いインパクトを持つので、他社との差別化を図ることができます。

リッチコンテンツのデメリット

リッチコンテンツのデメリットは主に2つあります。
①ページ内の動作が重くなりユーザビリティを損なってしまう
②音の出せない、動画を再生できない環境ではその効果を発揮できない可能性がある

ケースにもよりますが、リッチコンテンツの利用にはある程度の容量が必要になります。
そのため、ユーザーの環境によってはページやサイトの動作が重くなってしまい、快適に利用することができない場合があります。

「リッチコンテンツ」を調べた人はこの用語も調べています

リッチコンテンツの使用例

「リッチコンテンツを作成してマーケティングに活かそう」

文字や画像だけのコンテンツよりも直感的にわかりやすく訴求できるので幅広い分野で活用することができます。

「リッチコンテンツは設定音量に注意したほうがいい」

リッチコンテンツの中には、サイトを開くと同時に音声や音楽が流れるように設定されている場合があります。

「他社と差別化するにはリッチコンテンツが必要だ」

リッチコンテンツがあることで、他社と差別化できるだけでなく、自社の技術力を表現することができます。

リッチコンテンツに関係した気になる話題

リッチコンテンツとSEOの関係性

リッチコンテンツは、以前まではSEOに対しての直接的な効果は期待できませんでしたが、ページのコンテンツが評価される現在では有効であると言われています。

テキストだけで構成された静的なコンテンツよりも比較的ユーザビリティを高めやすく、リッチコンテンツならではの表現でアプローチすることができます。

しかし、ユーザー目線でのコンテンツ作りを意識しないとユーザビリティの低下やイメージダウンを引き起こし、結果的にSEOに悪影響を与えてしまう可能性があるので注意が必要になります。

リッチコンテンツへの注目が増している背景

年々、インターネット通信環境は進化しており、大容量のコンテンツであっても高速で通信できる環境設備が整いつつあります。通信環境の高速化・大容量化により、容量が重く、複雑なコンテンツであってもWebサイト上で公開することが容易になりました。

従来のテキストのみで構成されたコンテンツでは難しかった表現でも、リッチコンテンツならば表現できる可能性があります。現在はこういったリッチコンテンツの有用性が認められ、市場規模は拡大しつつあります。国内の市場規模は、2013年には約130億円の市場規模でしたが、2017年には約640億円まで拡大しました。今後もリッチコンテンツの需要は高くなることあ予測されています。


この記事がお役に立ちましたら、"いいね!"をお願いします
minweb辞書のIT用語をお届けします