POINTヒートマップ / Heat mapとは
ヒートマップとは、一般的に大量のデータを色を使ってサーモグラフィーのように可視化する手法のことを指します。
Webサイト解析におけるヒートマップとは、主に色を使ってWebサイトを訪れたユーザーのアクションを可視化する手法です。「よくクリックされる箇所はどこか」「どこを一番見ているのか」などの情報をマウスの動きやスクロール、滞在時間、クリック数などの要素から解析し、それを色によって表します。
ひーとまっぷ
主に色を使ってWebサイトを訪れたユーザーのアクションを可視化する手法
ヒートマップとは、一般的に大量のデータを色を使ってサーモグラフィーのように可視化する手法のことを指します。
Webサイト解析におけるヒートマップとは、主に色を使ってWebサイトを訪れたユーザーのアクションを可視化する手法です。「よくクリックされる箇所はどこか」「どこを一番見ているのか」などの情報をマウスの動きやスクロール、滞在時間、クリック数などの要素から解析し、それを色によって表します。
アクセス解析ツールは主に「ユーザーの訪問数」「滞在時間」の計測を目的としたツールのことです。Webサイト内のユーザーの滞在時間、どんな経路で閲覧したのか、ユーザーの細かな動きを数字で把握することができます。
ヒートマップの主な特徴は、視覚的に一目でWebサイトへ訪れたユーザーの行動が分かることです。例えば、よくクリックされる箇所は濃い色で、あまりクリックされない箇所は薄い色で表示されます。そのため、従来のアクセス解析ツールと異なり、視覚的にわかりやすくユーザーの行動を把握することができます。
ヒートマップにはいくつかの種類がありますが、その中でも代表的なものを4つ紹介します。
・マウスヒートマップ
ユーザーのマウスの動きを可視化したもので、マウスの動きが集中している箇所が赤く表示されます。主にユーザーが Webサイトのどこに注目しているか明らかにすることができます。
・スクロールヒートマップ
Webページがどこまでスクロールされたかを可視化したものです。
・クリックヒートマップ
ユーザーがクリックした箇所がヒートマップとして表示されます。例えば、よくクリックされている箇所は赤く表示されます。
・アテンションヒートマップ
ユーザーがスクロールを止めた場所の平均滞在時間を可視化したものです。主にページ内のどのコンテンツが長く閲覧されていたか分かります。
ヒートマップを利用するこで可視化できるデータは主に3つあります。
①ページ内で最もクリックされている箇所、あまりクリックされていない箇所
②ページ内で最も閲覧されている箇所、あまり閲覧されていない箇所
③ページ内の最も離脱率の高い箇所、最も滞在率が高い場所
ヒートマップは、Googleアナリティクスでは知ることのできないWebサイト上のユーザーに関する具体的なアクションのデータを収集することができます。
ヒートマップを利用することでサイトを訪れたユーザーの行動を視覚的にわかりやく分析することができます。
有料のヒートマップは、ヒートマップ以外の機能が備わっているケースがあります。ピンポイントでヒートマップのだけを利用してユーザーの行動を分析したい場合は無料のヒートマップを導入する方が有効です。
Webサイトの課題発見や改善を目的とした場合、充分なデータを収集するには、ほかのアクセス解析ツールを利用したうえでのヒートマップの利用が必要になります。
ヒートマップを選ぶ際は、主に導入する目的、機能、コストの3つの要素に注目するとよいでしょう。
ヒートマップツールは、主に「アクセス解析」「コンバージョン最適化」「Webマーケティング」などを目的として提供されているものが多いです。
機能の面に関して、基本的にクリックヒートマップの機能はツールタイプが異なってもほぼ確実に備わっています。一方、マウスヒートマップやアテンションヒートマップはツールタイプが異なれば備わっていないケースが多いです。また、コストの面に関しては目的によって費用が大きく変わってきます。
目的、機能、コストの3つの要素から最適なヒートマップを検討するとよいでしょう。
代表的なヒートマップにUserHeat(ユーザーヒート)と呼ばれるツールがあります。
無料のヒートマップの中でも知名度が高く、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなどのデバイスにも対応しています。
UserHeatは基本的に無料で利用できるヒートマップツールですが、企業向けの有料版として「User Insight」というものがあります。
User Insightは、通常のヒートマップ機能だけでなく、サイトを訪れたユーザーの動向から属性・組織を分析するなどして、コンバージョン改善までを意識したヒートマップ対応アクセス解析ツールになります。