IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年11月19日

ぺーじ/せっしょん

ページ/セッション

ユーザーが1セッション中(ユーザーがWebサイトを訪問して離脱するまでの一連の流れ)にサイト内で閲覧したページ数の平均のこと

英字

POINTページ/セッションとは

「ページ/セッション」とは、ユーザーが1セッション中(ユーザーがWebサイトを訪問して離脱するまでの一連の流れ)にサイト内で閲覧したページ数の平均のことで、サイトの回遊率を示す指標です。

ページ/セッションの数字が高いほど、ユーザーがサイト内に留まり、何ページも閲覧しているということになります。

ページ/セッションの重要性

ページ/セッションは、サイトの回遊率を示す指標なので、基本的には多い方が良いとされています。

ページ/セッションを改善することで、1回の訪問でより多くのページへアクセスしてもらうことができます。ただし、サイト内のメニュー構造や操作方法がわかりづらく、ユーザーが迷って色々なページに行っている場合もあるので、一概に良いとは言えません。

ページ/セッションの確認方法

ページ/セッションは、Googleアナリティクスで確認することができます。
Googleアナリティクスでページ/セッションを確認するには、以下のような方法があります。

Googleアナリティクスにログイン後、左メニューの「ユーザー」から「サマリー」を選択します。ページに表示される「ページ/セッション」の数値で、サイト全体のページ/セッションを確認することができます。

また、左メニューの「ユーザー」内の「サマリー」から、タブで「ページ/セッション」を選択すると、「ページ/セッション」の推移グラフを確認することができます。

また、Googleアナリティクスでは、ページごとのページ/セッションも、以下の方法で確認することができます。

Googleアナリティクスの左メニューから「行動」を選択し、「サイトコンテンツ」から「ランディングページ」をクリックします。ページに表示される「ページ/セッション」の数値で、ページごとのページ/セッションを確認することができます。

ページ/セッションの改善方法

ページ/セッションを改善することで、サイト全体のpv数の増加にもつながります。ページ/セッションの主な改善方法としては、以下の2つが挙げられます。

・直帰率を改善する

訪問者数とページビューがほとんど同じ場合、直帰率が高い可能性があります。直帰とは、1つのページを閲覧してサイトから離脱してしまうことです。直帰率を下げることは、ページ/セッションの改善に直結します。

直帰率が高い原因として、ニーズにあったコンテンツが提供できていないことや、ページがわかりづらいことなどが考えられます。また、内部リンクを増やすことや、関連ページを増やすことは、直帰率を改善する策として有効です。ユーザーの目線に立ち、情報の探しやすさ、わかりやすさを意識して整理しましょう。

・ページ単位・ページグループ単位での直帰率を下げる

サイト内の関連した他ページへのリンクを配置することで、ユーザーがアクセスしやすくなり、結果的にサイト全体の回遊率を高めることができます。Googleアナリティクスでは、ページごとのページ/セッションを確認することもできるので、参考にしましょう。

ページ/セッションの使用例

「ページ/セッションを増やすためにサイトを見やすくリニューアルしよう」

サイトの回遊性を高めるためには、訪問者がページ間を行き来しやすい構造になっていることが大切です。サイトの構造を見直すことはページ/セッションの改善策として有効です。

「自分の運営するサイトのページ/セッション数が多いのか少ないのかわからない」

アクセス解析ツールを使い始めたばかりの人にとっては、自分のサイトの数値が多いのか少ないのかわからないという人も多いでしょう。このページの関連トピックにWebサイトの種類別に目安となるページ/セッション数を載せましたので参考にしてみてください。

「ページ/セッションを改善するためにGoogleアナリティクスで直帰率と滞在時間を見てみよう」

直帰率は滞在時間と結びつけて考えることで、ページの質を測ることができます。滞在時間が短く、直帰率も高いページはユーザーの満足度が低い可能性があるため、改善する必要があります。

ページ/セッションに関係した気になる話題

ページ/セッションの大まかな目安

Webサイトの種類によってページ/セッション数の目安は異なります。

・ブログコンテンツ系サイト

目安:1.20〜1.80

ブログ系コンテンツサイトは、目的のコンテンツページだけを見て離脱するパターンが多いため、ページ/セッション数は少なくなります。

・コーポレートサイト

目安:3.00〜6.00

企業のホームページなどのコーポレートサイトは、特定の情報を集めるために訪問するユーザーが多いため、ページ/セッション数は多くはならない傾向があります。トップページから入るユーザーが多いため、ブログ系コンテンツサイトよりは比較的ページ/セッション数が多くなります。

・ECサイト

目安:8.00〜10.00

ECサイトは、ユーザーが商品を購入するまでに多くのページを閲覧する必要があるため、ページ/セッション数は多くなります。

ページビュー数とは

ページビュー数とは、ユーザーが「ページ」を閲覧した数のことで、Page View(ページビュー)数の頭文字をとってPV数と略されます。ページ/セッションの「ページ」とは、ページビュー数のことを指します。

サイトがどれだけ閲覧されているのかを測るための指標の一つです。ページビュー数は、インターネット上で公開されているサイトがウェブブラウザによって開かれる度にカウントされるため、同一人物がページをリロードした場合やブラウザバックで別のページに戻った場合にもカウントされます。そのため、サイトの訪問者数とは異なります。

セッション数とは

セッション数とは、ユーザーがWebサイトに訪問した数のことです。ページ/セッションの「セッション」とは、セッション数のことを指します。

サイトがどれだけアクセスされているかを測るための指標の一つです。セッション数は、ユーザーがWebサイトにアクセスして、そのサイトから離脱するかブラウザを閉じるまでが1セッションとしてカウントされます。そのため、1セッション中にどれだけページを閲覧してもセッション数は変化しません。

つまり、セッション数=訪問者数となります。セッションが終了した後に同一人物が再びサイトに訪問した場合、2回目のセッションとしてセッション数にカウントされます。


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