IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月30日

こんてんつえすいーおー

コンテンツSEO

良質なコンテンツを継続的に発信し続けることで、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンからの集客を狙う手法

英字

POINTコンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、良質なコンテンツを継続的に発信し続けることで、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンからの集客を狙う手法です。
コンテンツSEOはSEOの一種です。目的はWebサイトのトラフィックを増加することです。

コンテンツSEOのメリット

コンテンツSEOのメリットは大きく3つあります。

①ブラックハットSEOに比べて集客力が安定することです。ブラックハットSEOとは異なりサイトの質によって上位表示されることによって、ペナルティによる検索順位の下降なしに安定してサイト集客を維持できます。

②集客効果が長期間維持されます。広告では、情報発信から時間が経過するにつれて集客効果が下がってしまうため、単騎で爆発的に集客することができる。検索エンジンから見込み客を集客してくれるため、長期的に一定の集客を維持することができる。

③長期的に見ると広告よりもコストパフォーマンスが高い場合があることです。長期的に見るとコンテンツSEOは他の広告媒体に比べて圧倒的に低コストで集客することができます。自社で良質なコンテンツをアップし続けることができれば、追加投資の投資なしで一定の集客を狙うこともできます。

コンテンツSEOのデメリット

即効性がなく、効果が出るまでに時間がかかることです。初期段階ではコンテンツ数が少なくのでWebサイトのコンテンツ数を増やすことや検索エンジンに評価されるまでに時間がかかることが理由として挙げられます。
コンテンツの作成にコストがかかるため、良質なコンテンツを自社で作るというになると担当者の労力と時間が必要となり、外注することで費用がかかっています。

コンテンツSEOが注目される背景

コンテンツSEOが注目された理由は、大きく3つあります。

①インターネットの普及による人々の購買行動の変化
従来と異なりユーザー自身が情報を取りに行くことが増えた、プッシュ型→プル型に変化しつつあると言われています。そのため、コンテンツの質が重視されつつ傾向にあります。

②インターネット上には情報が溢れかえっている
現代のインターネットには情報が洪水のように溢れかえっていると言われています。
消費者は膨大な情報の中から興味のある情報を見ようとする傾向にあります。企業から一方的に送られてくる情報は以前ほど有効ではなくなったと言われています。

③Google検索エンジンの評価がコンテンツ重視になった
以前までは、ブラックハットSEOと言われる検索順位向上のために外部リンクの購入などがおこなわれていました。コンテンツの質はそこまで重要視されていなかったため、Googleはリンクの購入を嫌い、パンダアップデートやペンギンアップデートと呼ばれるアルゴリズムの変動をおこないました。この変動の結果、コンテンツの品質が重要視されることになりました。

コンテンツSEOとコンテンツマーケティングの違い

コンテンツマーケティングとは、ブログ記事やソーシャルメディア、Webサイトなどにおいて、有益で価値あるコンテンツ制作・配信することによって、潜在的な顧客を引き寄せ、最終的には利益に結びつく行動を促すためのマーケティング手法です。
具体的には、惹きつける、顧客になってもらう、定着させるの3段階があります。

コンテンツSEOはあくまでSEOなので、自然検索流入が目的のマーケティング手法です。
つまり、コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの中の一部であるといえます。

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コンテンツSEOの使用例

「良いコンテンツのアイデアが浮かばない」

良いコンテンツのアイデアが浮かばない場合は、競合を参考にするのも効果的と言われています。競合をみるときは、①内容②競合の良いところ③写真や図の活用法④設定されているタグの種類、といった点に注目してみることで自社コンテンツに活かすことができるでしょう。
多くの競合サイトをみることによって、良いコンテンツのアイデアを蓄積することができる。

「良いコンテンツだと思うけど、なかなか検索順位が上がらないね」

コンテンツSEOをやる上で、検索ユーザーの視点でコンテンツを作ることは非常に重要ではありますが、それと同じくらい検索エンジンの視点を知ることも重要です。
つまり、どのようなサイトが評価されるのかを知ること、具体的にはGoogleアルゴリズムについて知ることが重要です。

「コンテンツの質のチェックをしよう」

コンテンツの質をチェックをする指標をして、検索順位の高いコンテンツの他に、滞在時間の長いコンテンツはいいコンテンツと言われてます。
一般的に、日本成人の平均の読書スピードは分速500字程度と言われているので、約2500文字程度のコンテンツであれば、4.5分ほど見られていると良いコンテンツと言われてます。
また、コンテンツの文字の分量は2000文字程度が良いと言われています。

コンテンツSEOに関係した気になる話題

コンテンツSEOをやる上で最重要なGoogleアルゴリズム

Googleアルゴリズムとは、Googleが検索キーワードに対する検索順位を決定するためのリールを意味します。アルゴリズムとは、サイトの検索順位を自動で決めるための計算方法(プログラム)を意味します。
Googleアルゴリズムによって、キーワードに対する検索結果の自然検索の表示順位は変化します。

コンテンツSEOに影響を与えるGoogleアルゴリズムのペンギンアップデート

ペンギンアップデートとは、Google検索結果の品質を高めるために実施している検索アルゴリズムアップデートの名称です。
具体的には、Googleの品質ガイドラインに違反したブラックハットSEOを行なっているサイトを検索上位から排除し、ホワイトハットSEOを行なっているサイトを検索結果の上位に表示することでユーザーが求めている情報を提供しています。

したがって、ホワイトハットSEOを行なっているサイトと評価されれば検索上位に表示され、訪問者数を増やすことができます。

コンテンツSEOに影響を与えるGoogleアルゴリズムのパンダアップデート

パンダアップデート(ファーマーアップデート)とは、Google検索結果の品質を高めるために実施している検索アルゴリズムアップデートの名称です。
具体的には、質の低いコンテンツを持つサイトを検索上位から排除し、より質の高いコンテンツを持つサイトを検索結果の上位に表示することでユーザーが求めている情報を提供しています。

したがって、良いコンテンツと評価されれば検索上位に表示され、訪問者数を増やすことができます。

コンテンツSEOの流れを加速させたブラックハットSEO

ブラックハットとは、あるWebページをGoogleのガイドラインに背いて不正に検索結果の上位に表示させようとする手法のことをいいます。
Googleはアルゴリズムによって質の高いページを検索結果の上位に表示させようとしますが、ブラックハットは、そのアルゴリズムの穴を利用することで本来の検索結果の順位よりも高い順位を得ることを目的とします。

通常、ブラックハットによって上位にあがったページはペナルティを受けますが、稀に悪質なページと判断されないまま検索結果の上位に表示され続けることがあります。


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