コンテンツ連動型広告とは、ユーザーが見ているコンテンツの内容に連動して、ユーザーの興味関心に合わせた広告を表示できる仕組みのことです。検索サイト以外のニュースサイトやブログ、メディアサイトなどに掲載することができます。
検索連動型広告と同様、ユーザーがクリックをすると費用が発生するクリック課金型の広告(PPC)です。また、以前にサイトに訪れたことのあるユーザーに向けて広告を配信する「追跡型広告」もコンテンツ連動型広告のひとつです。
代表的なコンテンツ関連型広告には、Google AdWardsのディスプレイネットワーク・Yahoo!プロモーションのYDNなどが挙げられます。
クリック課金型広告とは、クリックされるごとに課金される広告のことで、Pay Per Click(PPC広告)とも呼ばれています。テキストや画像バナーに含まれた広告をクリックして、リンクされたページに飛んだ瞬間に広告料金が発生する仕組みです。
コンテンツ連動型広告の特徴
コンテンツ連動型広告の特徴は主に3つあります。
・幅広いターゲティングが可能
性別や年齢などの基本的な情報に加えて、ユーザーの興味・関心を絞り込んでターゲティングできます。潜在顧客にアプローチできることに加えて、プレースメント(掲載するサイトの指定)も可能です。
・無駄なコストの削減(クリック課金)
検索連動型広告と比較して、クリック単価自体が安く、1クリックあたりで料金が発生するクリック課金なので無駄なコストは発生しません。
・豊富なコンテンツが配信可能
バナー画像、テキスト広告、動画広告、レスポンシブ広告など幅広く配信することができます。動画広告のみ、クリック課金型広告ではなく、インプレッション課金(CPM)広告となっています。
コンテンツ連動型広告のメリット
コンテンツ連動型広告のメリットは、主に2つあります。
・クリック単価が安い
クリック単価はオークション形式が決まりますが、広告枠が豊富です。結果的に競合と枠を取り合うことは少なく、クリック単価は安くなります。
・潜在顧客にもアプローチできる
検索連動型広告は見込み客向けのアプローチに対して、コンテンツ連動型広告は幅広く、潜在顧客にアプローチすることができます。商品にまだ興味を持っていない段階での訴求になるので、主に認知が目的のブランディング活動に適しています。
コンテンツ連動型広告のデメリット
コンテンツ連動型広告のデメリットは主に2つあります。
・運用にコストがかかる
運用する際は、バナー画像を用意する必要があります。バナー画像は一度作成したら終わりではなく、広告の効果を維持させるために、改善・修正を繰り返す必要があります。改善・修正に費用が発生する可能性があります。
・コンバージョン率が比較的乏しい
コンテンツ連動型広告は、「潜在顧客」に対してアプローチできますが、潜在顧客からすぐにコンバージョンが発生する可能性は低いです。主に「見込み客」に向けて広告を配信する検索連動型広告と比較して、コンバージョン率は低いです。
検索連動型広告との違い
検索連動型広告とは、ユーザーがYahoo!やGoogleなどの検索エンジンで、あるキーワードで検索した際に、そのワードに関連して表示される広告のことです。主にリスティング広告の1つとして使用されます。
コンテンツ関連型広告と検索関連型広告は主に目的や特徴が異なります。コンテンツ関連型広告は、認知やブランディングなど、潜在顧客に対してアプローチする場合は有効な手段です。また、テキストや画像、動画などで幅広い手段で広告を配信することができます。
検索関連型広告は、主に見込み客からのコンバージョンを目的としています。テキストのみで表示されることになるので、コンテンツ関連型広告と比較して表現の自由度は低いです。
「コンテンツ連動型広告」を調べた人はこの用語も調べています
「コンテンツ関連型広告は、テキスト以外の広告も配信できます。」
リスティング広告と異なり、画像や動画など、幅広い訴求をおこなえます。
「認知度を向上させるならコンテンツ連動型広告の方が適している」
潜在顧客に対して訴求できるので、コンバージョン数の向上は難しいですが、ブランディング目的に適しています。
「コンテンツ連動型広告ってリスティング広告のことですか?」
リスティング広告は、検索連動型広告とも呼ばれています。アプローチする場所や目的が異なります。
「コンテンツ連動型広告は課金方式は何ですか?」
クリックされることで課金されるクリック課金型です。
インターネット広告の課金方式には、ほかにも、枠掲載型、インプレッション保証型、成果報酬型などがあります。
代表的なPPC広告
PPC広告の中で、主に知名度が高いものが下記になります。
・検索連動型
Yahoo!プロモーション広告、GoogleAdWords、Indeedなど
・SNS広告
Facebook、Instagramなど
・バナー広告
Yahoo!プロモーション広告、GoogleAdWords、nendなど
検索エンジンでのユーザーの滞留時間は短い
検索エンジンでユーザーが検索に費やす時間は、総閲覧時間の約5%だと言われています。ユーザーは検索エンジンの検索結果よりも、Webサイトやコンテンツを閲覧している時間のほうが圧倒的に長いです。
つまり、検索連動型広告よりもコンテンツ関連型広告の方がユーザーの目に入る機会や時間が長いという特徴があります。
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