ナビゲーションとは、航海術や航空術、航法、運行指示などの意味を持つ英単語です。ほかにも「目的地までの経路」や「道順案内」を意味する場合もあります。
インターネットの分野においては、Webサイトの主要コンテンツをまとめた「リンク」や「メニュー」を指す場合が多いです。この「メニュー」はナビゲーションメニューと呼ばれることがあります。特にメインの導線となるメニューをグローバルナビゲーションメニュー(メニュー)と呼ぶこともあります。
ナビゲーションにはいくつかの種類があります。
代表的なもので、グローバルナビゲーションやローカルナビゲーション、ブラッドクラムナビゲーションなどがあります。
ナビゲーションを設置する主なメリットとして、ユーザビリティの向上が挙げられます。サイトを訪れたユーザーに対し、目的のページがどこにあるかナビゲーションすることが可能です。また、クローラーに対しても効率的にサイトを巡回させることが可能です。
グローバルナビゲーションとは、階層型ナビゲーションとも言われています。Webサイト全体を通して表示されるナビゲーションです。多くの場合、第1階層(大カテゴリ)へのリンクや、社内の他サイトへのリンクが含まれます。主にWebサイトの全体的な構造や大項目などを案内する目的のナビゲーションです。
基本的にWebサイトのどのページを訪れても場所や配置などは変わることなく表示されます。(トップページと下層ページで少し異なるデザインになる場合も稀にある。)
ローカルナビゲーションとは
ローカルナビゲーションとは、同階層に含まれるページを一覧で表示しているナビゲーションです。一般的にグローバルナビゲーションの下、またはサイドバーに設置されます。
設置することで、ユーザーがサイト構造をより理解しやすくなり、目的のページを発見しやすくなる(ユーザビリティの向上)が期待できます。
ブレッドクラムナビゲーション(パンくず)とは
ブレッドクラムナビゲーションとは、パンくずナビゲーションとも言われています。表示しているWebページの位置情報を示します。ヘッダとh1タグの間、およびフッターの上部に設置されることが多い傾向にあります。
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「大規模なWebサイトにはナビゲーションは必須です」
コンテンツが多いWebサイトほど、ユーザーが迷子になってしまう可能性が高いです。ナビゲーションを設置することでユーザビリティの向上が期待できます。
「ナビゲーションはSEOにも有効です」
ナビゲーションは、主にWebサイトの構造をわかりやすく伝える役割があります。これはユーザーだけでなく、検索エンジンのクローラーに対しても有効です。
その他のナビゲーションの種類6選
①ダイナミックナビゲーション
主にページ内に設置されている検索窓のことを指します。ページ内で検索をすることで目的のページにすぐにたどり着くことが可能です。
②関連ナビゲーション
Webページのコンテンツ(文脈)に関連した内容が表示されることを指します。ブログページでみる関連記事やECサイトの関連商品などが該当します。
③ページネーション(ページ割り)
情報量が多くなったサイトを複数のページに分割して、情報を読み取りやすくするナビゲーションです。
④コンテンツ内ナビゲーション
主にコンテンツ内のテキストに含まれているナビゲーションのことを指します。一般的にテキストリンク(アンカーテキスト)などが代表的です。
⑤リニアナビゲーション
Webページ間を前後に移動するためのナビゲーションです。ページネーションと似ていますが、1ページ目→3ページ目のような移動ができず、順番に進むか、戻るかしかできないのが特徴です。
⑥エクストラナビゲーション
主にヘッダやフッタに設置される、特設ナビゲーションのことを指します。グローバルナビゲーションに載せるほど重要ではないが、全画面に設置したいコンテンツや機能へのリンクなどが設置されます。
位置情報システムの分野におけるナビゲーション
位置情報システムの分野では、画面に地図を表示して現在地から目的地までの道順や所要時間などを案内することをナビゲーションと言います。主に自動車向けのナビゲーションである「カーナビゲーションシステム」、歩行者向けのナビゲーションシステムである「歩行者ナビゲーション」があります。
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