IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月28日

ないぶたいさく

内部対策 / 内部SEO対策

自サイト内でおこなうSEOのこと

POINT内部対策 / 内部SEO対策とは

内部対策とは、自サイト内でおこなうSEOのことで、一般的に検索エンジンの順位向上を目的としています。内部対策をおこなうことで、ユーザーやクローラーが認識しやすいページにすることができます。具体的な施策として、サイトマップの送信やパンくずリストの設置、見出しタグやドメインの正規化、タイトルや小見出しに対策キーワードを入れるなどが挙げられます。

内部対策の必要性

内部対策は、Googleのクローラーに適切にコンテンツの内容を伝えるために必要だと言われています。クローラーとは、Googleに掲載されたサイト情報を収集するプログラムのことです。クローラーがWebサイトを巡回し、ページがインデックスされ、検索順位が決定されます。Googleは検索キーワードと関連性が高く、質の高いコンテンツ(主にユーザーにとって有益であるか)を上位表示させる傾向にあります。
内部対策をおこなうことで、サイトの内容を適切に伝えることやクローラーの巡回を促進させること、などが可能になります。

内部対策①〜内部リンクの設置〜

内部リンクとはWebサイト内のページ同士をつなぐリンクのことを指します。
基本的にサイト内の重要なページにリンクを集めることがSEOに有効だと言われていますが、ページ同士の関連性を意識して内部リンクを設置する必要があります(関連性の低いリンクを集めても効果は薄い)。また、内部リンクは数が多ければ良い(検索順位が向上する)というものではなく、リンク先のコンテンツの品質も重要になります。

内部対策②〜コンテンツ(テキスト)の工夫〜

具体的にはタイトルや小見出しなど、コンテンツ内に対策キーワードを入れることが挙げられます。また、タイトルは簡潔にわかりやすく、かつターゲットの興味を引き付けるようなものを設定すると効果的だと言われています。ほかにもコンテンツ内の見出しにタグ(h1〜h6)を使用し、内容をわかりやすくすることも有効です。

内部対策③〜レスポンシブデザイン〜

レスポンシブデザインとは、一つのHTMLをCSSで制御し、ユーザーが利用するデバイスの画面サイズに応じてページのレイアウト・デザインを最適化して表示させる技術(いわゆるスマホ対応)のことです。近年、Googleはスマホ対応しているサイトを評価する傾向にあり(モバイルファーストインデックス)、レスポンシブWebデザインの導入を推奨しています。レスポンシブデザインの導入は、検索順位の向上だけでなく、ユーザビリティにも影響を与えますので、重要な内部対策の一つであると言えます。

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内部対策 / 内部SEO対策の使用例

「内部対策として、パンくずリストを設置しましょう」

「SEOにおいて内部対策は基本中の基本ですよ」

「被リンクも重要ですが、内部対策も一緒におこないましょう」

「内部対策をしたことで、以前よりも検索順位が大幅に向上した」

内部対策 / 内部SEO対策に関係した気になる話題

内部対策と同じ目的の外部対策とは

外部対策とは、自サイトの外部でおこなうSEO施策の1つです。
主に外部サイトからの被リンクを多く獲得し、検索順位を向上させる施策のことです。
以前までは、被リンク数が多いほどGoogleから評価される傾向がありましたが、Googleはパンダアップデートやペンギンアップデートなどのアップデートを繰り返しおこない、現在は評価基準がコンテンツの質重視になりつつあります。

外部対策は、元と内容の関連度が高いこと、リンク元のコンテンツが良質であることが重要です。Googleの推奨しない被リンクの獲得方法(被リンクの購入など)は、ブラックハットSEOと言われており、ペナルティの対象となる可能性があるので注意が必要です。


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